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小説ネタ集  作者: うしろ
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井戸掘り

ナーロッパ世界。

異世界転移してなんやかんやで村にたどり着く。

そしてなんやかんやが有って、仮ではあるが村に居ても良い事になる。


両親を亡くし一人暮らしの野郎の家に居候となった。

(女性の家に居候なんて常識的に考えてあり得ないだろ~、なろう作家さんよ~)


朝早くに叩き起きされて共に畑で農作業。

共にバケツの様な桶で何度も川に行って水を汲み、畑に水を撒く。

川は何十年に一回くらいの割合で氾濫するらしく、それを回避する為に川から少し離れた小高い場所に村と畑があった。

そして村には水場は無く、少し離れた所の川から水を運んでいた。

水を運んでいる時は、手が千切れるほど痛い。


という事で水汲みが楽になる様に改善する事にした。

昔、時代劇で見た、棒の両側に物を吊り下げて棒を肩に担ぐ(現代訳:棒手振り)のを真似する事にした。

自分と同じ背丈の棒を譲ってもらい、皮を剥ぐ。

棒の両端に少し窪みを入れてそれぞれ紐を結んで2個の桶をそれぞれ結ぶ。

肩にあたる部分に紐をグルグル巻きして、肩が痛くない様にする。

翌日試してみたら、運べる水の量が倍になった。

肩は痛くなるが、運ぶたびに右肩、左肩と変える事でなんとかなった。

これを見た村人は一斉に真似をし、水運びが楽になった事から、皆から感謝される事となった。



とは言っても、幾ら楽になったからと言って水汲みはやはり辛い。

村に井戸が出来ないか試してみる事にした。


村唯一の鍛冶師に地面に書いた図解のスコップを製作をお願い。

鍛冶師は用途と新しい農具に興味を示し、作ってくれることになった。


元居た世界で得た豆知識、ダウジングをする事にした。

L字の手ごろな枝を見つけ、形を整形。

まずは家をグルグル回って感触を掴む。

同居人に無理を言って農作業を休ませてもらって、村の中を歩き回る。

するとある地点で反応が有った。

逆方向から歩き回ると、同じ地点で反応が有った。

今度は目隠しをして同居人に連れて歩いてもらった。

すると、なんと同じ場所で反応が有った。

これはもう確定かな?



翌日、出来上がったスコップを受け取って、穴掘りを始める。

もちろん、農作業を終わらせて支障の無い無いようにだ。

元々同居人一人で世話をしていた畑だ。

男二人掛かりなら半日くらいで終わる。

同居人と二人掛りで穴を掘り進めて行く。



凡そ4キュビット(現代訳:1キュビットは凡そ30cm、4キュビットは凡そ1.2メートル)

土を持ち上げるのが辛くなったので、連滑車を使用。

連滑車は物理の時間に教わった物だ。

櫓を作って定滑車を設置し、動滑車と紐を2回グルグル回して定滑車に固定(現代訳:これを4連滑車という)。

これで1/4の力で持ち上げる事が出来る。

掘る役、土を引き上げる役に別れて穴を掘り進める。

土の層を抜け、砂利の層を抜け、砂の層を抜け、粘土の層を抜け、やがて湿った砂の層にたどり着いた。

ここまで12日掛かって凡そ20キュビット(現代訳:6メートル)。

徐々に水が染み出してきた。

掘った穴が崩れない様に石堤で補強しながら水が湧き出るのを待つ。

更に7日待って湧き出た水が澄んだ事によって井戸掘りが完成。

川まで行かなくても水を確保する事が出来た。



井戸を見た村長は、人手は出すので村の反対側にも井戸を作る事を指示。

同じようにダウジングして掘る位置を決める。

村人が代わる代わる穴掘りをした事で4日で水が出る層にたどり着いた。

無事、水が出る事にホッとする。

もし出なかったら絞殺されたかもしれないと思っていたから。


水問題が片付いたので、村を挙げて農地の拡張を始める。

今まで次男三男は成人したら村を出て行かされたが、新たに開墾する農地が割り当てられる事に。



井戸の噂を聞きつけた近隣の村々の村長が、井戸を掘って欲しいと依頼しに来る。

村長が色々と交渉(農作物寄こせとか嫁寄こせとか)して井戸掘りする事に。

やがて一帯は豊かな農地となった。



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ダウジングは科学的(統計)に否定されてるけど、この世界では効果が有るものとする。


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