詩集〜闇夜光路〜

夜霧と薔薇

あの日にバイバイ

転げ落ちる日々

今日だってバイバイ

膝打って　擦り剥いて

疲弊して力尽きる

身体が倒れる

風前の灯火

灰（ハイ）になって見つめる

人生の回想シーン

夢みたいに回る回る

幻（リアル）……

空っぽなんだ　

空は青いのに

誰も居ないんだ　

黒い黒い夜の果て

ぼっち　ツマハジキ　自分で選んだ？

なんにもないな　

だって　ヒトリヨガリ　唯一無二の時間？

oh……　良いな　それ　確かに

oh……　神かがりかも　虚無な世界線

悪魔みたいな心臓　

握り潰して

グサグサと抑圧から

解き放って　

血の巡りを良くしちゃう

しぼりたての血液（トマトジュース）

飲み干したくて　吸血鬼（ヴァンパイア）

齧りつきたくて　不死者（ゾンビ）

丸ごと呑み込み込んで

痛い想いをする

脳と身体に縛られた　

永久牢獄

毎日（いつも）のことだよ？

幼気さが憑依して

涎（ヨダレ）を垂らす

何が言いたいのか分からなくなって　

退廃したいな　

それっぽい感じで

吐いちゃいたいな　

ポッカリ空いた心の穴

興奮と絶頂で埋め尽くしたくて

夜に覚醒した人形みたいな　

虚ろだった私（うつわ）

腐敗して遺体　

ベッドの上に横たわる

連絡来なくなって　レス　答え無くして崩壊

当然デスって　顔　見せらんなくて泣いた

真っ黒い夜に浮かんだ　無垢な心情

貴方の羽根を一枚ちょうだい

握りしめて泣いて

幻みたいに消え去る

虹色瑠璃（しゃぼん）玉

終わりのない毎日が再生する

誰にも見られない　いつものことだよ

生きるのって　バラバラになる

棘が刺さって　赤い血に染まる花弁