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コメディー

コント「合い言葉から入ったツッコミは木枯らしの中雨宿りして買った年賀状で自転車ではなく舞踏会を当てたいけど、ホットケーキもオルゴールも風鈴も駄目で神のギフトも見放されたサバイバル状況をどうにかしたい」

作者: 本羽 香那


 ボ「どうも合い言葉は『観客に最高の笑顔を』

   のボケです」

 ツ「合い言葉はじゃねえ、モットーだろうが。

   合いの手を入れることを生き甲斐とする

   ツッコミです」

 ボツ「「2人合わせてボッコミです」」 


 ボ「来年の年賀状はもう買ったか?」

 ツ「買ってねえな」

 ボ「なんで買わんのや。

   俺は木枯らしの寒い中、

   雨宿りしながら100枚買ったぞ」

 ツ「買った状況が意味不明過ぎるわ。

   というか100枚買う必要ねえだろ!!」

 ボ「お前夢ないな」

 ツ「なんや年賀状買ったら

   縁起もん3つ見れるんか」

 ボ「一扇二煙草三座頭か。

   そんなちっぽけなもんなわけないやろ」

 ツ「一富士二鷹三茄子や。下手に知識を

   ひけらかすなツッコミにくいわ。

   目的はなんや」

 ボ「勿論商品を当てるのが目的に決まっとるわ」

 ツ「まさかのお年玉年賀状!?

    いや、同じ夢買うなら宝くじ買えよ」

 ボ「宝くじなんて当たるわけないやろ。

   年賀状の方が夢見れるわ」

 ツ「どっちも夢見れねえよ。

   良いとこお年玉切手やろ。

   同じ金を使うんなら宝くじの連番1つと

   単発を20枚買え」

 ボ「いや予算が8500円ピッタリで。

   だから宝くじだと中途半端でさ」

 ツ「予算中途半端過ぎるだろ。

   それでも年賀状100枚は買い過ぎや。

   なんでそんなに景品が欲しいん?」

 ボ「いや欲しい景品はない。

   折り畳み自転車とか現金とか現実的過ぎるし」

 ツ「なら何の景品が欲しいねん」

 ボ「やっぱりここは舞踏会の招待券やろ。

   女との出逢いが欲しい」

 ツ「舞踏会と洒落たこというな。

   というか当たったのが男ばかりやったら

   どうするんや。女を巡ってサバイバルやぞ」

 ボ「それは得意なホットケーキで

   釣るから勝てるで」

 ツ「何処に作る場所があるねん、アホか」

 ボ「じゃあオルゴール渡すとか」

 ツ「それだと仕舞う場所ねぇだろうが」

 ボ「じゃあ鈴とか? でも味気ないし風鈴か」

 ツ「鈴を嬉しい奴何処におんねん。

   あと風鈴は季節感をぶち壊すからやめろ」

 ボ「じゃあ何処で女の出逢いを求めたら良いんや」

 ツ「舞踏会行くなら合コン行けや!!」

 ボ「合コンは79敗0勝や」

 ツ「そんだけ行ってゼロ!?

   神様から女運に関してのギフトを

   見放されていると思うほど酷いな。

   まあ理由は明白やけど」

 ボ「なんやねん」

 ツ「今までのやり取りで分かるやろ。

   空気が読めんところや」

 ボ「ストレートやな。

   こうなったら年賀状で1等当てて

   金で解決や」

 ツ「30万でどうにかなるか。

   それなら尚更宝くじで1当を狙えや」


 ボツ「「どうもありがとうございました」」


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― 新着の感想 ―
いや凄え!これ練習してボッコミとして舞台に立ちたいわぁ〜。しかし本当、よくぞ盛り込みましたね。オルゴールの所をもう少し膨らまして、風鈴に繋げて、バッサリ舞踏会への淡い期待を斬ってやりたいッス。ホットケ…
 漫才って、テンポと、ノリかキレですよね。  テンポよい会話を楽しませてもらいました。  どっちかってゆうとキレ派?
凄い! ちゃんとキーワードを全部使ったうえで、漫才にしている! お見事です( ˘ω˘ )
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