To the escape and ...
「くっ このままじゃ」
アリスラが膝を付き 脂汗を流し始める
「ちょっ ステラ 何を」
「こうすれば少しは楽になるでしょ」
ステラがアリスラの胸に手を置き魔素を流し込む
「でも こんなことしたらあんたが」
「どうせこの吸収力じゃあと数時間しか持たない
ぐっ」
街の
「楽郎くん そういえばステラのことなんだが」
「ビーッ!!!!!」
「!!!」
楽郎の刀の柄からアラート音が鳴り響く
「なんだね それは」
「警報器です
ステラさんに何かあったんだ!!」
「そんなものまで....
ステラの備えは恐ろしいな」
いやそこに感心してる場合じゃないだろ
とにかくステラさんを見つけないと
「魔石の買い付けはどこでできます?」
「職人街か
いやアリスラさんはこの町に詳しくないから商業区の方へ行ってしまったか」
「それぞれの町の位置を教えてください」
「職人街は西、商業区は町の北東になる
手分けして」
「俺が職人街へ
商業区はお願いします!」
「了解した」
俺とライゼンさんはそれぞれ町の反対側へと駆ける
たとえ何があっても彼女達を守って見せる
俺の熟女ハーレムを邪魔する者に鉄槌を下す
自分の魔素が嘗てなく煮えたぎるような感覚
・・・初めてだ ここまで全身に怒りが纏わりつくのは
街の北東 商業区
「兄貴ぃ~
さらに2重に外側から結界貼っちまえば2倍の吸収力になったり
しやせんかね?」
「バカか お前は
基本的に結界ってのは外と内で強度がかなり違う上に
耐性も違う
内側の結界が壊れるだけだ」
「す しゃーせん」
男達はステラとアリスラをとらえた結界の外側で維持を続ける
多少の疲労感はあるものの人数がいるためこのまま維持するのに問題はない
「これで俺らもついに賞金首ハンターとしてあのお方に認められるわけだ」
「あ あのお方って」
「バカ野郎! 敵の前で言えるわけねぇだろ
機密だ 機密!」
「さ さーせん」
「くっ」
ステラの顔色が青白くなっていく
「ステラあんた私に力分けすぎだよ!
自分の方を」
「楽郎なら 私にこうするし
それにアリスラは楽郎のハーレムでしょ」
「そうね...」
「楽郎に下手な姿見せられないでしょ」
「―――かっこつけすぎよ」
「す ステラ!?」
ライゼンが表の路地から駆けてくる
「おじさん!?」
「ちっ 見つかったか
遊撃部隊 結界の維持は俺たちでやる
あの男を潰せ!
表に出すなよ」
「了解ですぜ 兄貴ぃ!
フヒヒ!」
「誰か!!!!助けてくれ!!!!!」
ライゼンが表通りに引き返す
「ちっ 早くしろ!
魔術師を呼ばれると厄介だ!」
「誰か~~!!!
っぐ!」
男の1人がライゼンに槍を投げつける
ライゼンはとっさに横に飛ぶ
だが槍の穂先が開き足を槍の穂先がかすめる
「っし!
ヒヒッ!
当たった!」
「な 何だこれは」
ライゼンが急に酔ったような足取りになる
「毒だよ 残念だったな
それに俺の魔術を組み合わせた
超ハイブリッドウルトラアルティメット
動き封じ槍!」
「ネーミングセンスはダサすぎるが
ぐっ」
ライゼンが足を踏み出せなくなる
「しひひっ
どうだ」
「走れなくても!
転がればいいんだ!!
老年の男の体は丸いんだぞ!!!」
ライゼンが地面に体を投げると同時に受け身を取り
表通りに地面をごろごろと転がる
「てめぇっ!
隠れ肥満か!!!」
男はナイフを投げつけるがライゼンの不規則な回転を捉えきれずに地面に突き刺さっていく
「ぐっ おえっ!」
ライゼンは毒と三半規管の狂いに吐きながら表通りに出る
そして思いっきり口の中の吐瀉物を吐き出しながら
「助けてくれ~~!!!!
誰かぁあああああああああああああああ!!!!」
辺りの人間が一斉に振り向くと同時に
ライゼンの肩に毒付きのナイフが突き刺さった
ライゼンが崩れ落ちると同時に
「いやああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
「ま 魔術師はいないのか!」
「女子供は逃げろ!!!」
「くっ よりによってもこの時間帯に」
通りの人間が一斉にパニックになる
「ったく くそじじいがてこずらせやがって
最後に俺の名前を教えてやるよ
毒士 ヴェーネム」
ヴェーネムが槍を振り下ろす
「お前を殺す男の名だ」
ライゼンが上を見上げて苦笑いする
「らしいぜ」




