防具と魔法杖
俺の部屋の作業部屋で、何を作るか考えていた。
最近手に入れたリザードマンの皮で服を作ってみるかと取り出し、型紙を当てて切ってゆく。
それを錬金術で俺の極細の糸で縫って、取り合えず服らしい物が出来た。
出来たばかりの服を試着すると、体に密着して動き難いし通気性がなくむれる。
この皮は、単体での使用ではデメリットが大きすぎる。
これは以前着たような気が、そうだサウナスーツと同じ着心地で汗がにじみ出て気持ち悪い。
それならダンゴムシの甲殻に張り付けて作り変えるか。
以前作ったベストタイプの胴体アーマーは、たしか型紙があった。
その型紙に、合わして甲殻を錬金術で変形させる。
けっこう思い通り形になった。
出来たアーマーにリザードマンの皮を、粘着糸で張り付けて良い具合になっている。
見た目は、ウロコタイプのアーマーに似ている。
内側には、緩衝用にスライムゴムを張り付けて完成。
胴体アーマー(甲皮)
物理防御★★★★
魔法防御★★
胴体アーマーは、何気によさそうな防具になった。
肩パットも次いで作ってみた。
膝パット・肘パットは、スライムゴムで装着できるように改良してゆく。
大きさを変えながら、3つ程製作しているとある武器を思い出した。
コボルトの杖を取り出し、調べてみると全体が白くツルンとした表面。
杖の先端には、何かが入っているみたいだ。
杖なら幾らでもあるから、分解してみるかと特上のナイフで少しずつ削ってゆく。
やはり何かが見えて、あ!これは紫の魔石だった。
紫の魔石で火球を放てるのか、それとも魔法攻撃をアップさせるのかどっちだろう。
試しにコボルトの杖で、火球を放つといつもより大きい。
次は電撃を放ってみる。バチバチバチお!これも威力が大きくなっている。
なるほど魔法攻撃をアップさせる効果があったのか、それなら作らないといけない。
白い部分は、石材ではないし骨に似ている。
紫の魔石と骨で早速作ってみるか、錬金術で2つの材料包み込みながら骨を変形させる。
ジワジワと紫の魔石を骨が包み、全体を杖らしくしてゆくと骨が足りない。
もう1本追加して、魔力を浸透させながら足して杖らしくなった。
魔法の杖
魔法攻撃★★★★
やはりコボルトの杖より紫の魔石が大きく、不純物が混じっていない魔石のせいで星4つの品質。
何気に嬉しくなり、どんどん製作してゆく。
62本も作っている最中に、窓から夕日がさしてきた。
もうそんな時間になったのか、今日は探索はなしだな風呂にでも入るか、露天から見る夕日も良い眺めだ。
鼻歌で夕焼小焼を自然にハミングしていた。
部屋に戻ると、付けっ放しのテレビから気になる情報が入ってきた。
テレビのニュースでは、地上に出ていたリザードマンが討伐されたと、ギルドの正式発表が報道されている。
念の為、地上は探索をされている事と主要道路の封鎖は、まだ解除されていない事も報道。
再度魔物がダンジョンから出てくる可能性が有ると、緊急依頼が継続されその結果が発表された。
日本で有名なトップ10のクランから3位と7位・8位が明日から参加するみたいだ。
他のクランのトップランカーは、探索中で連絡が取れないみたいでニュースキャスターが読み上げていた。
3位[暁に祈る]メンバー数140名 最高探索階層35階層
魔術士と戦闘系がバランス良くそろったクランで、ダンジョン内での連泊記録を持っているクラン。
素材売却数も多く、ギルド貢献度もトップである。
中には[流星連打]の技で知れ渡っている。北斗海都も所属している。
7位[ジュピター]メンバー数211名 最高探索階層35階層
比較的、若いメンバーがそろったクランで勇猛果敢で知られている。
ここ最近、成長が著しく伸びたクランで歯止めがきかない側面もある。
2ヶ月前までは、22階層から24階層で頑張っていたクランで2ヶ月間での成長は凄い。
何処かの企業スポンサーが付いたと、もっぱらのクラン間の噂である。
クランマスターの渚剣は、カリスマ性が高く。
猛烈なファンが爆発的に拡大している。一過性のブームとして社会現象になっていた。
顔はイケメンで、性格も良いと噂されている。
8位[神の楯]メンバー数125名 最高探索階層34階層
魔術士は少ないが、戦闘系でも防御力が高いと噂されているクラン。
戦い方にも独特な戦法があり。メンバーの1人がマイダスの手(ギリシャ神話に登場する触れるものを黄金に変えるミダス王)と2つ名で呼ばれている。名は、三上男。
それと兄妹で、[旋律の戦い]と呼ばれている風魔法と火魔法の融合魔法でも有名。
兄妹の名は、(兄)朝日春・(妹)心姫。
明日は7階層から始めるから、出会う事も無いと思うが気を付けておこう。
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