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9日目:てすと!?

主人公は精神が肉体に引っ張られてきている状態です

元々女っぽいわけではありません

ユウカとの鍛錬の後、案の定筋肉痛になっていました

俺もユウカみたいにすらっとした体つきを目指してなんて思ってたら

「やっほ〜!アヤネっち!」

「ン〜ッッッ!」ビキビキビキ


ミヅキに背後から抱きつかれ全身に痛みが走る

「あっ!ごめん!アヤネっちまさか筋肉痛!?」

俺はこくこくと頷くと恨みがましい目でミヅキを見つめた

「たはは〜、マジごめんなさい」

深々とミヅキが謝る


「…ふふ、大丈夫だよ!ミヅキちゃん」

「ごめんね〜、ついいつものノリで」


2人で喋りながら登校していたら途中からユウカとも合流して歩いていた

「アヤネさん、あの後ストレッチなどされましたか?」

「うん、シャワーの後にしたんだけど…筋肉痛取れなかったな」

「初日はそんなものですよ、これから筋肉が慣れて症状が軽くなるはずですから」

「ですが歩き方が何か…」

ミヅキは口笛を吹きながら歩いている


「あはは、トレーニング頑張らないとね」


そして筋肉痛に耐えながら授業を乗り越えて放課後になった

そこでユウカから衝撃な事実を聞いた

「ミヅキ、今度の試験について相談があるのですが」

「入念だねぇ〜、でもやっぱりトップ狙ってんの?」

「ふたりとも…?何の話してるの?」


2人は少し驚いたような顔をしていた

「はは〜ん、アヤネっちは楽勝な感じですな〜」

「こちらも負けてられませんね」

いや、だから、何の話?


困惑してるとユウカが説明してくれた

「もう少しで中間テストがありますので、私も西園寺家として恥ずべき結果は残せません」

「ですので…ミヅキさんとテスト対策をしようかと」

「て、てててテストがあるんですか?」


俺は震えていた、筋肉痛だけではない背筋も凍っていた

「まあアヤネっち真面目だし〜ユウカっちもうかうかしてらんないよ〜」

ケタケタ笑っているミヅキ、笑えん、笑えないのよ

授業を真剣に取り組んでいるというより、ついていけてないだけなのだ

「ゔー、実は…」


俺は2人に本当のことを相談した

「まっさかー、…えっ!?まじ??」

「アヤネさん…」

俺の悲惨な小テストを見て絶句してる2人

「…あーしらと勉強するべ」「ですね」

「よろしくお願いします!」

この2人には絶対に何かお礼をしなくちゃな!


ちなみに学校でトップがミヅキで僅差の差でユウカらしい、俺?多分下から数えた方が早いと思われるなぁ



おまけ〜アヤネと別れた後の2人〜


ぎこちない動きで帰っていく後ろ姿を見送る

まさかアヤネさんの成績があのようなあのものとは…

正直ギャップ萌…いえいえ私が力にならねばと

「いや〜、アヤネっち中々のヤバ味があったね」

優しい笑顔で語ってる、確かに保護欲が…


「私たちで支えてあげねばなりませんね」

「だねー、小動物的危うさ満点的な?」



そう、私が、私が守護らねば…




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