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第4話 魔法の現実

「ですがなぜ雷魔法使いなんですか?氷魔法使いを雇った方が色々と便利でしょうけれど」


流れを変えるために無理やり話題をそらす。それに、そう氷で固めて新鮮なものをお持ち帰りできたり、滑らせて移動させたり楽なのだ…と思う。


この世界、というより、この地球上で見た目、魔法は存在します。なぜか?異世界人の仕業です。

この地球の中心部に物理現象の願いを叶える装置を埋蔵しています。

なので誰でも強く願えば種火はできますし、水で喉を潤したりもできます。

しかし、相性もあります。金よりも銀の方が好きのような感じで。

魔法の強さ?…世の中、思い込みが激しい人もいたりするよね…

2属性使い?…そういう人は火も雷も生で食べられると自ら誇ったりできるちょっとアレな人たちだ…


「まぁロマンっていうのもあるが、今回はビリビリ獲物をスタンさせ続けて狩るかな?と思ってな」


と話をそらしたのにも関わらず律儀に答えてくれる。…毛皮とかもできるだけ無傷で欲しいだけだろうと自分で自分を納得させる。


その後、獲物を見つけてはビリビリとスタンさせ、猟師さんが仕留めを繰り返す。


収穫はシカ2匹、イノシシ1匹。猟師さんがかついでいるのを村まで送り届けミッションコンプリート。


獲物は猟師さんたちが担いでいます…ある程度の強化魔法があるとはいえ、あれらを一人で担ぐとはすごいよね…


村で900ドルもらうとそのままバイバイする。なぜか通貨単位はドルらしい…


そして、とりあえずそのまま近くの大きな町へと向かう。散歩がてら夕方までには丁度到着するだろう。


ぼーっとショートカットしながら進み、丘から見下ろすと豪奢な馬車を守るように約100人、前後から挟み撃ちにしている盗賊もどき約200人。って軽い戦争クラスだ。

こういうときは、強い方に味方しなければどうしようもないのですよ。暗殺などといったものは、古来よりだいたい弱者の用いる手段。

よって手助けするのは、金持ち側。

今はこう着状態な上、盗賊もどきの側面に位置しているので、少しでもバランスを金持ち側に傾けると一気に勝利フラグだ。


爆雷球を一つずつ、前後に金持ち側に当たらないように制御しながら炸裂させる。

攻撃を受けた者、それによりこちらに目を向け隙をさらけ出してしまった者たちが一斉に刈り取られていく。


掃討戦をあらかた終えたのち、指揮をし、周りよりさらに豪奢な装備の男が目の前にやってきた。

「支援感謝する。だが、追加で悪いが手を貸してほしい」


「礼を言うなら金をくれっ!」

…くっしまった。またクレクレ病が発症してしまった…

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