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027 リストラ
これは花の話である
私は花を眺めていた
別に私は花を好きなわけではない
むしろ今まで花を愛でたことなどないと言えるだろう
だがそんな私でも長く生きていれば花を愛でたいと思う日があるのである
その花は道端に咲いている花であった
雑草にまみれた中に咲いているため誰かが管理しているものでもないし花屋で売っているような花でもないのだろう
花は白かった
何故白いのかわからない
しかしずっと花を見ていると花は黒くなる
それは花が黒くなったわけではなく辺りが暗くなっただけである
そして花は再び白くなった




