キンキンに冷えたエールを無限に出すスキルを持って転生
ナーロッパ世界
なぜかキンキンに冷えたエールを無限に出すスキルを持って転生。
見たこともない森。
こんなスキル使えねーと思っていたら、4メートルはある熊?らしき獣に襲われる。
もうダメと言う時に、口めがけてエールを放水。
熊?エールをごくごくと飲み始める。
放水を止めると、熊?は前足を口にパタパタさせるので、放水を始める。
やがて熊?がごろんと寝転がったので放水を止める。
後ろに後退り、距離を置いてから一目散に逃げる。
暫く走って、熊?が来ない事を確認し、日が暮れたので、木の陰に簡単な寝床を作って就寝。
朝起きたら、熊?が顔を舐めていた。
驚くが熊?が顔をゴツゴツと擦り付けてくる。
まるで猫の様だ。
ひょっとしてと思って、エールを出すとごくごく飲み始める。
放水が終わると、また顔をゴツゴツと擦り付けてくる。
懐かれてしまった。
取り合えず命の危険は去った様だ。
森を出ようとするが、熊?が後を付いてくる。
馬代わりにならないかと思って熊?の背に乗ったら、てってけてってけ駆け出していく。
あっという間に森を抜けて平原に出た。
「歩け歩け」というと、主人公を乗せたままのっしのっしと歩く。
熊?の言葉は判らないが、意思の疎通は出来そうだ。
やがて土道に出たので、土道を歩いてもらう。
暫くすると、何やら集落と門みたいなのが見えてきた。
遠目にみると、何やら人々が慌てている様子。
人の顔が判別するくらいに近づくと、兵士らしき人たちが剣やら槍やらを構えている。
熊?を警戒しているようだ。
熊?から降りて大声で安全をアピールする、言葉は通じるのだろうかと思いながら。
そしたら向うの兵士から「本当か?」「大丈夫か?」「証拠を見せろ」が聞こえた。
という事で、熊?にぶっつけ本番の芸をさせる事にした。
お座り
お手
お代わり
ごろんと廻って
頭ナデナデ、首元をごしごし
むしろ猫と言うより犬のようだな。
見るからに下っ端兵士が近づいてきて、安全確認の会話をする。
するとこの熊?、暴君熊と呼ばれて金級冒険者10人でやっと討伐するくらいの狂暴・凶悪な魔物と知った。
お前そんなに有名なのかと言いながら頭をなで続ける。
門の詰め所でひと悶着あったけど、なんとか町の中に入る事が出来た。
暴君熊を外に待たせて冒険者組合で冒険者登録し、暴君熊を魔獣登録し、受付嬢に手持ちの金目の物を見せて相場を聞き、質屋で金目の物を換金し、宿屋で宿泊の前払いをし、馬屋で暴君熊を休ませ、部屋で金策を考える。
エールを売るか、でも暴君熊がなつくくらいの洗脳効果があったらヤバイな。
冒険者定番の薬草採取は暴君熊の一回分の食費にならないし。
やっぱり魔獣討伐にするか。
暴君熊がいるし。
という事で魔獣使いとして活躍していく。




