守護霊は伝説の英雄 (テスト投稿)
初めまして、人生初投稿なので駄文ではありますが、読んでいただき感想という名のご指摘を頂けるとうれしいです。
正直、短編にすらなってもいない山も谷も落ちも無い話ではありますが、自分の好きな要素を詰め込んで見ようと思ってます。
~とある亡国の国城跡~
ほんの少し前ならば豪華絢爛の内装を保ち、雪よりも純白で、何物にも傷はおろか穢れ一つ付くことがなかったのが自慢だったの鉄壁の城も、2度にわたる内外からの異形の存在からの攻撃を受けた結果、その栄光どころかその残光すらもなくなっていた。 内装は吹き飛び、壁は僅かに元が白亜であったことを示すほど焦げ付き、城内にも関わらず凄惨な戦いを洗い流すための雨が入り込むほど屋根には穴が空いていた。
そこは決戦の場であった。
すでに戦いは終わり、その場に残っていたのは死がいと思われる何かをに覆いかぶさるように斃れていた正体不明の魔物、後にドラゴンと呼称される魔物の死骸だった。
そこから少し離れた場所にいたドラゴンを倒した栄光の戦士たちの顔には喜びや疲れ、達成感に満ちた顔はなく、ただただ、少しずつ冷たくなってゆく一人の男の周りで哭いていた。
すでに死力を尽くした戦士たちには仲間を助けるための薬や魔術による治療に必要な魔力をすでに使い果たし、援軍を呼ぼうにも連絡手段である狼煙は天からの無情な雨によりかき消されてしまっていた。
戦士たちは口々にこの世を去りゆくしかない仲間に謝罪の言葉を述べたが男は晴れやかな笑みを浮かべ、 それぞれに感謝の言葉を送り、仲間の一人である魔女には彼女への自身の秘めたる想いと願いを伝えこの世を去った。
~10数年後~ とある村の広場で
昔々、あたしたちが生まれるよりもずっと前でパパとママもまだ若かった頃の話らしいんだけど今はもうない国に突然ドラゴンが現れて世界が滅びそうになった時代があったんだって。
そのドラゴンはその国に住んでいた人はたくさん食べてしまって国を滅ぼし、周りの国とか商人とか旅人に大きな迷惑を掛けたわ。
それを解決するために普段は仲の悪い国と国が仲直りして兵隊さんたちを集めて一緒にドラゴンを討伐しに行こうとしたのだそうよ。
けれど最近また国と国の仲が悪くなって治安?というものが悪くなってきているとパパが言ってたわ。
ドラゴンがいた方が仲良くなれるのなら討伐しないほうがよかったのかしら?
話を戻して。
ドラゴンは兵隊さんたちが集まってきたことに気づいてみたいで逆に兵隊さんたちを襲って国をもう一つ滅ぼしちゃったの。
そのせいで、国は考えを変えて兵隊さんを国を守るために使って討伐は気づかれないように少人数による 急襲に変えたの。
それがこの本の主役でみんなも知っている伝説の英雄たち、ドラゴンバスターズの始まり!
彼らは世界中から集められた人の中から更に選ばれた人たちで結成されたチームの一つだったらしいわ。
ほかにも別のチームがいてそれぞれ別々の方面からドラゴンを奇襲するつもりだったらしいけど冒険の途中で力尽きたり、ドラゴンの下にたどり着いても討伐できなかったりと色々あったらしいけどあまり詳しくは聞いたことないわね。
話がそれたわね、ドラゴンバスターズの話を続けましょう!
彼らも冒険に凄い活躍と苦難が待っていたわ。
地面を覆い尽くすほどの数の魔物を退治したり、ドラゴンを倒すための秘術を手に入れるためダンジョンに潜ったり、ケガをしたり、途中ドラゴンに見つかって命がけで逃げたり、仲間とけんかしてチームが解散の危機になったりと大変な目にあったわ。 でもそんな活躍とピンチを乗り越えるたびに絆を深めていて最終的にはドラゴンを討伐したの!
彼らはいろんな種族で結成された5人一組のチームとして珍しくとても仲が良かったチームとしても有名ね。
力持ちで赤く硬い皮膚で敵の攻撃からチームの盾となった「堅牢の防人」リザードマンのセブ、
青い羽根で空を駆け、チームの目となり誰よりも早く動き敵を射貫いた「光速の狩人」ハーピーレディのジュネ、
数多な魔法で敵を殲滅し、チームに光の魔法で生み出した武具を使わせた「魔装の鍛冶師」魔女のミルケー、
傷ついた仲間を癒し、あふれ出る優しさと誠意でもって魔物からも好かれた「奇跡の調停者」神官のエクパス、
そして金色の髪をなびかせ、一瞬のうちに敵を薙ぎ払い、リーダーとして活躍した「閃光の勇者」騎士のスパーク。
彼らの活躍でドラゴンは退治され、世界は平和になったわ。 そのあと、国からたくさんのお宝をもらったバスターズは姿を消したと書いてあるわ。 きっと今も人知れずに旅を続けていて困っている人たちを助けていると思うわ。
ところでね知ってた? 実はね、ドラゴンバスターズにはどの本にも吟遊詩人の歌にも出てこない6人目のメンバーがいたんですって!
ドラゴンとの闘いの途中で死んじゃったから英雄としては有名ではないし、地味ぽいけどその実力は万能ともいえるほど器用で、剣も弓も盾も魔法も英雄たちの次ぐらいの実力の持ち主だったらしいわ! えっ?やっぱり少し地味かも?
失礼ね! たくさんの武器を使えるだけでも十分凄いのに魔法も一人で使える人なんてそんなにいないはずよ。
一人で全部できるなんて格好良いことないじゃあない!? 人に頼らずなんでもできるのは良いことだわ。
あたしも大人になったら何でもできるソロの冒険者になりたいわ! だけど剣も弓も盾も難しいのよね~、道は険しいわ。
それで彼の名前はね「流星の旅人」冒険者のマークって言うの。
え、なんでそんなこと知ってるのかですって?
聞いたのよ、本人から。 そうそう。今はあたしの守護霊として取りついているわ。
これはあたしと守護霊となった英雄との物語。
読んで頂きありがとうございます。 本当に山も谷も落ちも無い話で申し訳ないのですが、いつか本当の意味での短編小説として投稿出来ればよいなと思っております。
みなさんの感想というなのご指導を頂ければ幸いです。