冒険者組合
初心者受付のほうに来たのだが、ルッキーは順調かな?
「...だから保護者はいないってば!」
「ですが、冒険者登録には...。」
なんだかもめてるみたいだな。
「だからぁ!」
「その...ルッキーはなにをぶつぶつ言っているのだ。」
「マ、マソ!」
「ルッキーさんの保護者様でしょうか?」
「い、いや違うよ!マソとはついさっき出会った...その......友達だ!!」
「お、おうぅ(友達...)。」
「マソさんはルッキーさんのお友達ということでいいです。」
なにがいいのだか。
「ではルッキーさんは黙ってて、マソさん。」
「え、ちょっ。」
「は、はい。」
なんだか強引に話が進んでるような...
「ではマソさん...ランク3ですか。なら大丈夫です。ルッキーさんの冒険証を発行します。」
「ルッキーのために念のため冒険ランクについて話してやってくれないか?」
「はい、ルッキーさん。冒険者はどのような仕事をするかわかりますか?」
「えぇと、主に魔物を倒したり依頼を受けたり、あと困ってる人を助けることですかね。」
「だいたいあってます。ではランクについては?」
「ランクはあまりわからないや。」
「ではまずそうですね、マソさんのランクは3です。3は簡単に言うとそこそこ強い冒険者で、ランクは強い順で0~7まであります。7は初心者、6は初心者卒業レベル、5は中程度の冒険者、4はリーダー格の冒険者、3は強い冒険者、2はかなり強い冒険者、1はヴァ―ナ様と同等の冒険者、0はこの冒険者組合の創始者です。」
「なるほどなるほど。」
「0というランクがあったのか、ちなみに創始者さんのお名前は?」
「えぇと確か...エマード・マテラソン様だったと思います。」
「へぇ。」
「ずいぶん興味なさそうだねマソ。」
「あ、そうだ。そういえばルッキーは魔法使いにもなりたいそうなんです。」
「そうですそうです!私魔法使いと冒険者を両立したいのです。」
「魔法使いですか...現在魔法使いは人数が少なく多くの魔法使いは出払っててしまい、教える人が...。」
「あ、一応自分魔法使いもやってます。」
「ふぉえ?ランク3で魔法使い?」
「あっはい、魔法使いのことなら多少なら教えることができます。」
「凄いですね。まほ使いも兼用してるのなランク2でもいいような気が...」
「ランクは3がいいので、今のところ昇格予定はないです。」
「そうですか...ではルッキーさんの魔法使い、どうせなら冒険者としてもいろいろ教えてください。」
「じゃあこれからいろいろよろしくねマソ!」
「なんか巻き込まれた気もしなくはないがまぁそうだな、これからよろしくルッキー。」