陳也VSホーンラビット
みなさんこんにちは。
今日からシルバーウィークです。
出かける方も時間の間に見てくれればうれしいです。
場所は移る……
迷宮【奈落】を攻略した俺は転移に身を任せて一瞬とも言うべき移動が終わった…。
「っと。転移先は何処になっているんだ?森の中なのはいいのだが」
まず俺が転移してから最初に見たのは…うっそうとした木々が生えている森だった…。
「とにかく移動してみるか…」
その場にとどまり続けても意味がないので、俺は森の中を歩き始めた。
ちなみにこの世界最強の迷宮をクリアした俺に敵はいないのだが、寝床と食料は必須だ。
いくら人間を辞めたレベルのステータスの持ち主でも腹は減るし寝床が無ければストレスが溜まって精神に異常をきたしてしまう。
この2つだけは最低条件なので…陳也の第1目標は町を目指すことにした…。
目指したのだが……
「ピピッ!」
魔物に会ってしまった…。
(あれ?待てよ…)
陳也は疑問を抱いた。
それは……
何故この小さな魔物が俺に襲ってくるのか?
だった。
魔物にも危機回避ぐらいの本能があるはずなので、こんなウサギがのうのうと出てくるわけが無かった…。
そこで俺は鑑定を使い、このウサギのステータスを確認したのだった…。
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ホーンラビット(普通種)
LV40 種族 魔物
HP 300/300
MP 100/100
STR 115
DEF 127
VIT 153
INT 121
AGI 138
LUK
スキル 突進 飛び蹴り 2段蹴り
称号 激突者
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「…低い……」
あまりにもステータスが低すぎたために俺は困惑した。
「おかしいな。迷宮の魔物はあんなに強かったのに…」
…陳也は1つ忘れていた…。
あの迷宮は世界最強だという事を…。
否、普通ならあの迷宮をクリアするのは不可能なのだが、陳也からしてみれば手ごたえがあったのは自分が弱かった最初だけだったので、そこまで難易度が高いとはどうしても思えなかったので、外の魔物も迷宮視点で考えていたのだ。
…実際は、そんなふうに考えていたら世界が魔王に進行されるよりも早く魔物に全滅させられてしまう…。
それより陳也は気になるものをステータスに見つけていた。
「ん?何だこの激突者って」
そう。称号の部分にあった激突者の文字だった。
だが、この称号のせいで陳也に戦いを挑んで?来るのはだいたい分かる。
そこで俺は…
「じゃあ面倒だし、一瞬で終わらせますか」
これ以上此処で止められるのも嫌だったので、さっさと戦うことにした。
陳也はアダマスを取り出し『時空魔法』を発動して、時空魔法の『マジックボックス』から魔剣グラムを取り出した。
『疾風迅雷!』
「ピッ______!!」
ホーンラビットは驚きの声を上げた。
だがもうそれも遅く、ホーンラビットは斬られるときに電気で覆われ…粉々になったのだった……。
最後まで鳴き声を言えずに…。
…陳也はこの剣技1つでホーンラビットを倒したのだった…。
この剣技『疾風迅雷』は剣術レベル8で扱える剣技で陳也が作り出した技である。
実際、鑑定で確認してみると
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疾風迅雷
種類 剣技
称号
効果 剣術レベル8で扱えるようになる。しかし、この技はこの世界に存在しないため扱えるのは製作者 だけである。更に、剣術レベルが上がるほど威力も上昇し、付与効果も与えられる。
また、音速以上のスピードが出るので電気を剣が纏うときがある。
製作者:ジンヤ・シンタニ
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になっている。
つまり、このスキルは陳也しか扱えないのでユニークスキルでもあり、電気をまとうときもあるのだ。
まさに、最恐の剣技である。
ホーンラビットを瞬殺した陳也だったが、困ったことになったのである…。
それは…
「「「ピピッ」」」
…辺りを囲まれてしまった事である…。
(失敗した。次からはすぐにその場所を離れるように覚えとかなきゃな)
ホーンラビットからは斬った時に血が出ていたのでその臭いを嗅ぎつけ、ここまでやって来たという所なのだろう。
まさに、陳也VSホーンラビット の戦いが始まると言っても良いぐらいだ。
そこで陳也は魔法を使い倒すことにしたのだった…。
『全方位光線』
発動した直後、ホーンラビットに向かってたくさんの光線があたり
「ギャピ_____!!」
中には、粉々にはじけ飛ぶもの、口から血を吐いて死ぬもの、逃げようとするところを殺られてしまうもの。と様々だった…。
ホーンラビットは1人の少年に瞬殺されたのだった…。
流石に激突者を持っているホーンラビットたちもわかった…。
…この人間には逆らってはいけなかったのだと…。
やっと、ホーンラビットが全滅した時にはそこには無残な光景が広がっていたとか、いないとか……。
「よし!さっきの反省点をさっそく生かして此処から脱出だ!」
陳也は早々にその場所から離れることにした。
だが、森にいるホーンラビットは先ほど陳也がほとんど倒してしまったので、来る魔物は大型魔物だけなのだが…。
…他の者にはそれでも絶望的だろうが…。
よって、陳也VSホーンラビットx100の勝負は陳也の勝ちで、幕を下ろしたのだった…。
陳也VSホーンラビット……。
どうでしたか?
今日はあと1話程度更新する予定です。