剣聖 幼女 エルフ 一緒にやらかす
いつも通り夕方にまた投稿します
後書きに少しお知らせがあります
私は城に戻った。弟子のリノがワクワクしながら袋を開ける。
「うひゃー!すごいですよ!このドロップ品達!上級や最上級のドロップアイテムがゴロゴロです!」
「当然よなんせスタンピートのモンスターを全て狩り尽くしたのだから、それくらいあるわよ」
これと後魔石を売るだけでもう贅沢し放題だ
「さてさて、魔石ちゃんの方はどうかなぁ、?」
リノは笑顔になりながら袋を開ける。全く可愛いわね
「な、なななな!なんですか!これ!低級魔石しかないじゃないですか!」
この子は何を言ってるのかしら?全く魔石の見分け方すら知らないのね
「そんなわけないでしょ?スタンピートよ?ドロップ品もあるのに魔石が低級しかない、なんて、、あり、えな、、あり得ない!?」
その瞬間私は思い出した。ラルフという男はあんな条件を呑むわけないと言うことを、
やられた!
「師匠!こんなの許せません!今からでも戻って」
「ダメよ、絶対にこれは私達が負けたのよ」
「どうしてですか!師匠ならあの3人くらい余裕じゃないですか!」
この子は何も分かってない。
ラルフだけでも勝率は4割か3割ほどだ、奴は剣聖の中でもかなり上位の強さだ。
そしてもう1人、、アイリス
あのエルフはおかしい。アイリスはこの世の最強の存在 剣聖と渡り合える強さがある。
そんな奴はどこを探してもあのエルフとS級のモンスターしかいないだろう。
私はアイリスという化け物をよく知っている
そうして私の過去が甦る。あの日の事を
「これが最強の存在の剣聖ですか、、確かに強いですけど私の方が強いですね」
「えーい」
私に切られ、体がボロボロになっているアイリスはそう言葉を放ちブーツで死にかけの私を蹴り飛ばした。
古代エルフの王が作ったブーツ 攻撃力S
能力 蹴り飛ばす力が百倍に上がる
私は20kmほど吹き飛ばされて壁に衝突というか大激突してあのエルフに一回負けた
ち、嫌な物を思い出した。
「とにかくダメな物はダメだ。しかし負けた分は取り返す!模擬戦はリノの修行のためと思ったがもうそんなのどうでもいい。絶対に勝て!」
「はい!任せてください!」
私の弟子はやる気満々なみたいだ
「カーリーどうだ?具合は?」
「うん、もう大丈夫。痛みは消えたよ。で、模擬戦だっけ?私やるよ」
カーリーはやる気満々なみたいだ
「よし!じゃあ少しだが修行を始めるぞ。アイリスは飯の準備を頼む」
「了解しました!とびっきり美味しいの作りますよ」
ちなみに今日は野宿だ何故かと言うと金がない。魔石を売りたいが冒険者ギルドはもう閉まっている。
まぁ深夜だし仕方ない
「よし、じゃあ行くぞ。まずはあのリノだが踏み込みがかなり早い。このままじゃカーリーはワンパンされるから俺の踏み込みの攻撃を避けろ」
あの時、リノの踏み込みという武器を見ててよかった対してこっちのカーリーは剣とダガーを使うトリッキーな技を見ていないからこっちが有利だ。
「わかったじゃあ師匠、、来て」
カーリーは剣を俺に構える
「よっしゃ!行くぞ〜」
俺も剣を構え、カーリーでもギリ見えるくらいの踏み込みを見せる。
カーリーは回避するが体制を崩す。
俺は2撃目を繰り出し一本を取る
「とりあえず体制を崩さず避けれるまでこれをずっとするぞ」
「う、スパルタ、、、」
俺はそのまま数回同じ動きをする。
カーリーも慣れてきたのか二回、三回と防ぐ、
「うーん流石カーリー天才すぎて数回で踏み込みを見切った、、」
正直ドン引きである。
「当たり前じゃないですか!カーリーちゃんはいつか貴方と私を超えるんですよ!あ、ご飯できましたよ」
アイリスは折り畳みのテーブルを広げてそのテーブルの上にご飯を置く。
「野宿といえばやっぱりカレーですよね!」
「アイリス!センスいいな!」
「うん、サイコー」
「いただきます」
俺はカレーを一口食べる。食べた瞬間に広がるスパイスの香り。そして丁度いい辛さが、ご飯とマッチしてみっちゃ美味い。
「よっしゃ!これ食って今日は寝て明日の模擬戦、あ、もう今日じゃん、今日の模擬戦に備えるぞ!」
「うん、、私は勝つ、、」
カレーを食べ終え、俺達3人は眠りにつく
そうして朝になり模擬戦が始ま、、寝坊した
「おい!アイリスどう言うことだ!お前が起きれないなんて!」
俺はカーリーを背負ってアイリスと走る
「そんな事言われても、お気に入りの枕が無いと、どうも寝れないんですよ!そして2時間前くらいに寝れたんで全然寝不足です!」
「なら仕方ないね!とは言えないぞ!とにかく走れ!」
そうして試合会場に着く俺達3人。
奥からブチギレてるアリーが近づいてくる。
「私とリノをイラつかせる作戦か?それなら作戦成功だぞ良かったな、とりあえず弟子をそのパジャマから鎧に着替えさせろ」
おーそうだった、アイリスとカーリーは更衣室に行きしばらくするとパジャマ姿から少し違う鎧を着ていた
カーリーはドレスを着たまま鎧を上から付けていた
「ドレスに鎧付けてるのってどうなの?」
「何言ってるんですか!女の子なんだから鎧もオシャレにしないと」
「ヒラヒラ、、結構可愛い」
カーリーも結構ご満悦のようだ
鎧ってそう言うもんかね、、?
「さっさと来い!叩き切るぞ!」
アリーがみっちゃ怖いんだけど、、!
「とりあえずカーリー!あのリノに1発かましてこい!」
「わかった任せて。ドロップ品の恨みは返す」
そうして私は模擬試合の会場に入る
そこには武装したリノが待っていた、
「どうも、カーリーさんでしたっけ?よくもまぁ神聖な試合で寝坊なんてしましたね、、パジャマ姿で試合会場に来るとか舐めてるんですか?」
リノがブチギレて私を睨む。こういう時は謝るのが一番てアイリスが言ってたっけ
「ごめーん」
「な、舐めるのもいい加減にしろ、、そんな謝罪通るか、、、」
私は謝ったというより言葉を誤ったようだ、、
謝罪は違っていたのかな、、こういう時どうすればいいんだろう、、
そして審判が来てルールを説明する
「今から模擬戦を始める。殺しは無しだがそれ以外は認める物とする!剣、弓、槍、武器はなんでも良しとする!それでは試合開始!」
そうして試合が始まる
「初撃で叩く!」
リノはそう言うと、とてつもない踏み込みを見せて私との間合いを詰める
確かに早いけど師匠ほどじゃない、
私は余裕を持ったまま剣で弾いた。
「この程度なの??」
「な!?舐めるなぁあああ」
また怒ってる、、この人怒りっぽいのかな、、?
俺とアイリスは試合を観客席から見ながら思った。
(カーリー煽り性能高すぎね?)
(カーリーちゃん人を煽るのも天才ね!)
見てくれてありがとうございました!
アクセス数が安定して100を超えてます。
これも皆様が見てくれているおかげです!