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オールドサーガ・ファンタジー・オンライン  作者: あまのやぎ
第4章~イベント「宝探し」~
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死神に好かれたい女性陣の名前を教えて。

獲物は1つ。捕食者は2組。

後は分かるな。

「リン、誰?」

「前、3人は知らないけど、最後尾のデカい人が、β時代にお世話した『ガラ』だよ。」

「おいおい。『お世話した』じゃなくて、そこは『お世話になった』だろ?」

「そうかなー。」

「リン。隣りにいるのが『あの』相棒か?」

「ガラ! 『あの』とはどういう意味、かな?」


 急にリンの背中から見えない筈の何かが見えたと錯覚する程にリンを纏う空気が変わった。


「あ、いや、あの、な。」

「うん。続きをどうぞ。」

「け、結構な噂になっていたぞ。」

「うん。それで?」

「β時代の女性陣が、な。」

「ガラ!」

「はいっ!」

「死神に好かれたい女性陣の名前を教えて。」


 更にリンの背中には深い闇が溢れている様に見えるのだが。


「ま、まあ、そういうな。なっ!」

「ガラも死神に好かれたいの?」

「そうじゃねぇ。あいつらはリンみたいに運命の人が居ない奴もいるんだぞ。ちょっとぐらいの嫉妬は我慢してやれ。」

「……運命、かぁ。うん。そうだね。我慢(・・)してあげようかな。」

「……ふう。」

「彼女に対して恋愛系や男系は禁句だな。」

「そうですね。」

「気を付けた方が良いわね。」

「何か言ったかしら?」

「「「いえ、何もありません!!!」」」

「そう。なら良いわ。所でガラ。」

「なんだ、リン。」

「パーティーを組んだの?」

「いいや。今回のイベント限定だな。」

「そっか。」

「それよりも、リンの相棒を紹介してくれよ。」

「分かったわ。」

「先ずはこっちからな。戦士系の『ミース』で、狩人系の『シリス』で、魔法使い系の『マリス』で、オレが騎士系の『ガラ』だ。」

「俺はリンとパーティーを組んでいる『ソーマ』だ。

 そして、仲間の『紅牙(こうが)』に『古都魅』だ。」

「キャン。」

「カァー。」

「リンのパートナーはテイマーかサモナーか。」

「え、違うよ。」

「どういう事だ?」

「自力で調べてね。一応、掲示板に少し情報が流れているから。」

「……分かった。」

「所で、アレは探索系かボス系だよな。」

「1組様限定なら……」

「ソーマ、良い?」

「リンが良いのなら良いよ。」

「ありがとう、ソーマ。」

「ガラ。あの時の借りを返すわ。」

「……良いのか?」

「その代わりにあの時の借りはチャラよ。」

「分かった。これでチャラだ。皆、行こう。」

「何か悪いな。」

「すまないな。」

「悪いわね。」

「どうぞー。」


 ガラ達は鳥居や社を調べたが何も無かったみたいで、素直に鳥居を抜けて魔法陣の上に立つと消えた。

 多分、専用フィールドに転移したのだろうな。


「時にリン。」

「なあに。」

「あの時の借りって何?」

「βテスターの時に助けて貰った事が有ったのよ。」

「そっか。」

「言っておくけど、ガラとは何も無かったんだからね。」

「何か有った方が良かったのか?」

「違うわよ! ソーマの馬鹿!」

「……?」


 この後、リンは不機嫌になり、ご機嫌を取るのに苦労したが、何とかなった。

 ガラ達が消えてから、30分後、消えていた魔法陣が再び出現した。


「思っていたより、結構早かったな。どう思う?」

「探索系にしては早いよね。ボス系だとしても早いわ。」

「まあ、此処で分からない事を言ってても意味が無いし、行くか。」

「了解。」

「キャン。」

「そうじゃな。」

「後、古都魅。」

「なんじゃ?」

「これからは、鳥型、人型、自由にして良いぞ。」

「なんじゃと!?」

「今まで不便だったろう。ごめんな。」

「本当に良いのじゃな?」

「ああ。このイベントで手に入れたと言えば大丈夫だろうしな。」

「分かったのじゃ。」

「良かったわね、古都魅。」

「ありがとうなのじゃ。」

「キャン。」

「ありがとうなのじゃ、紅牙。」

「それじゃあ、改めて行くか!」

「おお!」

「キャン!」

「なのじゃ。」


 俺達は、鳥居を通り魔法陣の上に立つ。

 一瞬で転移して、周りを見ると一本道の洞窟だった。

 しかも、一方通行。


「探索系の可能性はほぼ無いわね。」

「……そうだな。」

「此処に居ても意味が無いのじゃ。」

「それじゃあ、行こう。」


 一応、周りを警戒しながら歩いて行くと、東京ドーム並みの開けた場所に出た。

 足場は洞窟の続きだけど、所々に岩の柱みたいなのが点在している。

 中央には如何にも天空から降りて来たドラゴンが降りる場所みたいな岩の柱が有ったりする。


「なあ、リン。アレはまさか、な。」

「そうね。まさか、アレは無い、と思うわよ。」


 俺達は若干の現実逃避をしながら、周りの探索を始めた。


「やっぱり、何も無いな。」

「ガラ達が記念硬貨を持っていったのかしら。」

「そうかもしれないな。」


 中央の岩の柱近くで話していると、上から小石が落ちて来た。


「え!?」

「まさか!?」


 少し離れて中央の岩の柱を見上げると、そこには立派な牙を生やした大蜥蜴が居た。

 大きさは立ち上がったら、180cmは有るかな。



 《竜窟の主の領域に侵入しました。竜窟の主『エボルドラゴン』を討伐するか、全滅しないとこの領域からは出られません。》


 《勝利条件は、『エボルドラゴン』の討伐。》

 《敗北条件は、パーティーの全滅。》



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[一言] エボル、ドラゴン……? ……エボルトォォォォォォォォォォッ!!
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