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Day0
「もう、こんな家いや。出ていきたい…」
そんな、返答がくるはずもなかったひとりごとに、返答が返ってくる。
「じゃあ、出ていってみる?」
しばらくの間、沈黙が流れた。
その沈黙に耐えかねた澪が話し出す。
「どこにだって、ついていってあげる」
「なんで、そんなこと…」
「だって、世界でたったひとりの、誰よりも大切な『親友』のためだからね」
その言葉の半分は、本心なのだろう。
けれど、残りの半分は…
「そう言って、自分のためなんでしょ。」
「さあ、どうだろうね?でも、おれは咲が出ていくならついていく。それは、事実」
「そう…。じゃあ澪、お願い。」
「私をここから連れ出して。」
take me outside
私を外に連れて行って




