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転移先・神からの謝罪そしてチート

「・・・・んっ。此処は何処だ…?」

俺は意識が覚醒して目を開けると、自分が何故か明るいところにいたので不思議に思った。

(確か俺は、【転移魔法】を使って、どこかに飛んだ気がしたんだが・・・・。もしかして外に出られたのか?)

と、ガッツポーズをしたがその行動は次の一言で無意味に終わる。否、そうするしかなかった。なぜならば....。

「ん?おお!目が覚めたかの!」

「へっ?」

目の前にいたのが、背中には翼を生やした老人だったからだ。

(どういうことだ?コス◯レか?いや、此処は異世界だぞ。この世界にもコ◯プレは存在するのか。それとも、ただの変人か?)

「お主、大変失礼なことを考えておるようじゃが」

「なんで分かる....。」

そんな事を言っているが、俺は冷や汗をかいていた。

特に自分の考えがばれたことに対して。

だから、もしかしてこの老人は凄いのではと考え始めた。

「そりゃ、わしが【神】じゃからじゃ」

まるで、エッヘンみたいな感じでいう目の前の老人。

前言撤回だ。やはり、変人だ。

「まてまて、信用がないのう」

「そりゃあ、いきなり目の前の人物が【神様】です。と言われて誰が信じられる」

老人は一瞬呆れた顔をしたが、俺の意見を聞いてなるほどと思ったような顔をした。そこで老人は何かを思いついたのか目の前で手を「ぽんっ」とたたいた。

「では、お主の鑑定(・・・・)でわしのステータスを見てみるのじゃ」

「わかった」

だが、この時俺は気付かなかった。

目の前の老人が俺のスキルを知っていることに....。

老人の言われたとおりにスキルを使った。

それはもう一切の戸惑いもなく。戸惑いがないのは酷いも気がするが、…そんな事はどうでも良かった…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ジイヤ・センカイ(?)

LV? 種族 神

HP  ?

MP  ?

STR ?

DEF ?

VIT ?

INT ?

AGE ?

RUK ?

スキル  ?

称号  ?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「!?」

「どうじゃ、これで少しは、【神】と思われたかの」

確かに、この神の言う通りだった。俺は、このステータスを信用するしかなかった。この老人が【神】だと言う事も。

「それで、そろそろ会話を進めてもいいかの」

「!?」

この言葉で、俺はようやく帰ってこれた。今までの間、自分がどれだけこのステータスに見っていたかが分かる。

「ああ」

俺は短く、返答した。

だがこの神はとんでもないことをしてきた。それは....。

「すまなかった!!」

土下座である…。何故謝られたのかもわからず、更には土下座までもされた理由が俺は分からなかったので、聞いてみることにした。

「何故謝るんですか?」

「それは、...お主を勇者召喚に巻き込まれるのを防げなかったことに対してじゃ。後は、お主のステータスが異常なまでに低い事じゃ」

(そういえばそんなんあったけな)

その言葉で、称号の部分に【巻き込まれたもの】があったことを思い出した。

「だからじゃな、せめてもの償いとしてお主にスキルを付与しようと思う。それで許してくれんか?!」

「いやいや、せめてもの償いって何?」

「うっ!それは...お主が元の世界にもう帰れないことだ」

突然のとんでも宣言に俺は目を見開いたがそれも一瞬のうちだった。

確かに、俺としても故郷に帰れないのは残念ではあったが向こうではいじめにあったので、そんなに思いれもない。

更には、この世界で咲良に会えるかもしれないのだ。

それに、「彼女いない歴=年齢」でもあったわけなので。

「分かったよ」

「ありがとう!」

ということなので俺はスキルを決めることにした。その結果の俺のステータスは

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ジンヤ・シンタニ(17)

LV1 種族 一般人

HP  5/5

MP  2/2

STR 2

DEF 1

VIT 1

INT 5

AGE 2

RUK 不明

スキル 異世界言語LV- 転移魔法LV1 鑑定LV- 隠蔽LV1 

ギフト レベルアップ時ステータス3倍 限界突破

    レベルアップ経験値10分の1 想像魔法

    スキル合成 合成魔法 譲渡 スキル創造

称号 巻き込まれたもの 神の加護 ギフト持ち

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

…というトンデモチートになってしまった…。

「はあ、はあ、はあ。これでよかったかの?」

ギフトを授けるのはとても疲れるらしい。

それから、下の世界の事もたくさん聞いた。

「ああ、…ありがとうな神様…」

俺はそんな優しい神に礼を言った。

「それで、お主は何処辺に飛ばせばよいのかのう」

「う~ん。とりあえずさっき教えてもらった「奈落」に飛ばしてくれ」

奈落は、とても強い魔物がたくさん出ると言う事で存在自体が明らかになっていない迷宮である。

「分かった。」

今の陳也になら大丈夫だろうと思い、神は陳也を奈落に送った。

そして俺は、神界から奈落へ全く逆側へと飛ばしてもらったのだった。そして、チートスキルを手に入れた陳也は最強への道を進み始めるのだった。神に

「行ってくる。また会おう」

とだけ言って、少年は1日のうちに2度目の転移を経験したのだった。


主人公がついにチートスキルを手に入れました。ちなみにここまでは第0章と言う事になります。次回から奈落編スタートですがヒロインは奈落編終了後と言う感じになります。

出来るだけ早く奈落編を終わらして、ヒロインを登場させていきたいと思うのでそこら辺はすみません。

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