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小説ネタ集  作者: うしろ
43/90

神徒転生

世界には四つの教会が在る。

人族の東方教会、獣人族の西方教会、エルフ族の南方教会、魔族の北方教会。

いずれも神徒が設立し、四人の弟子に託した教会である。

自分の死後、神の教えを広く布教するために、弟子達に教会を任せたのだ。


当初は愛弟子同士の交流によって仲良く回っていたものの、愛弟子達の死後、長い年月によってそれが無くなり、次第に教会同士の正統争いになった。

そして人々は同じ種族に集まりたがるもの、それが高じて他種族の対立へと発展していく。

また教会内部においても、派閥争いで混迷を極めていた。



そこに神徒が転生した。

魔族と人族の混血の父と、獣人族とエルフ族の混血の母から生まれた元神徒。

四種族の血が10回混じり合った時に生まれ変わる様に術を施したのだ。

しかし予想より1000年も経った後だった。


教会同士の対立、種族間の戦争に嘆く元神徒。

なにより、混血の子を殺せと宣う教会に憤る。


自分が住む村は四種族から迫害を受ける混血の人々が住む村だ。

長い、長い放浪の末にやっとたどり着いた安住の地。

混血の者を徐々に受け入れ、やがて大きな村となるのだが、その地に隣接する領主にその存在を知られ、村は壊滅する。


父と母を殺され、襲ってきた兵士を全員皆殺しにして生き残った元神徒は教会を滅ぼす事を決意する。

四教会が保有する四種の神器を取り上げるのだ。

教会の力の源泉は、神器の発する神気と奇跡だ。

金剛杵

金剛杖

金剛鈴

金剛珠


では、なぜ教会は混血者を殺そうとするのだろうか。

それは予言の書に記されている「混じりの子は幸いである、汝に祝福を与えん」という記述が、教会教徒の純血主義者の怒りを買っていたのだ。

それ故、純血主義者は時間を掛けて教会を支配し、そして混血者を排除したのだ。

予言の書は神徒直筆であるにも関わらず偽書指定となっており、その存在を知る者は上層部の極限られた者達である。

(直筆故に焚書とまではならなかったが)



神徒の四つの教会を滅ぼす旅が始まる。




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教祖と書くとなんか怪しげな宗教団体に見える・・・

密教とは関係ありません、ええ本当に。

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