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オールドサーガ・ファンタジー・オンライン  作者: あまのやぎ
第4章~イベント「宝探し」~
87/95

強制ログアウトまで、後○分です。

少し短いです。

「ギシャアアアーーー!」

「せーの、アックススラッシュ!」

「ギシャアアアーーー……」


 《ホワイトアント・クィーンは討伐されました。》

 《スオウに討伐報酬が贈られました。》


「やったわ! あ、レベルやスキルレベルも上がったわ。討伐報酬は、……まあ、普通というよりもショボいわね。」


 討伐報酬

「白蟻女王の牙」「白蟻女王の魔石」


「一応、何も無いわよね。さぁて、帰るわよ、レーヴェ。」

「ガウ。」


 《警告。強制ログアウトまで、後、1時間です。》


「きゃあああーーー!? 忘れてたぁー! そして、スキルアップに時間を掛け過ぎたぁー!」

「ガウ?」

「どうしよう。ログアウト地点を街にしたままだったぁー!」

「ガウ!」

「……レーヴェ!?」


 スオウの見ている前で、レーヴェのサイズが大型犬から、ライオンや虎サイズまで大きくなった。

 そして、レーヴェは伏せをする。


「……レーヴェ。私に乗れ、と?」

「ガウ。」

「分かったわ。レーヴェに託すわ。」

「ガウ!」


 スオウはレーヴェに乗り、首に抱き付いた。


「ガウ!」

「き、きゃあああーーー……」


 レーヴェの何処か悪戯成功した様な陽気な声とは裏腹にレーヴェが駆ける速さはスオウの許容値を超えていた。


 レーヴェはあっという間に巣穴から脱出して、ダルベナが見えて来た。


 《警告。強制ログアウトまで、後30分です。》


「きゃあああーーー! 急いでレーヴェ!」

「ガウ!」


 スオウが哀れに思った神様(うんえい)か、はたまた、本人の運か、街に入る順番は直ぐに来た。


 スオウと門番のやり取りは、高速手動餅つきの様に素早く終わり、スオウはまたレーヴェに乗って宿屋に向かった。


 《警告。強制ログアウトまで、後10分です。》


「間に合ってー!」

「ガウ!」


 《警告。強制ログアウトまで、後3分です。》


 強制ログアウトまで残り3分になると、本人しか聞こえない仕様になっている警告音が鳴り響く。


「宿屋だわ。間に合ってー!」

「よお。どうしたんだ? そんなに慌てて?」

「ごめんなさい。後廻し!」

「おい……」

「お帰りなさいませ。夕食は如何しますか?」

「無しで!」

「畏まりました。」


 スオウとレーヴェは部屋を目指した。


 《警告。強制ログアウトまで、後30秒です。》


 スオウとレーヴェは部屋に入った。


「間に合ったわ! またね、レーヴェ!」

「ガウ!」


 スオウは強制ログアウトまで、残り8秒でログアウトした。






 カルラside


「鳥居ですわ。」


 カルラは、鳥居や周辺を調べた。


「確か、ソーマさんは、こういう所はしっかりと調べた方が良いと言ってましたわね。」


 カルラは調べていると、右の根元に違和感を感じた。


「不自然ですわね。此処だけ色が濃いですわ。

 ……えっと。あら、ズレたわ。中は、透明な球がありますわね。……取れませんわね。それなら、……上から押したら少し沈んだわ!」


 ガコン


「あら!?」


 鳥居の(あいだ)の地が割れ、階段が現れた。


「此処からでは中が見えませんわね。それでしたら、悩む必要もなく、進むべきですわ!」


 カルラは意気揚々と、周りが見えないまま、足下の僅かな灯りだけを頼りに階段を降りていった。


 てくてくてくてく、てくてくてくてく


「階段は終わったみたいですわね。」


 周りの何も見えない中、階段の終わりを確認すると、カルラの一声がスイッチかの様に、一斉に灯りが付き、その灯りに因って通路が有る事が認識出来た。


「あら、通路ですわ。……勿論、前進有るのみですわ!」


 カルラが通路を進んで行くと、体育館程度の開けた場所に出た。

 そして、煌々と照明が付き、最低限の灯りに慣れていたカルラは目を細めた。


「眩しいですわ。」


 カルラが照明に慣れて周りを確認すると、中央には巫女風の衣装を着た薙刀を持つ女性が立っていた。


「訪れし来訪者よ。試練を受けますか?」


 《イベント『神薙の試練』が発生しました。》

 《受諾or拒否》


「勿論、私は此方を選びますわ!」


 カルラは受諾を選んだ。


「良いでしょう。来訪者よ。私と戦い見事、勝利を手に入れてみせなさい。」

「当然ですわ。勝利は自身の手でもぎ取ってこそ、価値が有るのですから。」


 カルラは、旅袋から薙刀を取り出した。


「司様、ありがとうございます。いざ! 尋常に勝負ですわ!」



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[一言] 〝かん〟薙なのか〝かみ〟薙なのか……私、気になります!
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