表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オールドサーガ・ファンタジー・オンライン  作者: あまのやぎ
第2章~ゲームスタート~
9/95

チーターだけど、ちゃうねん。

神の恩恵とは?

 俺はステータスを見ると、スキルのメインとサブに別れている筈なのに、その境界が無くなって全てがメイン扱いになっている。


「こんなん、チーターやん。」


 《《GQ(ゴッドクエスト)『軍神の決闘』が達成されました。》》


「え、何!? GQ(ゴッドクエスト)!? 『軍神の決闘』って大地の武勲(いさおし)の事だよな? ………………うん。その他大勢には黙っておこう。」


 とりあえず、装備品を交換してと、ステータスチェックの続きをしようか。

 え~と、スキルはと……


 スキル「集中」: 意識を集める事で必要とする事柄のステータスに+3%加算される。


 スキル「縮地」: 指定された距離を刹那に移動する。その距離はスキルレベルが上がる毎に1メートル増える。


 スキル「見切り」: 相手の攻撃を視認した時、スキルレベル分だけ最小限の動きで躱す事が出来る。但し、相手のAGIを上まっている時に限る。


 スキル「刀術」: 武器「刀」系を使用した時、STR、AGI、DEXの数値に5%加算される。


 後は、スキル「異空間収納」のLv2に、スキル「体術」がLv5に、スキル「身体強化」がLv2に、スキル「鑑定」がLv3になっているな。


 ……それと、称号に「武勲(いさおし)の加護」が付いている。

 効果付きか。


 称号「武勲(いさおし)の加護」:戦闘時にSTR、VIT、AGIに8%加算される。


 ……いや、俺は魔法が使いたいねん。リアルで散々、脳筋人生歩いているねん。


 ………………、職業が「魔法使い」から「決闘士」になっているー!?

 くっ! 

 俺は諦めないぞ。

 必ず、魔法使いに返り咲いてみせる。

 因みに俺自身のレベルは18になっていました。

 ……とりあえず、街に帰るか……、あ、リンからのメールだ。


「ソーマ、アナウンス聞いた?」

「聞いた。」

「それにしても初めて聞いたよ。GQ(ゴッドクエスト)って、どういう意味だろうね。βテスターの時には無かったよ。」

「そうなのか?」

「そうだよ。後、どう、成果は?」

「初心者にしては上出来だと思うよ。」

「ほほう。街の噴水の所で待っている。」

「分かった。」



 俺は街に戻り、リンと合流して、後のログアウトを視野に入れて、防音効果付きの宿屋に2人部屋を取る。


「リンに相談したい事が有るから、リンからどうぞ。」

「分かったわ。私は、自身のレベルは12になって、ユニークスキルはLv2になって、後、他のスキルも全てLv5になったわ。」

「おお~。凄い!」

「えっへん! それでソーマはどうなの?」

「ステータスを見せた方が早いから見てみ。」

「どれど……!? 何!? これ!? ソーマ自身のレベルが18で職業が『魔法使い』から『決闘士』に変わっているし、スキルがメインとサブに別れていない!? うわっ!? スキル自体も増えている!? ……え!? 何、この称号の『武勲(いさおし)の加護』って!?」

「え~と……」

GQ(ゴッドクエスト)、……『軍神の決闘』、……『武勲(いさおし)の加護』……、ソーマ!!」

「……はい。俺がGQ(ゴッドクエスト)の『軍神の決闘』の達成者です。……多分。」

「多分じゃない。置いてけぼりは嫌だ! 私もソーマと同じようにする!」


 ……と、いう訳で宿屋の部屋はキープしたまま、目指してみた。

 しかし、2人で行っても何も無かった。

 そこで、今度はリンだけで行ってみた。

 辿り着いたが何も起きなかった。

 そうするとリンが、「ソーマと全く同じ事をしないと駄目かも。」と言うから、細かい所まで思い出して教えた。

 俺の金貨1枚も渡して、リンの成功を祈った。


 俺は終わった時の転移先で待っていると、1時間後にリンが転移して現れた。


「転移したという事は一応は達成したという事だよな?」

「うん。だけど、クエスト的には、アレは、『ソロ』で『初回』限定だと思うよ。」

「……そうだよな。誰かが達成したという事は、次が現れるという事だもんな。」

「そうね。因みに私の対戦相手は薙刀を使う巫女さんで、私への特典は持っているLv付きのユニークスキル以外の全てのスキルが、1つ上がっていたわ。」


 その後、試しに俺1人で行っても、リン1人で行っても、何も無かった。

 どうやら、アレは、1人に付き1回までのイベントだと結論がついた。


 俺達は一旦ログアウトして食事済ませ、4時間後に再びログインした。

 実はちょっと危なかった。

 というのも、1回のプレイ時間はリアル時間で4時間という制限が掛かっていて、リンは残り10分、俺は残り30分だった。この制限時間を過ぎると強制ログアウトされ、リアル時間で24時間過ぎないとログイン出来ない様になっている。

 後、プレイとプレイの間は必ず1時間以上を開けないとログイン出来ない様にもなっている。


 部屋で待っているとリンがログインした。


「お待たせ。」

「この後はどうする?」

「パーティーを組んでギルドランクを上げよう。」

「分かった。」


 俺とリンは、パーティーを組んでギルドの依頼を受けまくったお陰で、2人共Eランクになった。


「結構、早く成れたな。」

「そうだね。」

「次はどうする?」

「ギルドランクも上げたし、お金も有るから次は装備を更新しよう。」

「何処に行けば良いんだ?」

「知り合いに生産職の人が居るからそっちに行ってみよう。」

「分かった。因みにどんな人だ?」

「……腕は確かよ。」

「引っ掛かる言い方だな。大丈夫か?」

「……大丈夫よ。」

「今の『間』は何だ?」

「とりあえず、着いてからのお楽しみ~。」

「おい。待て、リン!」


 俺はリンに付いて行き、到着した店の扉を開けると……



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ