ことわざを売る少年
ナーロッパ世界。
各地を放浪し、様々な人々に出会う。
なぜか頭に思い浮かぶことわざ(地球のことわざとは知らない)を商人・冒険者・軍人などに売る。
商人 :時は金なり。
朝、出発の時、一緒に歩こうとする商人に向かって。
「これはつまり、一日をお金で買うのです。
商人さんの年の売り上げは幾らでしょうか?
あぁ、言う必要はありません。
それを年間日数で割って下さい、それが一日あたりの売り上げとなります。
そうですね日商とでもしましょうか。
ここから隣町までは徒歩で三日、馬車で二日と仮定しましょう。
馬車で移動すれば一日余分に商売が出来る、つまり一日分の日商が有るという事です。
では馬車代は幾らでしょうか?
商人さんであれば日商の方が高いと思います。
目先の損失に拘り馬車で移動すれば、結局はより多くの売上の機会を見逃しているのです。
これを機会損失と言います。」
ショックを受ける商人。
が、気を持ち直し、少年に貴重な格言を頂いたと謝礼を渡し、さっそく馬車での移動にするのであった。
冒険者:一芸に熟達せよ。多芸を欲張るものは巧みならず。
宿屋の食堂で、相席になった冒険者が嘆いていたのを見て。
軍将軍:彼を知り己を知れば百戦殆からず。
間者容疑で捕まったが容疑が晴れ、たまたまそこにいた将軍に向かって。
商人 :売り手良し買い手良し世間よしの三方良し。
旅資金が不足し、領都の悪徳商人と噂の商人に会いに行く。
役人 :上司の弱点を指摘してはならない。
酒場にて、やけ酒を浴びる役人に。
皇太子:いさめてくれる部下は、一番槍をする勇士より値打ちがある。
船旅で、身なりの良い旅人(多分上級貴族)が配下の苦言に眉をひそめていたので。
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本当は必要経費を引いた一日あたりの利益と比較するべきなんですけどね。
あと、なんか異世界人を無能にしているような・・・




