これが本来のオレだ!
創作に近いイベント・ボスです。
「カルラ。それがあの八部衆なら名前が被っているぞ!」
「不可抗力ですわ。」
「カルラ、大丈夫よ、ね?」
「大丈夫ですわ! 私達を信じてくださいませ。」
「分かった。俺達の背中は任せる!」
「任されましたわ。」
「俺達は、あの大嶽丸を倒す!」
「全員で来ないのか?」
「ああ。」
「そうか。あの女を見殺しにしている間にオレ様を倒すという事か。残酷だなぁ。」
「違う! カルラは出来るから引き受けたんだ。だから、俺達はカルラを信じる!」
「良いのか? 直ぐに女の断末魔が聞こえてくるぞ。」
「諄い! 行こう、皆。」
「ええ。」
「そうね。叩き潰しましょう!」
「はん! 弱いお前らを叩き伏せ、動けない状態にして、あの女の見殺しにした事への怨み言を聞かせた後に、断末魔を聞かせてやるわ!」
大嶽丸との戦いが始まった。
リンは機動力を生かし、縦横無尽に動き、死角から斬り付けながら闇の槍を撃ち放つ。
スオウは従魔のレーヴェと協力して大嶽丸の正面に立ち、打ち合っている。
リンの従魔の白帝は動く砲台として、スキルか風系魔法で大嶽丸の目ばかりを狙っている。
流石に視界を奪われるのを嫌い、腕で防ぐ為に、その隙を突いてリンやスオウはスキルを使った一撃を入れている。
紅牙は大嶽丸の注意を逸らしている。
俺は、神霊召喚だ。
「封印の扉を開けし舞姫よ。刹那の夢幻を支配せし者よ。
その艶やかな舞で魅了せよ。神霊召喚!天字受売女!」
舞姫が踊り、藤の花びらが咲き乱れ、その身に神を降ろす。
俺も鬼神刀を取り出し、戦いに加わる。
リン達と連携して大嶽丸にダメージを与えていく。
「リン、左だ!」
「オーケイ。」
「があああ!」
「スオウ、今だ!」
「あいよ!」
「ぐあああ!」
「ソーマ!」
「破邪虎牙鳴動掌!」
「ぎぃあああ!」
「まだだ! 双龍閃!」
「ガアアア!」
ズシーーーン!
大嶽丸が倒れた。
「やったわね!」
「スオウ、まだよ。」
「リン。どういう事?」
「ポリゴンになって消えてないわ。」
「あっ!?」
スオウが気付いた瞬間、空は暗雲が広がり、稲光りが走り、落雷か幾つも落ち、一際大きい落雷が大嶽丸に落ちる。
「やっと出れたな。」
「お前は誰だ?」
落雷が落ちた後、大嶽丸は起き上がったが、雰囲気が変わっていた。
「オレか。オレは戦鬼『大嶽丸』だ。」
「先程とは違うわ。」
「……ああ。雑魚ばかり群がるから、適当に作った奴に任せていた。」
「……つまり。」
「これが本来のオレだ!」
「ソーマっ!」
「分かった!」
「何か策が有るのか?」
「教える必要は無い!」
リンがユニークスキル発動の為の祝詞を謳う。
「吹き荒れる風が雷雲を呼び、天空を染める雷雲から稲妻を発し影が生まれ闇が広がる。
我は闇を消し去る力を振るう者なり。……疾風迅雷!」
紫電に包まれたリンが疾走する。
リンの速さは残像しか目で追うのがやっとだった。
スオウも一旦離れた。
「ソーマ、頼む。」
「ああ。」
スオウは一旦離れると目を閉じて集中する。
レーヴェもスオウの右側に。
スオウが目を開く。
「レーヴェ、行くよ!」
「ガウ!」
「レーヴェ、戦鎧化!」
生き物だったレーヴェが、無機質になりバラバラに分かれ、スオウに鎧の様に装着される。
「これがアタイの切り札さ!」
「確かに劇的に変わったな。」
「粋がるのは今の内だよ。」
「そうかな?」
次は俺の番だな。
「封神。」
そして……
「雷光を纏いし猛き剣神よ。天神の雷槌を代行せし者よ。
その凄まじき雷剣を振るえ。神霊召喚!健御雷!」
剣神が剣を振るい、雷光を放ち、その身に神を降ろす。
「ほお!」
「閃光」
「うお!」
「陰雷!」
「があ!」
「影刃連撃六連!」
「があああ!」
「獅子皇剛刃斧!」
「ぐぅあああ!」
「喰らえ、氷刃乱舞!」
「ぎぃあああ!」
「どうだぁ!」
「くくく。あはははははは!」
「嘘!?」
「なかなかの連続攻撃だったぞ。」
「そんな……」
「どうした? もう終わりか?」
「まだよ。皆、諦めるのは早いわよ。」
「そうだな。」
「スオウ!」
「キャン!」
「紅牙!」
「ニャア!」
「白帝!」
「お待たせしましたわ。」
皆、まだ負けていないと気持ちを鼓舞した。
そして……
「カルラ!」
「流石に1000は骨が折れましたわ。」
「カルラお姉様の美麗な勇姿をお見せしたかったです。」
「……迦陵。」
「全員が揃ったな。行くぜ!」
「はい!」×皆
あれだけの攻撃でまだ倒せないのなら、所謂HPが高いのだろう。
それなら、その高いHPを削り切るまでだ!
……それから何分経ったのか、古都魅が迦陵に近付く。
「迦陵じゃったな。」
「はい、そうですが。」
「お主、まだ目覚めていない力が有るぞ。」
「はい。未だに封印が解けていないのです。」
「それなら、妾が解くのじゃ。」
「出来るのですか?」
「大丈夫なのじゃ。」
「お願いします。」
「……妾は天神の眷族にして、天地の理を翻す者『天邪鬼』なり!」
「え?」
そう古都魅が宣言した瞬間に、迦陵の周りを光の玉が包み、色が七色に次々に変わる。
そして、最後は白い光に輝き、収まる。
そして、硝子が割れる音が鳴り響く。
「え、封印が……解けました。」
「……良かったのじゃ。」
迦陵は動かなくなった古都魅を懐に保護して、解けて使える様になったスキルを使う。
「聖看破!」
迦陵はスキル「聖看破」を使い、大嶽丸の弱点を探す。
「見つけました! 大嶽丸の心臓は右側に有ります! そして、第2の心臓と言うべきモノが臍の下に有ります!」
「なっ!?」
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