新たなスキルと新しい武器。
新しい武器はどんな性能なのか?
「外に出て狩りに行く?」
「賛成。」
街の外に出て適当に狩りをして、リンと色々と連携を確かめた後は、冒険者ギルドに行って素材を換金する。
その後は、以前行った資料室に行って、何かスキルが無いかと読みふけた。
あ!?
見え難い所に「錬金術(初級編)」が有った!
《スキル「錬金術(初級編)」を修得しました。》
やったー。錬金術(初級編)を手にいれたぞ。
スキル錬金術(初級編):道具を使わず、魔力を用い作成する。
「リン。ほい。」
「何?」
「錬金術(初級編)の本。」
「運営、酷い! 初期で職業に『錬金術師』を選んだ人が可哀想だわ。」
「そうだな。」
「でも、読むけどね。……よし! スキル『錬金術(初級編)』、ゲット!」
「リンも容赦無いなぁ。」
「ゲームですから。」
「人体模型と解体の本か。……何も出ないな。ん!? また隅っこに絶対に『ネタ』と言える本が有った!」
「どんな本?」
「不思議の国のア○ス」
とりあえず、読んで見る。
《スキル「解体」を修得しました。》
《スキル「切断」を修得しました。》
《スキル「解体」とスキル「切断」から派生して、スキル「無音暗殺」を修得しました。》
「……!? リン!」
「何?」
「人体模型と解体の本と不思議の国のア○スを読んでみろ!」
「分かったわ。……!? ありがとう、ソーマ。素敵なスキルを修得したわ。」
「お、おう。」
(何か、リンが手に入れるべきではないスキルを手に入れたんじゃあ……)
スキル解体:生き物(モンスターも含む)を解体する時、スムーズに進む。
スキル切断:生き物(モンスターも含む)を切断する時、手元が乱れない。
スキル無音暗殺:生き物(モンスターも含む)を切る(斬る)時、其所が弱点だった場合に限り、ソレの防御力等が無効になり、その瞬間のみ、ATKの数値が5倍になる。
とりあえず、目に付く奴を読んで、ガリウスの時間になったからリンと移動する。
「来たわよ。ガリウス。」
「いらっしゃい。今、出来た所だ。先ずはリンの分だ。」
「ありがとう、ガリウス。」
名称:森狼の牙刀
ATK20 STR5% AGI8% DEX3% 耐久値300
森狼の牙を材料にした短刀。弱点に対して攻撃する場合、ATKに15加算される。
「……素敵な仕上がりだわ。」
「どういたしまして。次はソーマの分だ。」
名称:森狼の太刀
ATK40 STR6% AGI5% DEX5% 耐久値300
森狼の爪と玉鋼を用いた太刀。弱点に対して攻撃する場合、ATKに20加算される。
「……凄いな。外見だけでも本物と遜色ない。中身も申し分無しだな。」
「気にいってくれて良かったよ。」
「じゃあ、ガリウス。また良い素材が有れば来るわね。」
「ああ。楽しみに待っている。」
「ガリウスさん。また来ます。」
「ああ。待っている。」
俺達は、新しい武器を振るう為に森に移動した。
「あはははは! 斬れるわ。斬れるのよ!」
「余り、はしゃぎ過ぎるなよー!」
「は~い。あははははは! 斬れるわー!」
俺の方の武器の試運転はもう終わっているのだが、新しいスキルと新しい武器の組み合わせが楽しいみたいで、ずっと「サーチ&キラー」を繰り返している。
……昔はあんな子じゃなかったのにな。
何処で間違えたんだろう?
眼から水がこぼれる様な気分になりながら、リンの後を追ってずんずんと奥に行きリンに追い付くとアナウンスが流れる。
《西の森の主の領域に侵入しました。森の主『森猿王』を討伐するか、全滅しないとこの領域からは出られません。》
「……調子にのり過ぎちゃった。」
「リンのアホー!」
「ごめんなさーーーい!」
「まあ、入ってしまったからには仕方無い。リン、殺るぞ!」
「うん。」
「遭遇にはまだ時間が有りそうだな。リン、情報は有るか?」
「βの時は、仲間無しの単独で、樹上から1人1個の石を投げた後は、接近戦を仕掛けたり、樹上で様子を見ているを繰り返したわ。後、最初に投げる石がクリティカルだと即死だったわ。」
「結構えげつないな。」
「でも、接近戦の時の攻撃パターンは1人に対して片手ずつの爪に因る引っ掻きが終わった後は、飛んで掴んで噛み付き攻撃よ。ある一定以上のダメージを負うと一定時間、樹上に避難するの。」
「……と、いう事は、本番では仲間有りで同じように樹上からの攻撃も可能性有りで、投げる物も石とは限らないと。」
「うん。そうだね。」
「更に、森猿王の攻撃パターンも最初からか、ある一定以上のダメージを負うと変わる可能性が有るな。」
「まあ、そんな所だね。」
「とりあえずはβと同じ時は同じ対応をしよう。違ったら、臨機応変にぶっつけ本番で行こう。」
「分かったわ。……ソーマ、楽しそうね。」
「まあな。楽しいって思っている。リン、ありがとうな。」
「ソーマが楽しいのならそれで良いよ。さあ、行こう。ソーマ!」
「ああ!」
もう少し移動すると、何処からか奇声が聞こえた。
「どうやら、戦闘開始みたいだな。」
「うん。一緒に倒そう。」
「ああ! お!? 気配察知に引っ掛かった。数は3匹だな。」
「残念。単独ではないのね。でも、3匹という事は、お供の数はパーティーのメンバー数と同じ可能性が有るね。」
「そうだな。リン。リンは先にお供の対応を頼む。俺はボスを相手にする。」
「分かったわ。」
「……来たぞ!」
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