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ギルド総本部




画像でしか見た事が無いギルド総本部、思っていたよりデカイ建物にオドオドとあっちこっちを見たりする。

瑞希さんは、すまし顔で俺の手をつかまえドシドシと知っているように早足で歩く。

後にはあの男達が、周りを見ながらきている。1人はインカムにヒソヒソと話している。

通常の入口でなく、黒い扉の前に来ると扉の横で何やら操作しながら話していると。

扉が動き出した、その中へ押されながら入ると扉は閉まりガシャンと響く。

頭上からかすれた声が聞こえる、あの男が番号を読み上げる。

目の前の扉が開きだした、そこには4人の男女が待ち構えている。


通路の奥まで行くと、エレベーターに乗せられ又何やら操作して動き出した。

扉が開くとセシル・アーベンと6人の男女が並んで待ち構えていた。

俺を見るなり、挨拶(あいさつ)もなく言い放った。


セシル「その魔石を、見せてくれる」


広いテーブルにその魔石をゆっくりと置くと。

周りからどよめきが聞こえる、1人の老人が駆け寄り何やら装置を付けだした。

電子音を聞こえる中、その装置に皆が集まりヒソヒソとしている。


セシル「あの報告を見たんだけど、本当の事なのかなー」


「嘘は書いてませんよ、どうせ探索すれば分かる事ですよ」


セシル「そうなんだけれども、信じられない事が書かれたから聞いてみただけ」


「それらの素材も欲しいと、暗に言ってますよね」


セシル「分かる、かしこいあなたは、わたしは好きよ。その腰に下げてるのが例の物なのねー」


「そうなると思ったので、ある程度入れてますが。取る物のイメージが無いと取れないかも」


そういいながら腰のヒモを解き、テーブルにじんわりと置いた。

セシルは口ヒモを解き、ためらい無く手を突っ込んでいる。


セシル「うん・おう・ダメみたい、やって見せてくれる」


つかんでは次々と置いて、魔力の指輪と魔法のロッドとカエルの素材一式がテーブルに広がる。


黒髪の男「おお!これはもしかしてドロップ品かー、この文字は間違いない。凄いぞこれは大変な事になるぞー」


装置に居た人達は、引き寄せられるように集まり騒がしくしゃべりだしていた。

メガネを掛けた女性が、俺に詰め寄り必死に話しかけるがサッパリ分からない。

セシルは、新しい胃袋を取りそのまま頭をズボォと入れた。

俺はその行動に、急いで止めに入ろうと動きかけた。

その時には頭を出し、頭を振っているセシルを見てホッとする。


俺はセシルの行動で、ある事に(ひらめ)いた。

胃袋と緑の魔石を取り出し、胃袋の中に緑の魔石を入れてみた。


セシル「何を変な事をしているの、爆発物を出す積もりなの」


「そんな事しませんよ、紙にも書いていましたが胃袋の劣化防止の緑の魔石。それの実験です、中に入れてもいいかなっと思って」


セシル「ほうー成る程、それはいいアイデアだねー。それで結果は」


「今入れる所を見ていましたよね、よくそんな事言えましたね」


瑞希「なになに、そんな所で漫才してー。わたしも混ぜてー」


俺は恐い顔で、瑞希さんを見てしまった。

男女の言葉を瑞希を交えて多くの質問に答えてゆき、30分が経過していた。

あの胃袋を見てみると、薄緑のままで状態はよさそう。

手でモミモミしても、弾力もあり感触はいい。

開いて狼の骨を入れると、ちょっと待ってから取り出す事もできた。

狼の骨には何も問題は無い、肩をポンポンとされたので振り向いた。


セシル「どうやら成功みたいね、さてとこれをどれ位こっちに貰えるかな」


「60でどうですか」


セシル「ふふん、それだとまだ余裕が有るみたいね。わたしのコネを大事にしなさい」


「どれくらいですか、私はあと20プラスが限界です」


セシル「そうね・・・全部で100ね。これで勘弁して上げる」


「コネは日本人には大事ですから、分かりましたそれで構いません」


セシル「あっはん・・・まだ余裕みたいね。今回は許して上げる」



魔石の値段は、日本の魔石の値段6億円が基準になってしまった。

瑞希さんの話だと、もっと高くてもよかったと言っている。

原子力発電1基分を、少なくみて50年以上まかなえる発電量で。

建設や維持の値段換算をすれば、安い値段らしい。


そして、ここの値段は10億円に落ち着いたらしい。

ドロップ品は、一点物であるので高くなる傾向がある。

オークションが一番良いのだが、セシルの横槍で売却になったが税金は免除。

そして凄く興味がわく、ドロップ品である事で交渉には時間が掛かってしまった。

ようやく2つ合わせて3千万ドルに落ち着いた。

5日間も日にちを掛けて、色々な素材の数と値段交渉が瑞希さんとアメリカ側でなされ。

俺は瑞希さんに、利益の3%を報酬に交渉を頼んだ。



ユウからの連絡で引越は完了したらしい。

新しいマンションと作業工場は、5階が渡り廊下(わたりろうか)でつながっている構造。

雨を気にせず往来ができるので便利になっている。

マンションは10階建てで、部屋数50もあり空き部屋が発生している。

ユウが、もっとクラン員を増やすから大丈夫だと言って押し通した。

なのでこの地域で、1番高い建物になって目立っている。

超スーパー銭湯は、5日後に完成。


俺の工場は、俺専用にする為改修中になっている。

その為クラン員は、マンションの風呂に入る事になる。




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[一言] 主人公何がしたいの?スローライフじゃなかったの? ただギルドと上層部に良いように使われてるだけや
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