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小説ネタ集  作者: うしろ
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天狗青年

和歌山県の寒村に住む青年が異世界召喚される。

とある王国が勇者召喚を行ったのだが、青年は魔力無し・スキル無しで即効、王城から追放される。


王都を歩いていると、フラフラと引き寄せられる様に、とあるボロ小屋の中に入っていく。

そこには老婆が座っており「長生きするもんじゃわい、面白い者が現れたのう」と言って青年を手招きして対面の椅子に座らせる。


そして老婆は両手で青年の右手を握ると気合一発「フンッ」

すると青年の体が焼ける様に熱くなる。


暫く悶えた後、漸く熱が引く。

青年は老婆に文句を言おうとしたら、老婆は居なくなっていた。


---- 設定裏話 ----

老婆は実はこの世界の神。

時折人間界に顕現しては人間生活を楽しんでいた

---- ---


小屋を出ると、別世界が広がっていた。

いや、同じ世界なのに、感じ取れる情報量が大幅に増えていたのだ。


視覚聴覚嗅覚、以前は感じ取れない事まで感じ取れる。

最初は戸惑っていたが、次第に慣れていく。


そして聞こえてくる会話から冒険者ギルドの存在を知り、日銭を稼ぐために冒険者ギルドに登録すことにする。

冒険者らしい装備をした人物を見つけだし、後を付いて行く。


冒険者ギルドの建物に入り、受付で無事、冒険者となる。

そこでも謎水晶で魔力無し・スキル無しと鑑定され、残念な冒険者と認定される。


この世界、誰しも大なり小なり魔力を持ち、なにがしかのスキルを保有している。

両方全くないのは前例の無い事なのだ。


取り合えず初心者用依頼の薬草採取を受ける事に。

歩いて半日くらいの場所にあるので、昼近くの今から行くと手遅れなのだが、場所だけ知りたいと思い出かける。


---- 設定裏話 ----

ギルドが赤字なのを承知で初心者育成用に常時初心者用依頼している。

薬草採取場所はギルドが管理しており、中級冒険者が定期的に夜間に薬草を植えたりしている。

---- ----


城壁の門番に挨拶して王都の外に出る。

薬草採取場所のだいたいの位置をギルドで聞いているので、日が落ちる前に帰って来れる様に走る。

と、情景が一変。


まるで新幹線に乗っているが如く、風景が後ろに流れていく。

高揚した気分は今なら空だって飛べる気がする、と足に力を入れて跳躍する。


なんと空を飛べるでは無いか。

自分の意思で右に左に、上に下に。


地面に降り、なぜこんな事ができるのか考える。

そういえば、村にある伝説が語り継がれていたのを思い出した。


曰く、村人のご先祖に天狗がいたと。

村人が傷ついた天狗を介抱した所、その天狗はその村に住み着き、神通力を以って村を守り、子を成し、富をもたらし、寿命を果たしたと。


異世界に来て、天狗の血が覚醒したに違いない。


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