コミュ症
僕の名前は【姫川 壱夏】 (ヒメカワ イチカ)
高校生1年の男子だ!
僕は、同級生の男子達に虐められていた。
理由は、よく分からない、、、
僕が、人見知りで
あまり自分の意見を発言しない所が、気に入らないらしい。
そんなのは、僕の勝手だ!
アイツらこそ、自分達の意見を人に押し付けるが、、、
そんな事を僕がすれば、やられた方に不満が溜まり
どうせ、殴ってくるくせに身勝手すぎる。
それに比べれば僕は、正しいと思う。
人に意見もしないし。押し付けもしない。
しかし、そんな僕をアイツらは、、、
気に食わないらしく、必要以上に絡んでくる。
今日の放課後もアイツらからの呼び出しが
かかっているが、僕は行かない。
行ってもいいが、面倒なだけなのだ、、、。
最初の内は無理やり連れて行かれたが
僕が怒り。
アイツらをボコボコにすると、、、
次からは、助っ人を呼ぶ様になった。
1つ言っとくが、、、
僕は、喧嘩が弱いわけでは無い。
ただ、ただ、極端に人見知りなだけなのだ!
だから、アイツらの呼び出しは
一度、家に帰ってから助っ人の時間に合わせて呼び出される。
もう、、、やめてくれ!
高校に入学してから
もう、3ヶ月になる。
そんなに長い時間、絡まれるとも思ってなかった。
何かアイツらが諦めてくれる方法は無いかと
最近はいつも、考えている。
僕は、極力人と関わりたく無いのだ。
アイツらも喋らない僕に、そんなに絡んで何が面白いのか分からない。
学校が終わりアイツらが、現れた。
「おい!今日は、ちゃんと来いよ!!!」
「・・・・・・・・・。」
「来なかった!迎えに家まで、行くからな!」
「・・・・・・・・・。」
それを伝えると奴らは、居なくなった。
そう、僕の家は奴らにバレているのだ。
だから、行くしか無い。
それは、分かっている。
しかし、面倒臭い!
僕は、どうにかならないかと頭を抱えながら家に帰った。
家に帰ると、、、
姉貴が居たので、どうにかならないか相談すると
「簡単な話しだろ!」と言われた。
僕は、どうすれば良いのかを聞くと、、、
「アンタが人と話す様にすれば、良いだけだろ!」
何とも安易な考えだ!
そんな事が出来ていれば、今の状況にはなっていない。
それが、出来ないから困っているのだ!
「てか、何でアンタは家族としか話さないの?」
「何でと言われても、、、家族以外と話す必要がないからだ。」
「いや!あるでしょ!?」
「なに?」
「授業で、分からない所を聞くとか、、、」
「授業を聞いていれば分かるし。」
「休んだ時は、どうしてるの?」
「教科書を見れば分かる。
それでも、分からない時は先生に聞く。」
「それを友達に聞けば良いじゃない。」
「友達なんて居ないし。
何故!?自分より頭の悪い人に聞く必要があるんだ?」
「それは、、、。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「アンタって、、、頭いいの!?」
「え、、、あ、うん。」
「どのぐらい?
学年で10位以内とか?」
「普通に1位だけど、、、。」
「い、、1位、、、!
アンタ学年1位なの?」
「そうだけど、、、。」
「アンタ、もっと良い学校行けたでしょ!
何で今の高校にしたの!?」
「近いから。」
「ああ。そう、、、
でも、もっとレベルの高い学校なら嫌がらせなんて受ける事もなかったのにね。
失敗したわね。」
「いや、失敗では無い。」
「何で?どう考えても失敗してるでしょ!」
「いや!他の学校になると、、、
通学時間が長くなり。
バスとか電車で人に関わる可能性が増えるから、今の学校がベストだ。」
「、アンタ、、、そのコミュ症は病気よ!」
別になりたくて、なった訳では無い。
「逆に何で皆んなが、そんなに話す事があるのかが分からない。
とくに女子なんて、初対面の人とも普通に話すよな!」
「そうね。女の人は基本的に
お喋りな人が多いかな、、、」
「ああ、母さんの知り合いも姉さんの知り合いも初めて会うのガンガン質問して話しかけて来るし。
僕には、理解ができない。」
「そうね。
女の人は、皆んな仮面を付けてるからね。」
「仮面?
そんなもん付けてる奴、居ないだろ!」
「いるわよ。
皆んな付けてるわ。」
「え!?姉さんも?」
「ええ。」
「母さんも?」
「ええ。」
「分からん!?
どう言う事か、教えてくれ!」
その仮面を付ければ自分もコミュ症が治る。
かも知れないと期待した。
「いいわ!教えてあげる。アンタ勉強は出来るのに、そう言う所は鈍いのね。」
「ほっとけ、、、。」
「化粧よ!」
「化粧?」
「そう化粧!
化粧と言うのは、女性を綺麗にするだけでは無く。
自信を持たせ、積極的にするのよ。」
「なぜ?」
「そうね。簡単に説明をすると、、、
ヒーローやテーマパークのキャラクター達を思い浮かべて、、、」
「うん。思い浮かべた!」
「あの喋りや動きを生身でやるのは、誰でも恥ずかしいの。わかる?」
「何となく、、、」
「でも、着ぐるみ。仮面を付ける事で恥ずかしく無くなるのよ!
それと同じ効果が化粧には、あるの。」
「なるほど!
では、僕も化粧をすればコミュ症は治ると。」
「それは、分からないけど、、、
今よりは、マシになるかもしれないわね。」
知らないけど、、、。
「分かった!なら、化粧をして
僕!アイツらに会って来る!」
「アンタ本当に、、、学年1位?
まぁ、いいわ。
私が協力してあげる!」
こんにちは、国語力0点です。
こちらの作品は、ゆっくりと投稿して行くつもりです。
「面白かった!」
「続きが気になる、読みたい!」
「今後どうなるの?」
と思ったら
下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願い致します。
面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!
ブックマークもいただけると本当にうれしいです。
何卒よろしくお願いいたします。