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オールドサーガ・ファンタジー・オンライン  作者: あまのやぎ
第2章~ゲームスタート~
3/95

キャラクター設定。

キャラクター設定で、どんな事になるのか!?


……操作ミスで、前に2話有ります。(-_-;)

「眩しい! 此所は何処だ?」

「此所は異なる世界の間であると同時に、貴方の為に用意した空間です。」

「貴女は?」

「私は『見定める者』。貴方は今、魂だけの存在になっています。貴方は私達が管理する世界『アークノア』に転生する事になります。しかし、貴方には転生する為の器、即ち身体がありません。」

「どうすれば良いのですか?」

「私が色々と質問します。その過程で身体を創ります。」

「分かりました。」

「では、質問します。種族は?」

「人族で。」

「……人族ですね。」


(あれ? 今の間は、何?)


「次の質問です。職業は?」

「魔法使いで。」


(やっぱり、異世界転生って言えば、魔法だよなぁ。)


「魔法使いですね。」

「次は、貴方の身体の外見です。素体を用意します。どちらが良いですか?」

「おお! 俺そっくりのマネキンと、店に有る様な男型マネキンだ!」

「どちらを選びますか?」

「俺そっくりのマネキンで。」

「次に、この素体をそのままで使う訳にはいきません。貴方の世界に合わせた操作盤を出しますから、それを使って外見の変更をしなさい。」

「何か半透明のタブレットが出て、リストみたいなのが載っている。

 項目が、目の色や、髪の色と長さ。身長は高低5㎝以内と、他にも色々有るけど、目の色は、『紫』で、髪の色は、『黒』で、長さは、……短いままで良いか。目の形を若干つり目気味にして、眉毛もそれに合わせてと。いやぁ、目付きが鋭いキャラに憧れがあったんだよな。はい、『決定』と。」

「決まりましたね。次に、貴方がこれから生きる世界について説明します。貴方が生きる世界は、所謂(いわゆる)、剣と魔法の世界で、魔物、つまりモンスターが生きる世界です。そして、今はまだ封印されていますが、『魔王』が存在します。しかし、貴方がどのような人生を送ろうとも、それは貴方の自由です。次にスキルです。」

「スキルですか?」

「そうです。このリストの中から5つ選びなさい。」


 え~と、何々。

 ポイント制では無いせいか、チート級やチートになるスキルは無いな。

 それで、魔法系は属性魔法が単品だな。

 スキルは5つ迄で全属性を選ぶ事が出来ないし、恐らく、ゲームが進めばきっと、全ての属性魔法を覚える事は可能な筈だ。

 だから、此所は抑えて1つか2つにするべきだ。

 そうなると、候補1位は「風」だ。応用力が高いからだ。

 候補2位は「火」だ。やはり、一発の破壊力は捨てがたい。

 ……う~ん。かなり悩んだがこの5つに決めた!


「決めました。スキルはこの5つにします。」

「……その5つですね。」


(あれ? また間が空いたぞ。)


「さて、転生の準備は整いました。次は、転生後についてを話しましょう。」

「転生後ですか?」

「貴方と私との間に僅かばかりですが、繋がりを作りました。しかし、いつも私が対応する訳にはいかないので、貴方に分かり易く言うと、『管理事務所』の様なモノを用意しました。何か有れば、そこに頼りなさい。そして、異空間収納を授けましょう。レベルが上がれば更に、使い易くなるでしょう。」

(あ、これはゲームの運営の事だな。それにラッキーだ。おまけ的な感じで異世界転生の定番、異空間収納系が手に入ったぞ。)

「分かりました。」

「では、最後に貴方の名前を決めなさい。」

「名前かぁ。では、俺の名前は『ソーマ』だ。」

「では、ソーマ。転生の準備が終了しました。新たなる人生に幸多からん事を。私はいつもソーマを見守っていますよ。」

「最後に1つ。貴女の名は?」

「私の名は『ガラティア』。」

「ガラティア、ありがとう。」


「……(また、会いましょう。我が愛し子。)」



「う、眩しい!」


 俺は眩しさに閉じていた目を開くと、そこには、和風な街が広がっていた。


「うわぁ、リアルだなぁ。」


 《メッセージが届きました。》


「うわぁ!?」


 何か視界の右端に緑色に光る手紙のアイコンが有る。

 ポチっとな。


「貴方の美しく可憐な隣人より

 待ち合わせ場所は、街の中央に有る噴水広場前で、待っています。~リンより。」


 うん。俺の知っている鈴花だ。

 待ち合わせ場所は、噴水広場前か、行くか。


 到着したけど、何処に居るか、分からないな。

 メッセージを送るか。


「噴水広場前に到着した。美しく可憐な隣人の外見を教えて欲しい。~隣人の幼馴染みより。」


 ポチっとな。


 《メッセージが届きました。》


 早いなぁ。5分も過ぎてないぞ。


「周りに比べて装備が充実している、青髪の金目の猫の獣人族よ。~リンより。」


 メッセージを読んだ俺は周りを見渡すと、俺と同じ様に周りをキョロキョロ見ている存在が居たから、俺は静かに近付いて声を掛ける。


「美しく可憐なお嬢様。どなたかの隣人をお探しですかな?」

佳珠真(かずま)!?」

「そうだよ、リン。」

「待っていたのよ、佳珠……、いけない。リアルネームは……」

「とりあえず、移動しよう。」

「分かったわ。」


 俺達は適当な家の陰に移動した。


「俺のキャラ名は『ソーマ』だからな。」

「分かったわ。なら、この話は終わりよ。先ずはお互いにフレンド登録よ。」

「分かった。」


 俺と鈴花はフレンド登録した。


 《最初のフレンドが登録されました。事前に申請されたプレイヤーとパーティーを組んだ場合、互いに全てのステータスが、5%加算されます。》


「え!?」

「やったわ!」

「どういう事?」

「実は……」


 鈴花の話だと、このゲームの贈与用を渡される時に、男女別の部屋に別れ、女性プレイヤーには女性スタッフが、男性プレイヤーには男性スタッフが。

 そして、直接渡される時に聞かれた様だ。

「渡す相手が異性の場合は、最初のフレンド登録をその人にした時は特典が付くわよ。」

 と、言われて、女性スタッフの指示に従い、申請書に記入したらしい。


「まあ、鈴花、いや、リンのリアルの異性の友人は俺しか居ないけど……」

「別に良いでしょう。ソーマと一緒に居たかったんだから!」

「分かった分かった。」

「う~。ま、まあ、とりあえずは、私のステータスを見せるね。」

「見せて良いのか?」

「大丈夫よ。基本的にステータスは見せる必要は無いわ。見せるのは、見せる相手を信頼している証拠みたいなモノよ。」

「そっか。ありがとう、リン。」

「……と、とにかく、私のステータスがこれよ。」


 リンが顔を赤くしながら、俺にステータスを見せた。



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

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