表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集〜闇夜光路〜  作者: 破魔 七歌 


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/6

四月一日






スタートライン

一歩超える

静かな校庭

誰もいない

引かれた白線

後ろを振り返る

春の風が吹いて

桜の花びら

粉雪みたい

いつも眺めてた窓際の席

誰かの声が通り過ぎる

白紙のノート

握り締めた鉛筆

言葉にすれば

届くんだろうか

誰かに 誰かに

誰もいない校舎の廊下

リノリウムの床と上靴の底が擦れる音

雨粒の跡と

誰かの足跡

そっと階段を降りる

下駄箱に手紙とか

思い出とか

指先をみつめる

曇り空みたいな不安

雨上がり

ローファアが冷たい 足先に感じた

ガラスの扉を開くと

窓際に吹いていた春の風が

後ろ髪を靡かせる

少し冷たいような温かいような

グラウンドに転がるボール

雨が流れた跡がみえる

四月

嘘じゃない

また今日も見上げていた空の向こう

雨上がりの空

校舎の時計が動いてる

まるで歩みださないといけないような

一歩

またスタートラインに立つ

踏み越える

歩き出した

春の風にスカートの裾が揺れて

肌に触れるのを感じた







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ