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アデブダンジョン




テント内では魔石の披露会(ひろうかい)になっていた。

広いテーブルがある事で狭くなっているのに、大勢の人でごった返している。

60cmの程の透き通った魔石に続き、30cm・25cm20cm15cmの魔石がテーブルを占めている。

偉い軍人と学者がしきりに話し込んで、その横で若い軍人が何処(どこ)かとしきりに電話で話をしている。

多分あの2人の会話を説明しているのかもしれない。

魔石以外の素材には、一切興味を示さなかったがそれはそれで良かったと思っている。


セシルがあの2人に、指をさしながら怒鳴りだした。

かれこれ1時間も経過したのに、何もまとまらない2人にあきれ返ったのだ。

セシルの言った事に従うみたいで、他の兵に指示を与えだした。

魔石がケースに入れられる。俺達は案内されるまま軍用ヘリに乗り込んだ。

そしてすぐに飛び立ったのだ。



セシル「これからアフリカに向かうことになったわ。ごめんなさいね」


「え!!そんな」


セシル「あなたには、あまり関係ない事なんだけど大人の事情と思って諦めてちょうだい。それにしても今回の報酬は、電気会社の合弁事業で30があなたの出資(魔石)。こちら(アメリカ)は20の出資で合弁契約もすんだわ。わたしもビックリよ!報酬の金が無いって本当にあきれたわ。だから代案であなた抜きで話は進めたけど感謝してよね」


「それは大変でしたね、なりふり構わない状況はそこまで頭が回らないでしょうね」


そんな話を聞きながら、魔物の仔細をマイクにしゃべっている。

揺れる乗り物だと、こっちの方が楽で早く終わるので気に入っている。

時たま瑞希さんから質問されるので、そのままマイクにも録音している。

後で瑞希さんから聞いた話だと、合弁の出資も相手側は10も満たない状況で、便宜上(べんぎじょう)表に出さないようして合弁契約で有利にしているらしい。

相手のプライドを逆手に取った交渉だと、瑞希さんはセシル・アーベンをほめていた。


乗ってきた来た専用旅客機に乗り込むと、すぐ飛び立った。

アフリカは、探索者のクランが力を付け、そのクラン同士が横の繋がりを数10年掛けて大切にした結果。

アフリカ全土が、一つの大きな集合体となり連合国家を作りあげた。

そこには、独裁者の暗殺もありクーデターなどの改革でようやく出来上がったのだ。

その為、アメリカも協力を惜しまなかった。

数十年前より経済も良くなったが、最後の仕上げに俺が利用された形になった。




悪魔の山と地元で呼ばれ、そこの絶壁の中央にぽっかりと開いた[アデブ]ダンジョンがあった。

地上から800m上にあり、数本の登山ロープがぶら下がっていた。


「このロープ大丈夫か」


後のガイドが「大丈夫、大丈夫」


その言葉を聞くと余計に大丈夫でないように聞こえる。

試しに体重を掛けて、何度も確認して上り始めた。

能力アップの成果で、スルスルと苦労も無く登れた。

中に入り5m進んだ所に階段が見えてきた。



6階層は、すでに戦闘が始まっている。

体が全体に押さえ付けられ、足を出して歩くのも大変だ。

バイデンも同じだが、俺より先行しながらようやく相手にたどり着いた。

大盾や大剣での攻撃が無理と悟ったのか、地面に落とし両手でソイツをつかみ締め付けた。

急に少しマシになったので、黒い1m程の球体に近づき手を付き奪い取った。

それは重力を操れる能力だった。


「バイデン、やってしまえ!」


その瞬間、一気に破裂してしまった。

残骸(ざいいがい)を収納すると、素材は黒い液体・20cm程の透明な魔石であった。


次回からの戦闘は楽に、俺が相手の重力付加(じゅうりょくふか)に対して重力低減(じゅうりょくていげん)でチャラにしているからだ。

なのでバイデンの大剣一振りで倒している。

何十回も戦闘しながら階段を見つけた。

下には行かない、[ブルースカイ13階層]へ瞬間転移する。



13階層でもバイデンの活躍は順調だ。

前回より断然強くなっていて、突っ込む猪を瞬殺している。


「あ!!音がしたぞ、やっと300枚!何回ここに来た苦労かけやがって」


取り出したメダルを放り投げて、


「出るんだイノスケ」


名前は(すで)に決めていた。

出てきたイノスケは、猫程の大きさの黒い猪で額から長い角が生えていた。

ブブブと鳴きながら近づくイノスケを、なでてやるとブブブと喜びを表現してくる。

次の猪が現れると、イノスケに向かって言い放った。


「やれ、イノスケ!!」


電光石火(でんこうせっか)(ごと)く、飛び出し戻って来た。

立っていた猪は、バサッと倒れた。


バイデンとイノスケを戻し、再度アデブダンジョン6階層の階段前へ瞬間移動する。


2つのメダルを放り投げると、


「出てこいバイデンとイノスケ」


出てきたバイデンとイノスケを引き連れ、階段を下りる。



7階層に居たのは、10cm程の球体で体に毛が生えていてそれが40から50程集まる集合体。

集合体を1体と数えた方が、俺は直感的に思えた。

そいつがモゾモゾと空中に浮かんでいる。


「こいつを捕まえるのは無理だな、やっつけていいぞ!」


バイデンは大剣で振り上げると、数個の球体が落ちてきた。

イノスケはソイツの近くに行くと、角から電撃を放出。一気に20程を倒した。

体積を少なくしたソイツは、バイデンに向かって体毛を発射してきた。

ことごとく大盾にはばまれて、有効な攻撃にはならなかった。

再度イノスケの電撃が襲い、ソイツは倒された。


ソイツの素材は、毛・黒い肉・25cm程の透明な魔石であった。


この階層は、イノスケがメインで戦闘が進められた。

体毛の攻撃も俊敏な動きで回避している。

バイデンは負け時に、大剣の背で倒す事で攻撃手段を手にいれた。


そして、階段を発見。

今日は、ここで終わりにして、部屋に戻った。


テレビも付けるも、面白い番組やニュースも無かった。

軽い夕食を済ませ、ベットで地図アプリを開き検討をして、不審な箇所がないか確認するも何も無かった。




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― 新着の感想 ―
[一言] 意味分からんのだが!強制的に拉致してロシアで不休でクリアさせといていきなりアフリカ?使い潰すつもり?国(もしくはギルド)は良いとこ取りですか? しかもクリアしても感謝も無いって
[一言] 話はいいと思うんですが。 とりあえず、学生なら国語の教科書に載ってる作品の文章を見てみるとかしてほしいです。 別に参考書とかでもいいです。 なにかしら適当な本でいいので、本を見て書いてほし…
[一言] なんか保護用のギルドがまだあまり機能してないのかね 魔石の値段も端金だったけど、探索者への強制っぷりが酷いね
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