LIAR 1話『嘘みたいな嘘』
木々が枯れ。屋根の上には雪が積もり。息は白くなる。
真冬。
寒いのは嫌いじゃない。が、好きでもない。
例えば、真冬の朝。布団に入っているとき俺は、震えつつ布団に入り込む。
多分、全員そんなもんだろう。更に、学生となれば尚更だろう。
というわけで、今そういう状況だ。外は寒い。中は暖かい。40分後は学校。自分は学生。
このキーワードから、これから行う行動はただひとつ。
「寝る!」「おきろぉぉ!!!」
布団の上からジャーマンスープレックスよろしく、のしかかりをくらった。
「さっきから何回起こしてるとおもう?ねぇ?おい」「はい。申し訳ございません。お姉さまの言う通りです」
俺は、痛さをこらえて丁寧に土下座をした。
俺の姉、文月 由衣に。
「まったく、てめえはいつまでたっても自分で起きれねえじゃねぇか。私の苦労も考えろ」「じゃあ、おこしにくるなよ、、、」「なんかいったか?」「いえ、なにも」
とりあえず、ゆっくりと気だるさを感じつつリビングへと歩いていく。
「ん?父さんは?」「また、二ヶ月転勤だとよ」
俺の父さん。文月 介はシェフをしている。料理業界ではかなりの有名人らしく、転勤続きだ。
「さっさと飯食って学校いってこいよー」「はいはーい」
のんびりと俺は朝飯を食べ、学校の準備をして家から5分程度の俺が通う高校「川波東高校」へと向かった。
12月19日9時50分
教室へ入るといつもなら、いつも座っている生徒も、いつもならまだうろついているクラスメイトたちも暗い顔で座っていた。
「どうしたんだ」と近くにいるクラスメイトに聞くと「10時に、アレ行うんだとよ」「アレ?」「嘘つき探し」「!?」
『嘘つき探し』。それは、全国にある学校のひとつを選び、そして、ひとつのクラスを選び行われるゲームのようなもの。
それは、法律に定められてあり、何十年か一度に行われるらしい。
俺は、そのゲームの内容を少しだけほんでよんだことがあるが、虫酸がはしるほどに気味が悪い。
まさか、俺らの高校が選ばれるとは、、、。
一昨日のニュースで言っていた。「嘘つき探しを明後日行う」と。
しかし、まさか自分の高校でやるとは全く思っていなかった。
「嘘つき探し」。調べたところではただ、嘘つきを探すだけらしい。嘘つきを探せれば普通にかえれると本には書いてあった。
「どんなことやるのかな、、、」「知らねぇよ、、、こええよ。無事に帰れんのかな、、」
10時00分
『えー、君たちもわかっている通り。これから、君たちには嘘つき探しを行ってもらう。いいか?かならずしも、無事にもどってくるように』と校長直々のクラス放送が流れ、全員の緊張が高まる。
「無事にってことは、やっぱあぶねえのかな!?」「えー!?やだよそんなの!」
普通くらいの大きさの教室で普通の高校生たちが異常な出来事の渦中にいる。
「なぁ、ゆー。お前はどうすんの?」「ん?どうするって何が?」。忘れていたけど。
俺の名前は文月 祐哉だ。なんて、自己紹介する宛もないのに自己紹介するとは。俺も末期だな。
「嘘つき探しだよ!逃げた方がよくないー『ウゥゥゥーーーーーウゥゥゥーーーーーウゥゥゥーーーーーウゥゥゥーーーーー』。
サイレンが鳴り響き始めた。
「なんだ!?火事か!?」
『う、嘘つき。嘘つきは誰だ?だれ?誰だ?あ?誰、、、。』と、スピーカーから言葉が流れてくる。「何いってんだ?」「気味悪ぃ」
『これから、嘘つき探しを始めます。それでは、小川佑樹くん』「ん?おれ?」
小川佑樹。学校のなかではバスケの鷹と呼ばれているくらいに素早い動きで川波東を県大会まで導いたという称号を持つ。
『君は相川弓さんの体操服を二度家に持ち帰りましたね?』
『!!?』「え!?いや、持ち帰ってねぇよ!」
『診断完了。You are LIAR』「ん!?え!?」
次にスピーカーから流れてきた言葉は本人いがいも驚いた。
『貴方は嘘つきです。これから、きめられるバツゲームを受けてください』
「バツゲーム!?なんだよそれ!!」『1、2、3。選択してください』
ふと、いきなり教室の左はじにあるテレビがついた。
するとそこには、、、「1.友人に首を折ってもらう。2.相川弓に真実を告げる。3.希望を捨てる」
「え、、、なんだよこれ」
おい、正気か。なんだ一番は!友人に首を折ってもらう!?
思った以上に危険じゃないのか、、、。このゲーム。なぜ、こんな法律が許されていやがる。
『選択してください』「一番はない!でも、2もない。。。」「いやまてよ!どう考えても、一番と三番はないだろ!」と小川の友達古海大貴がさけぶ。
「、、、そうだな。おい、スピーカー?」『スピーカーではありません。私はレラン。そうおよびください』「んじゃ、レラン。決めたぞ」『お告げください』。
「はぁ、よかった」と古海大貴はほっとした瞬間。
小川の口から出た言葉は
「三番」
クラス全員はその場に凍りつき、そして。『分かりました。三番ですね。それでは』「ん?」『静』「、、、、、、!?」
小川はいきなり、口を閉ざしたままもがき始めた。「どうした!?」「え!?なに?員が騒ぎ始める。
「、、!!、、?!!?」「おいどうした!」俺は、小川の胸にてを添えて。押す。
「!?」心臓マッサージじゃだめか!どうすれば!「!、、、、、、」
小川はもがくのをやめ、目を瞑った。
「え、、、」「ねぇ、小川くん?」「、、、、」『うわーーー!!!!!!』小川は涙をながし、そのまま動かなくなった。
「おい!!小川!!目を冷ませ!おがわ!あ、、、あぁ、、うわぁぁぁ!!!!」
『次の質問を始めます』
この、ゲーム、、、。やばいぞ。想像以上に危険で狂ってやがる!
【波川東高校二年五組。残り40人中39名。脱落1名】
いやー、一話めですよん!
わーいわーい!フフフフフ。笑
さて、あとがきて何書くの?と書いてある作者にいつも疑問を抱いてた私ですが。
ほんとですね、何かけばいいの?笑
んー、とりあえずそうだ。感想や、メッセージくれるの期待しちゃおう。うふふ
わーい!
私の小説みたいなものを読んでいただきありがとうございました!まだまだ続くのでよろしくお願いしますね!