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オールドサーガ・ファンタジー・オンライン  作者: あまのやぎ
第2章~ゲームスタート~
7/95

野外の初戦闘。……まだ?

サブタイトルを守りたい……

 旅袋の内部リスト

 銅貨10枚

 大銅貨2枚

 銀貨14枚

 大銀貨2枚

 銅の刀 

 丈夫な服(初心者用) 

 丈夫な靴(初心者用) 

 治癒の魔法水(低級)×3

 解毒の魔法水(低級)×1


「まあ、異世界転生物としては普通ね。」

「そうだな。違いは多分だけど、『銅の剣』が『銅の刀』になっているくらいか。」

「そうだね……!? ソーマ、異空間収納は?」

「そうだった!?」


 異空間収納の内部リスト

 大銀貨5枚

 金貨5枚

 玉鋼(たまはがね)の刀

 丈夫な和服

 丈夫な黒具足

 丈夫な黒外套

 治癒の魔法水(中級)×3

 解毒の魔法水(中級)×1

 手紙


「……」

「何よ、これ!?」

「リン。とりあえず、此所は目立つから、ちょっと奥に行こう。」

「わ、分かったわ。」


「……此所なら大丈夫だろう。」

「ソーマ。これは何?」

「分からん。スキルとかも、勝手に変更されたし、この異空間収納も、向こうから普通に流れ作業の様に貰った。」

「まあ、それなら仕方無い……かな!?」

「とりあえず、無駄に目立つから、暫くはこれ等の使用は保留にしておこう。」

「それが賢明だわ。」

「一応、スペックを確認しておこう。」

「そうね。」


 名称:玉鋼(たまはがね)の刀

 ATK+30 STR+3% AGI+3% 耐久値300

 効果:居合や抜刀術を使用した場合

 ATK+50 STR+5% AGI+5% が追加される。


 名称:丈夫な和服

 DEF+10 AGI+5% DEX+5% 耐久値120


 名称:丈夫な黒具足

 DEF+5 AGI+5% DEX+2% 耐久値150


 名称:丈夫な黒外套

 DEF+5 耐久値100

 効果:スキル潜伏等の使用時、もしくは夜間時に認識障害(低級)を発生する。


「何これ!? 防具はまだ、まだ普通だけど、何、この武器!?」

「そんなにか!?」

「うん。攻略組とかガチ勢とか廃人とか言われる人達の、多分だけど、大体リアル時間の2週間後くらいのスペックだよ!」

「つまり、単純計算でゲーム時間の6週間後か!?」

「うん。正確には違う様な気もするけど、その認識で良いと思うよ。」

「やっぱり、目立つから当分は封印だな。最低でも、他の目が有る場所では。」

「うん。そうだね。……ん!?」

「どうした、リン?」

「この手紙は?」

「……何だろうな?」

「開けてみて。」

「分かった。」


「ソーマへ

 貴方の記憶と魂を調べたら、興味深い内容だったので、旅や戦闘に有利になる物を入れてあります。活用してください。~女神ガラティアより」


「……なんじゃこりゃあ!?」

「ネタが古いよ、ソーマ。」

「分かるリンも大概だけどな。多分、キャラ設定時に場合に因っては酷い事になるの、逆じゃないか?」

「多分、ソーマの言ってたアンケートとかから、決まるんじゃないかな。」

「……だろうな。」

「……それじゃあ、ソーマ。旅袋の装備品を選んで。」

「おう。……パッと光ったら、変わっている!?」

「この辺りはやっぱりゲームだよね。残念でした、ソーマ。」

「何でだ?」

「……ソーマの馬鹿!」

「おい、待てよ。リン!」


 そんな一部理解不能な会話が有ったが、初心者用の南の草原に向かった。

 いよいよ、モンスターとの戦闘だ!

 因みにリンの装備はコレ!


 武器:銅の短剣(右手) 銅の短剣(左手)

 防具:影猫人族の装束 影猫人族の靴 影猫人族の黒外套


 ステータスを聞いたら、「乙女の服を調べるなんて、最低ー!」と、言われて教えてくれなかった。

 ……俺のは見たのに。



 そんな訳で、南の草原に到着だ。


「最初は定番の『角兎』だよ。」

「分かった。……あ!? 居た! とりあえず、『鑑定』だ!」

「スキル『鑑定』!」


 ステータス

 名称:角兎

 Lv:1


「これだけか?」

「鑑定のレベルが低いからじゃないかな?」

「まあ、とりあえずは戦ってみるか。」

「そうね。ソーマは本来の戦い方は封印されているけど、PS(プレイヤースキル)が有るから大丈夫よね。」

「何だ、PS(プレイヤースキル)って?」

「リアルの身体能力とか、経験している事とか、本人が気付いてない素質等がPSに当たる。」

「なるほど。つまり、俺には……」

「そうよ。桐生流古武術が有るでしょう。武器も『刀』だしね。」

「そうだな。やってみるか!」


 先ずは俺は、「見」に徹して躱し続けた。

 ……どうやら、この角兎はプレイヤーに向かってジャンプして頭の角で突くだけみたいだな。

 なら、ジャンプして動けない所を斬る!


 ザシュ!


 ソーマは角兎がジャンプした後に左に一歩移動して、すれ違いざまに一閃して角兎の首を斬った。

 一瞬の間を置いて角兎は光になって消えた。


 《角兎を討伐しました。》


「モンスターを倒した事は教えてくれるけど、入った経験値とかドロップアイテムは分からないのよね。とりあえず、旅袋を見てみたら?」

「分かった。お! 『角兎の角』と『角兎の胸肉』が入っている。」

「なら、角兎の胸肉は異空間収納に入れた方が良いわ。」

「入れたけど、何故だ?」

「旅袋に入れていると時間経過を受けて、ギルドとかの売値が下がるからよ。売値が下がっている状態のヤツを食べると苦味が有るし、更に時間が経つと麻痺や毒の状態異常に掛かるのよ。」

「そうか。分かった。」

「これなら大丈夫そうね。なら、此所からは別れてやりましょう。」

「どうしてだ?」

「私としてもソーマと一緒に居たいけど、余りにも効率が悪いのよ。だから、レベル10くらいまでは1人で頑張りましょう。」

「そうだな。最初からリンに頼りぱっなしは良くないよな。」

「だからと言って、分からない事が有れば私を頼ってよ。」

「分かっている。その時はリンを頼らさせて貰うよ。」

「それならよろしい。じゃあ、ソーマも頑張ってね。」

「ああ。リンもな。」



 1時間後


「ふう。大分、馴れて来たぞ。しかし、草原はもう無理だな。軽過ぎる。これなら、慎重に行動する必要が有るけど、森の方が良さそうだな。それに鑑定のレベルも上がっているしな。」


 こうして、俺は狩り場を草原から森に変更して移動を開始した。


 《森狼を討伐しました。》


「単独だから何とかなったな。しかし、大型犬と同じくらいだったから結構、迫力が有ったな。もう少し、奥に行ってみよう。」











(天の声:βテスター特典で、申請に出した人物(プレイヤー)の名前が特典用の初期装備の裏生地に刺繍されており、そのプレイヤーとパーティーを組むと装備者のステータスを全て+1%補正。LUKに+3%補正が加わる。更に、その申請内容を聞いた女性プレイヤーの1人が、男性プレイヤーに伝えて欲しいと男性プレイヤー担当者に通信越しにお願いした。『この事を誰にも話すな。もし、漏れたらゲーム内もリアル内も許されるギリギリで生き地獄を味合わせ続ける!』と。聞いていた男性プレイヤーも女性プレイヤーも誰にも漏らさないと誓ったらしい。だから、この事はソーマは知らない。因みに、その女性プレイヤーは、キャラ名が二文字で、首狩……「お喋りは早死の元だよ。」……そこには、赤い水溜まりと首と胴体と「運営主任」と書かれたカードが有った。

 (~運営主任の創作(・・)日誌より一部抜粋~)


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