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プレアデスの想い人

作者: 逢乃 雫

夜空に広がる星雲に


七つめの星を探す


輝きを止めたプレヤード



吹きわたる怜悧な風に


星は瞬き


輝きは霞むばかり


彼女は躊躇(ためら)



月の女神にこのまま仕えるべきか


恋を禁じられながら


それとも


オリオンと共に行くべきか


女神の怒りにふれると知りながら



月明かりに踊る 君は誰


その顔が見えないのは 


戦を憂う涙のせい


それとも


真実の愛を貫くため



輝く者には覚悟を


隠れる者には畏れを


アルテミスの弓矢からは


誰も逃れられない



それでも君は


今夜もこの空のどこかに



そうか君は


知っていたんだね


女神もまた恋をしていることを



この世界を生きる誰もが


必ず誰かの愛に


いつも包まれている



たとえ見えなくても


そこにあると信じること


そして信じられること


それが愛



だから君は


ずっとそばにいたいと



その輝きを、


愛する者の瞳にだけ映して












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― 新着の感想 ―
[良い点] やっぱ素敵な詩ですねー ※レビューを投稿しました 問題あればお知らせください
[良い点] この世界を生きる誰もが、必ず誰かの愛に、いつも包まれている。 ここが、印象に残りました。 [一言] (すいません、神話の話はぜんぜん知らないのてすが)誰かや、自分や、愛に包まれている、っ…
[良い点] 素敵❤️
2022/05/21 21:30 退会済み
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