魔の森の禁忌
嘗て世界中に住んでいた妖精とエルフが、今は魔の森と言われる大森林のみに住んでいる。
奴隷狩りに会い、数を減らし、魔の森以外は絶滅してしまったのだ。
大森林は直径450Kmほど。
人間たちは希少価値の妖精とエルフを蒐集しようと魔の森に入る。
森の木を切ろうとすると毒蜂が襲い掛かる。
妖精とエルフを捕獲・殺害しようとすると毒蟻が襲い掛かる。
魔の森に面する国々が魔の森に侵攻したが、尽く毒蜂に襲われて一名も生還せず。
そして魔の森に侵攻した国々は、神の怒りで首都が直径1kmのクレータに。
やがて人間たちは世界中の木々を伐採し尽くし、魔の森の木々を欲する。
権力者たちはエルフの不老不死(実際は違うが)の秘密を知らんが為にエルフを切望する。
何度か魔の森に侵攻したが、その度に神の怒りで国が滅んだ。
科学が発達した現代、航空機・戦車で侵攻するも雷で全壊。
侵攻した国々の首都が隕石落としで直径20kmのクレータに。
宇宙進出を果たした人間たちは、自分たちに逆らう魔の森の消滅を図る。
核弾頭ミサイル、核巡航ミサイル、核砲撃、これらによって魔の森が消し飛ぶ。
喝采を上げる人間たち。
しかしそれは、人間たちの裁きの始まりだった。
大地が割れ火山が噴火し、地震が起き津波が押し寄せる。
海に、山に、平原に。
やがて星の地表が裂け始め、マントルが噴出する。
地表は500度の高温となり、海の水は全て蒸発し、地獄の業火と化す。
僅かに宇宙に逃れた人間もいたが、安堵するのはまだ早かった。
星の隅々に亀裂しマントルが噴出した後、爆発したのだ。
そして全ての人間は滅んだ。
自分たちの行いに後悔しながら。




