表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オールドサーガ・ファンタジー・オンライン  作者: あまのやぎ
第2章~ゲームスタート~
6/95

野外の初戦闘。……に行けるのか?

ラノベの主人公みたいなソーマ。


「どれどれ?」

「まあ、Gランクには美味しい依頼は無いわよね。」

「なら、ラノベの様に薬草採取や、ゴブリンの討伐に行くか?」

「でも、私達にはスキル『鑑定』系が無いのよね。」

「それなら、資料を見て薬草採取に必要な事を覚えれば良いんじゃないか。」

「そうね。……ちょうど職員が来たわ。すみません。」

「何でしょうか?」

「薬草採取に必要な情報が載っている資料は有りますか?」

「ああ。それなら、そこの階段を上がると資料棚が有りますから、それを利用して下さい。但し、書き込みや破損等をすると弁償になります。また、持ち出し禁止です。」

「分かりました。ありがとうございます。」

「リン、行こうか。」

「うん。」


 俺達は職員の教えに従い階段を上り少し進むと資料棚が有った。


「リン。この際だから、自分に必要と思える資料も漁って予習しておこう。」

「分かったわ。」


 俺は薬草の資料だけではなく、他にも周辺のモンスターの分布図、鉱石の資料、料理の資料を読んだ。


 《スキル「薬草識別」を修得しました。》

 《スキル「魔物識別」を修得しました。》

 《スキル「鉱石識別」を修得しました。》

 《スキル「料理」を修得しました。》


「え!?」


 《スキル「薬草識別」、「魔物識別」、「鉱石識別」が統合され、スキル「鑑定」を修得しました。》


「はい!?」

「どうしたの?」

「リン。スキル『鑑定』を手に入れる方法は?」

「初期設定のキャラ設定の時にスキルリストから選ぶか、地道に色々と睨めっこするしかないよ。」

「……結果だけを言えば、スキル『鑑定』を手に入れた。」

「え!?」

「リン。とりあえず、薬草と周辺のモンスターの分布図と鉱石の3つの資料を読むんだ。」

「分かったわ。」



「……え!?」

「スキル『鑑定』を手に入れたか?」

「……うん。」

「スキル『鑑定』はこんなに簡単に手に入るものなのか?」

「ううん。βテスターの時は初期設定のキャラ設定の時にはスキルリストに無かったし、生産職の人達が毎日地道に素材と睨めっこして、やっと手に入れたんだよ!」

「良し。なら、事前準備の大切さや、予習復習を軽視するヤツには教えてやらん。信頼出来るヤツだけに教えよう。ゲーム攻略に繋がる情報なら兎も角、今の段階では問題無いからな。」

「……そうだね。うん。黙っとこう。」

「リン。もう少し時間を割いて、最初に言ったが必要と思える資料を読んでおこう。」

「そうだね。」


 俺は冒険者という立場から「野外の知識」という資料を読むと、


 《スキル「野外知識」を修得しました。》

 《スキル「野外知識」と「料理」が統合され、スキル「野外料理」を修得しました。》


 どう違うんだ?

 後で確認しよう。

 え~と、何だこれ?

 主婦の生活の知恵~?

 とりあえず、読んでみよう。


 《スキル「生活魔法」を修得しました。》


 え!?

 属性魔法と違うのか?

 属性魔法と云えば、資料に「初心者の魔法講座」ってのが有るんだが、俺のは誰かが勝手に書き換えられたが、何かスキルを覚えるかも?


 《スキル「魔力操作」を修得しました。》


 おお!?

 何か魔法スキルの裏方みたいなスキル「魔力操作」を修得した。

 次は「体術」を読んでみよう。


 《スキル「体術」を修得しました。》

 《スキル「体術」と「魔力制御」と「魔力操作」から派生したスキル「身体強化」を修得しました。》


 おお。何か使えそうなスキルを修得したぞ。

 こうして、お互いに資料を読み漁り、手に入れたスキルはこれだ!


 スキル「鑑定」: 視点を固定し凝視しすると、それに関する情報を知る事が出来る。レベルを上げると読み取る情報が増える。


 スキル「野外料理」: モンスターを解体した時、毒物を排除出来る。レベルを上げると、より毒性の高い毒物も排除出来る様になる。


 スキル「生活魔法」: 属性魔法とは別の系統で、「火種」「純水」「送風」「土器作成」「照明」「暗視」が使える。


 スキル「魔力操作」: 体内の魔力をよりスムーズに細かく運用出来る。


 スキル「体術」: 戦闘時に身体がより動き易くなる。


 スキル「身体強化」: スキル「魔力操作」「魔力制御」「体術」から派生されたスキル。魔力を使い「STR」「VIT」「AGI」の基礎数値が上昇する。レベルを上げると上昇する数値の比率が上がる。


 スキル「裁縫」: 布製のアイテムの作成や破損修理の作業が速くなり、布製の防具に使えば通常の物よりも強固になる。



 お互いに有用なスキルを教え合い、修得したスキルを選択して、やっと俺達は冒険者ギルドを後にした。


「そういや、リン。」

「何、ソーマ。」

「旅袋と異空間収納はどう違うんだ?」

「旅袋は収納数、収納量が限られていて、異空間収納は収納数、収納量はレベルが上がると増えて、最初から内包物は時間停止なのよね。」

「え!? という事は、旅袋は時間停止は無い?」

「そうよ。ソーマの持ち物とか装備品はどうなっているの?」

「こんな状態だ。」



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ