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オールドサーガ・ファンタジー・オンライン  作者: あまのやぎ
第4章~イベント「宝探し」~
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これが本来のオレだ!

創作に近いイベント・ボスです。

「カルラ。それがあの八部衆なら名前が被っているぞ!」

「不可抗力ですわ。」

「カルラ、大丈夫よ、ね?」

「大丈夫ですわ! 私達を信じてくださいませ。」

「分かった。俺達の背中は任せる!」

「任されましたわ。」

「俺達は、あの大嶽丸を倒す!」

「全員で来ないのか?」

「ああ。」

「そうか。あの女を見殺しにしている間にオレ様を倒すという事か。残酷だなぁ。」

「違う! カルラは出来るから引き受けたんだ。だから、俺達はカルラを信じる!」

「良いのか? 直ぐに女の断末魔が聞こえてくるぞ。」

(くど)い! 行こう、皆。」

「ええ。」

「そうね。叩き潰しましょう!」

「はん! 弱いお前らを叩き伏せ、動けない状態にして、あの女の見殺しにした事への怨み言を聞かせた後に、断末魔を聞かせてやるわ!」


 大嶽丸との戦いが始まった。

 リンは機動力を生かし、縦横無尽に動き、死角から斬り付けながら闇の槍を撃ち放つ。

 スオウは従魔のレーヴェと協力して大嶽丸の正面に立ち、打ち合っている。

 リンの従魔の白帝は動く砲台として、スキルか風系魔法で大嶽丸の目ばかりを狙っている。

 流石に視界を奪われるのを嫌い、腕で防ぐ為に、その隙を突いてリンやスオウはスキルを使った一撃を入れている。

 紅牙は大嶽丸の注意を逸らしている。


 俺は、神霊召喚だ。


「封印の扉を開けし舞姫よ。刹那の夢幻を支配せし者よ。

 その艶やかな舞で魅了せよ。神霊召喚!天字受売女(アメノウズメ)!」


 舞姫が踊り、藤の花びらが咲き乱れ、その身に神を降ろす。


 俺も鬼神刀を取り出し、戦いに加わる。

 リン達と連携して大嶽丸にダメージを与えていく。


「リン、左だ!」

「オーケイ。」

「があああ!」

「スオウ、今だ!」

「あいよ!」

「ぐあああ!」

「ソーマ!」

「破邪虎牙鳴動掌!」

「ぎぃあああ!」

「まだだ! 双龍閃!」

「ガアアア!」


 ズシーーーン!


 大嶽丸が倒れた。


「やったわね!」

「スオウ、まだよ。」

「リン。どういう事?」

「ポリゴンになって消えてないわ。」

「あっ!?」


 スオウが気付いた瞬間、空は暗雲が広がり、稲光りが走り、落雷か幾つも落ち、一際大きい落雷が大嶽丸に落ちる。


「やっと出れたな。」

「お前は誰だ?」


 落雷が落ちた後、大嶽丸は起き上がったが、雰囲気が変わっていた。


「オレか。オレは戦鬼『大嶽丸』だ。」

「先程とは違うわ。」

「……ああ。雑魚ばかり群がるから、適当に作った奴に任せていた。」

「……つまり。」

「これが本来のオレだ!」

「ソーマっ!」

「分かった!」

「何か策が有るのか?」

「教える必要は無い!」


 リンがユニークスキル発動の為の祝詞(のりと)を謳う。



「吹き荒れる風が雷雲を呼び、天空を染める雷雲から稲妻を発し影が生まれ闇が広がる。

 我は闇を消し去る力を振るう者なり。……疾風迅雷!」



 紫電に包まれたリンが疾走する。

 リンの速さは残像しか目で追うのがやっとだった。

 スオウも一旦離れた。


「ソーマ、頼む。」

「ああ。」


 スオウは一旦離れると目を閉じて集中する。

 レーヴェもスオウの右側に。

 スオウが目を開く。


「レーヴェ、行くよ!」

「ガウ!」

「レーヴェ、戦鎧化(メイルード)!」


 生き物だったレーヴェが、無機質になりバラバラに分かれ、スオウに鎧の様に装着される。


「これがアタイの切り札さ!」

「確かに劇的に変わったな。」

「粋がるのは今の内だよ。」

「そうかな?」


 次は俺の番だな。


「封神。」


 そして……


「雷光を纏いし猛き剣神よ。天神の雷槌(いかつち)を代行せし者よ。

 その凄まじき雷剣を振るえ。神霊召喚!健御雷(タケミカヅチ)!」



 剣神が剣を振るい、雷光を放ち、その身に神を降ろす。


「ほお!」

閃光(フラッシュ)

「うお!」

「陰雷!」

「があ!」

「影刃連撃六連!」

「があああ!」

「獅子皇剛刃斧!」

「ぐぅあああ!」

「喰らえ、氷刃乱舞!」

「ぎぃあああ!」

「どうだぁ!」

「くくく。あはははははは!」

「嘘!?」

「なかなかの連続攻撃だったぞ。」

「そんな……」

「どうした? もう終わりか?」

「まだよ。皆、諦めるのは早いわよ。」

「そうだな。」

「スオウ!」

「キャン!」

「紅牙!」

「ニャア!」

「白帝!」

「お待たせしましたわ。」


 皆、まだ負けていないと気持ちを鼓舞した。

 そして……


「カルラ!」

「流石に1000は骨が折れましたわ。」

「カルラお姉様の美麗な勇姿をお見せしたかったです。」

「……迦陵。」

「全員が揃ったな。行くぜ!」

「はい!」×皆


 あれだけの攻撃でまだ倒せないのなら、所謂(いわゆる)HPが高いのだろう。

 それなら、その高いHPを削り切るまでだ!


 ……それから何分経ったのか、古都魅が迦陵に近付く。


「迦陵じゃったな。」

「はい、そうですが。」

「お主、まだ目覚めていない力が有るぞ。」

「はい。未だに封印が解けていないのです。」

「それなら、妾が解くのじゃ。」

「出来るのですか?」

「大丈夫なのじゃ。」

「お願いします。」

「……妾は天神の眷族にして、天地の(ことわり)(ひるがえ)す者『天邪鬼』なり!」

「え?」


 そう古都魅が宣言した瞬間に、迦陵の周りを光の玉が包み、色が七色に次々に変わる。

 そして、最後は白い光に輝き、収まる。

 そして、硝子が割れる音が鳴り響く。


「え、封印が……解けました。」

「……良かったのじゃ。」


 迦陵は動かなくなった古都魅を懐に保護して、解けて使える様になったスキルを使う。


「聖看破!」


 迦陵はスキル「聖看破」を使い、大嶽丸の弱点を探す。


「見つけました! 大嶽丸の心臓は右側に有ります! そして、第2の心臓と言うべきモノが(へそ)の下に有ります!」

「なっ!?」


暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

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