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ドロップ品




レア魔物をようやく倒した、横には階段の見える通路もある。

思い切って11階層へ行ってみる、入った瞬間から音のしない静寂(せいじゃく)が支配している。

俺の歩く音だけが、妙に耳に残る。


俺の頭上を何かが通り過ぎた、振り向くと向かってくる物に結界盾でどうにか防いだ、その瞬間爆発と共に結界盾の半分が壊れた。

正面を向き次の攻撃に備える、・・・どうやら仲間はいないみたいで助かった。

下には魔物の飛び散った残骸(ざんがい )と白い魔石が残っている。

半壊した結界盾に、魔力を流すと徐々に再生して元に戻った。


「壊れた時は焦ったなー、それにしても自爆攻撃かー・・・チョット油断したな」


収納してから素材を見ると、白い魔石と残骸だけ残骸は使えそうに無いから腰の袋に入れる。

しばらく歩くとソイツは飛んできた、結界盾の横を通り抜けようとしている。

しっかり見つめて黒刀を横に出す、スパンと真っ二つになる瞬間に収納された。

形はラグビーボウルと同じで、回転しなが飛んでいた素材は皮・肉と白い魔石と黒い球。

黒い球が爆発するのだろう、しかし俺の黒刀がないとこの素材は手に入らないかもしれないな。


戦闘回数を重ねてゆく中、しだいにラグビーボウルの動きも見えてきた。

目が2つも付いており後ろからは訳も分からないエネルギーを発射しているのだ。

驚く物が亜空間の中あった、指輪で魔物のドロップ品かもしれない。

これは本当に奇跡に近い、ダンジョン出現から12個しかドロップしなかった貴重品。


魔力の指輪

魔力増加★★★★★


これは今回1回きりの贈り物なのか、再チャレンジでも出てくる物なのか今は分からない。

しかし、この事だけでもチャレンジするパーティーが増えるかもしれない。

探索を続けようやく階段の発見もしたが、残りの広いフロアだけがいくら探しても見当たらない。

魔物の居ない11階層を、地図を見比べ2度目の探索を始める。

しかし広いフロアは無かった。諦めるのか、いや12階層の探索結果で答えを出そう。




12階層も静かだった。

しばらく進むと、それは現れた霧状の魔物で魔眼でないと見えないだろう。

動きは遅い、レイピアが向かい刺したり斬ったりしているが直ぐに元の状態に戻る。

物理攻撃は完全に通じない魔物みたいだ、魔法攻撃を使うしかないな。

魔銃ショットガン火球を取り出し、1発撃ってみた。

当たった瞬間に燃え広がり、あっけなく倒してしまった。

残ったのは透明な魔石で20cmもある。


火球で簡単に倒してゆき、魔石の数だけが増えて笑いが止まらない気分。

1時間を経過した頃に階段を見つけ、地図を見つめて違うルートを探す。

ここでもドロップ品がでた、ロッドが亜空間の中にあったのだ。


魔法のロッド

魔法攻撃★★★★★


倒しながら3時間が経過、地図には探すルートは無くなってしまった。

もう諦めるしかないようだ、




俺の部屋に戻り、PCで検索して見ると。

12個のドロップ品は確かにあった。初期のドロップ品4個は盗難や争いで。

今でも行方不明のまま今に至っている。


衝撃の剣     価格不明    

魔法攻撃★★★  所有国アメリカ


エリクサー    価格不明   使用された

霊薬★★★    使用者不明


真紅の盾     価格不明

物理防御★★★  所有国アメリカ

魔法防御★★


真実の鏡     価格不明   使用方法不明

         所有国アメリカ


炎の大剣     1千万ドルで落札 

物理攻撃★★   所有国アメリカ

魔法攻撃★★★★


風の槍      6百万ドルで落札   

物理攻撃★★   所有国アメリカ

魔法攻撃★★★★


死のナイフ    4百万ドルで落札 

物理攻撃★★★  所有国アメリカ

魔法攻撃★★★★


黄金の盾     1千万ドルで落札 

物理防御★★★  所有国アメリカ

魔法防御★★★★


ギルド設立前は、不毛の探索時代として語り継がれている。

ダンジョン内でも普通に、殺し合いがあり立証するのも難しく放置状態。

ドロップ品を手に入れた場合、パーティーの人数分トラブルが発生。

パーティー内で殺し合いになり、それに出会ったパーティーが襲う事もあった。 

価格不明は、裏取引が横行していた名残である。



この1週間、俺はこのダンジョンの8階層と10階層で魔物を倒していた。

山部下(やまぶか)ダンジョンでも魔物を倒して素材集めをしていた。

なぜなら、早く地上に出て10階層の魔石を出す事は、俺の首を絞めるようなものだからだ。

ギルドがあるからと、信用し過ぎると怖い目にあう。

PCで検索してゆくと、ダークな話が今でも密かに行なわれている。

たまに摘発される事件が、それを証明しているのだ。



ドアを開けギルドの受付にゆくと、受付の職員は驚き何処かに電話をして話している。

しばらくして瑞希さんと例の男性が下りて来た。


「10階層のレア魔物を、倒してきましたよー」


手を引張られ、例の部屋に入るなり。


瑞希「魔石を見せなさい」


魔石をテーブルに出すと、男性は大きく手を振って何か大きな声で言っている。


瑞希「詳しく書きなさい、あんたの事見直したわ」


紙に20枚書き続けて、ようやく終わったっと思ったが。

4人の男達に囲まれ、瑞希さんと一緒に黒い車に乗せられ。

行き先も教えて貰えず、車は走り出した。




日間ローファンタジー〔ファンタジー〕ランキング

2位になりました、ありがとう御座います。


感想で文章力について書かれてますが、本人もつたない文章だと認識してます。

改善しようと試みましたが、中々文章が進まなくなります。

長い目で見守って下さると、助かります。


もし面白ければ。

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良ければ5点、悪い1点でもお願いします。


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― 新着の感想 ―
[一言] そのままのニュアンスで通訳してるから主人公にとってありがたいと思います。 ただもっと描写を増やさないと瑞希さんが冷たい人に見えてしまいます。
[気になる点] 瑞希さんは主人公のサポートでしたよね……? 何か命令口調ばかりのような……。
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