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第2話 vsマスコットキャラ

「おはようございます!元いた貴女の未来の世界へようこそ!」


…目が覚めるといきなり声をかけられ、「知らない天井だ」フラグを折られた。にしても…


「あれ…?現代の現実の世界に戻ったはずじゃ…?」


「そう!貴女は地球史上初の神隠しの観測に成功した最初の1人だったのですよ、アリス・シルバーさん!場所は覚えていますよね?東京都千代田区1丁目1番地と言えば有名な場所ですので!」


それはおかしい…私は漢らしさを増すため、本場とんこつらーめんを食べ歩くために福岡まで遠出していたはずだ…名前も明らかにおかしいが、あの神さまのことだ他にも色々私のことをいじったはずだ…


くっ頭の中でもともと「俺」とかだったものが、全て「私」とかの女らしいものに置換されているっ!さすがに神さま、すさまじい。


「これからの生活をアシストしてくれるロボットを差し上げます。可愛らしいぬいぐるみタイプですよ。ここでは仮にQ兵衛としときますか。名前はつけてあげてください」


「それではマスコットっぽいので『マス』で」


「…それではあんまり可愛そうな気がするので『コット』でどうでしょうか?」


…この人、以外に押しが強いな。しかし特に名前の候補があるわけではないのでいいか。


「それでは『コット』でお願いします」


そして、アシストロボットQ兵衛の第一声が…

「魔法少女になってよー!」


ゲシッ


「まず、今のセリフは二度と言えないようにお願いします…」


「そうですか?わかりました。あとはナノマシンによって今に至るまでの知識などの全ての情報・強化等を身体に転写しますね。っと完了です」


「さすがは未来人…私の妄想を超えたものさえ現実にしている…」


「それでは調節を終えたアシストロボットとの軽い模擬戦でちょこっと身体をならさせましょうね」


いつの間に調節が終わったんだ?とか思ったが、身体に転写された知識でそれがすぐに終わるものだと気づく。…やはり、ここは未来ということで決定か…


そして、またたく間もなく闘技場へと降り立っている。


そして、アシストロボットQ兵衛の第二声が…

「魔法少女になってよー!」


「なにっ!?修正プログラミングされてその言葉は言えないはずではっ!?」


「ふふふー。他ならばいざ知らずー。神さまから直接作られたボクにはそんな現実は通じないよー」


そうか…それならば…

「まずは、この現実をぶちこわす!私のこの手が真っ赤に吠える、現実はクソゲと轟叫ぶ!リアル・ブレイカー!」


右手どころか両手両足に陽炎が立ち上るほどの炎をまとわりつかせる。


左足は見せかけのみだ。左ジャブ、右ストレート、とどめに右直蹴りだ!GO!


攻撃手段としては、もっと最適化された知識があるのだが、感情を優先させてしまう。「このボタンを押してはいけません」という知識は持ってるのに、押してしまう感情のように。


…ただのしっぽ振り振りで攻撃を受け止められるが、攻撃は直撃だ。全て直撃だが硬い。やむを得ない。右手に攻撃に使える全てのエネルギーを注ぎ込む。


攻撃速度、間合いや角度等、これ以上のものはない域に達しているのだ。あとはパワーのみ…。


「おーもうだいぶ身体の方になじんでいるねー。そもそも、もらった妄想力や科学の力を使って少なくとも前の身体の形に戻れるー?」


とQ兵衛に気勢をそがれた…そういえばそうだった。妄想を完全に創造する事ができるんだったか。さっそくやろう。…なのになぜか戻れない。考えられるのは…神さまの力>俺の妄想力となる…


さらには、科学の力でどうにかならないかとしたが、最初に肉体を宝具にしてくれと言ったからか、身体に修正力が働いている…


…くっ真面目にアシストキャラしている…

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