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荒くれ者達の海での生きざま

作者: 玉白美琴

海賊が横行するスクラビア海域。


そこに一隻の大型船が財宝を積んで向かって居た。


カラムナーア王国のクラムバ公爵が所有する旗船ヴィーナス号である。


本来ならば、数隻の護衛船が居たのだが……隣国からの帰り道、荒らしに巻き込まれはぐれてしまったのだ。


「ん?前方より船影あり!!」


見張りをしていた船員が叫ぶ。


そこへ、暗がりから一隻の大型船がやって来る。


海賊旗は林檎を頭に乗せた髑髏。


ここを縄張りにする大海賊アップル海賊団の旗船、スカルアップル号だ。


「スカルアップル号です!!」


鬼気迫る声で船員は叫ぶ!!


「全員戦闘態勢!!繰り返す!!全員戦闘態勢!!」


クラムバ公爵が怯まずに号令を掛ける!!


一方


「こりゃ良い。クラムバ公爵の船だ!!野郎共!!仕留めるぞ!!」


「「「合点承知!!」」」


アップル号とヴィーナス号は、横付けで並び合うと、互いの砲門を開いて激しく撃ち合う!!


死者を出しながらも砲撃を辞めず、アップル号から無理矢理縄梯子をヴィーナス号に掛けると、海賊達がヴィーナス号へと渡り襲い掛かる。


「くそがっ!!海賊ごときが!!」


クラムバ公爵も自ら剣を取り海賊達と刃を交える。


だが、海賊の強さは予想外であっという間に他は殺されクラムバ公爵一人になってしまった。


「おらよ!!」


「ぐはっ!!」


最後に船長のフルーツと一騎討ちをして、クラムバ公爵は打ち取られてしまう。


「野郎共!!貴族は死んだ!!この船も財宝も俺達の物だ!!」


「「「ひゃっほー!!」」」


フルーツの言葉に海賊達は喜ぶ。


そしてその夜は、勝利の祝杯となり朝まで大海賊アップルは飲み明かすのだった。



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