三次元を求め
現実を受け入れつつあるカリンに
どんな未来が待っているのか。
コンビ二店員になって早4年。
二次元に行けると思い込んで就職活動も恋も
怠けてきた私は、いざ恋愛をしようと思っても
どう動いていいのか悩む。
(逆ナンしてこようか・・友達に紹介してもらうのが無難かな・・)
色々シュミレーションしながら品出しをしていると
一人の若い常連客が声を掛けてきた。
『粗大ゴミのシール貰えませんか?』
声にきずいたカリンはハッとして
ゴミのシールを渡す為にレジに向かった。
会計を済ませた後、男性は苦笑いをしながら
カリンに一枚の手紙を渡す。
「仕事中じゃ忙しいと思うので帰ったら読んでください」
そう言い残しそそくさと店を出た男性を見送ったカリンは
(ラブレター!?)
なんて期待しつつ仕事を終わらせた。
(どれどれ・・・)
帰り際、手紙を開けて読んでみると
『実は僕、アニメソ高校の時の後輩なんです。
初めてこのコンビニに来た時カリンさんをみてびっくりしました。
憧れの先輩が働いてるって。
でもなんて声を掛けたらいいのかわからないまま時だけが
たってしまい、このままじゃ駄目だと思って手紙を書いたんです。
よかったら友達になってください(>ω<)
アドレス→000@amimaru
携番→777‐777‐777』
(友達かよコレ。でも可愛いじゃん。)
普段なら気が乗らないカリンも
いいタイミングで手紙を貰ったのも働いて、
家に帰ってメール早速メールを送ってみた。
【手紙ありがとう。カリンです。
友達とかいつでもウエルカムだよ。】
送信
(どんな返事が来るかな~♪)
なんて結構乗り気で返事を期待してると
10分後に返事が来た。
【メールありがとうございます(;ω;)
カリン様と友達になれるなんて光栄です (ノω・)
これから仲良くしていただけたらウレシイです(。・ω・。)♪ 】
・・・・・
最近の若者は顔文字を沢山使うんだなと
痛感したカリンは
【仲良くしようね☆今日は寝ます☆
☆GOODNIGHT☆】
と送信してメールを終わらせた。
(なんだかこういうのも悪くないかも)
なんて浮かれつつ
その日の夜は枕の下にアニメ写真を入れることなく
今日の出来事を思い出しながら
(そういえば名前聞くの忘れた・・明日聞こう)
と眠りにつきました。
よくありそうな話になってきた気がします(・∀・;)