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女騎士『んほぉぉぉぉ!!』シリーズ

女騎士「んほぉぉぉぉ!!しゅごいのぅぅ!!きちゃう!きちゃうのぉぉぉぉ!!」 オーク「お客様……マッサージの施術中に変な声を出すのはお止め下さいませ」

作者: しいたけ

「んほぉぉぉぉ!!」

「ひぎぃぃぃぃ!!!」

「らめぇぇぇぇ!!!!」


 簡素な外観の店の中から聞こえる女の奇声。


 ここは女騎士専門のマッサージ店『オークの一撃』である。日々の業務に疲労した女騎士達からの予約が絶えない人気店だ。


「いやぁ……今日も疲れたなぁ。さて、いつもの店に行くか……」


  ―――カランカラン


「いらっしゃい……」


 無愛想な悪人面の強面オークが受付で鼻息を鳴らしている。


「すみません、18時から予約していました『ヒギィィナ・アヘル・ズッコンバッコン』です」


 オークは鼻息で予約台帳をペラペラと捲り、ヒギィィナの名前を〇で囲む。


「……お待ちしておりました。こちらへどうぞ」


 受付から待合室へと通される。待合室のソファは施術が終わった女騎士達が痙攣して横たわっており、誰も彼もが気持ちよさそうな顔をしていた……。


「……相変わらず凄いテク」


 ヒギィィナは待合室の隅っこで女性誌を読みながら自分の番を待ち続けた。その間にも施術室からは女騎士達の奇声が絶えず聞こえている。



「ヒギィィナさん……どうぞ」

「あ、はい」


 呼ばれたヒギィィナは女性誌を本棚へ戻すと、施術室へと入った。簡易ベッドに仰向けに横たわると首に暖かいタオルが置かれ、ヒギィィナは少しアヘりそうになった。


「それでは頭皮のマッサージから始めますね」


 汚らしい薄汚れたオークの指がヒギィィナの頭頂部に少し触れると―――


「んほぉぉぉぉ!!!!」

「!? お客様! まだ何もしておりませんが!?」


 ヒギィィナはオークに少し触れられただけで極上の気分へと誘われた。まるでそれは快楽の泥沼! 一度はまれば抜け出すことは困難を極める!!


「しゅごいのぉぉぉぉ!!」


 ヒギィィナは溶ける様な酷い表情で、施術担当のオークはとても困惑していた……。


「と、頭皮マッサージはこれくらいにして……次はリンパの流れを…………」


  ―――サワ……


 オークの太くゴツゴツした指が女騎士の足に触れた瞬間―――!!


「おほぉぉぉぉ!!!!」

「!! お客様!?」


「でりゅぅぅぅぅ!!」


 一際大きな奇声。店内にヒギィィナの喘ぎが響き渡る。


「老廃物でちゃうにょぉぉぉぉ♡♡♡」

「お客様落ち着いて下さい!」


 狂ったかのように痙攣し、この世の極楽浄土を体感するヒギィィナ。


「あーあ、こりゃあ完全に決まってるな……マッサージのやり過ぎだよ」


 インテリそうな眼鏡の店長オークがヒギィィナの声を聞き付け駆け付けると、一言漏らし溜息をついた。


「お前女騎士一人壊して王宮にどう説明する気だ!? 王宮の支援で成り立っているウチを潰す気か!!」

「えっ!? わ、私は何も……!」


「お前、責任取ってコイツと結婚しろ。いいな」

「え、ええ~~~~!!!!」



 施術担当のオークは責任を取らされヒギィィナと結婚した。当のヒギィィナは「おねがいしましゅぅぅぅう!!」と大層喜び、オークと少しでも触れようものなら「あへぇぇぇぇ!!!!」としばしば飛んだという…………。


 最初はヒギィィナの事を疎ましく思っていたオークも次第に慣れ始め、今ではアヘっているヒギィィナを可愛らしく思えてきた。二人は末永く幸せに暮らしましたとさ、おしまい♡



読んで頂きましてありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 一体どんなマッサージだろう?? [一言] ヒギィィナちゃんが幸せなら良いんだけどね? なんか策略だったのではないかと勘繰ってしまうよ笑 そこまで気持ちがいいマッサージとは。私もちょっと…
[良い点] んほぉおおおおおおお! このいきおひぃいい!!!しゅごおぉおい!!しゅごいいのおおおおん! らめぇええええ!!!ぽいんとでちゃううう!!!!
[良い点] 勢いが凄い笑 そしてただただカオス 高評価不可避
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