表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/184

5 レベル上げ

ぐぎぎぎぎぎ、布団をください。

地面が固いのも厳しいけど、起きたとき体の上に毛布とか乗ってないと、どういうわけか寝た気がしない。けどまあ無いものはしょうがないか。


噴水で顔を洗ってうがいをする。

うむ。気分爽快絶好調だ!今日からは修行も朝一でやることにする。


「やっ!ほっ!とっ!ホイッ!」


やべえな、技のキレが半端ねえわ。いつかゴブにリベンジしてやっからな!あの屈辱、忘れはせんぞ。


そして2時間ほどの修行を終える。


「水うめーーーーーーー!この一杯のために生きてるな!」


どこで聞いたかはわからんが、お馴染みのセリフを言っておく。

さてさて!レベル上げの時間ですよ!

口に聖水を含んでスケさんとこまでテクテク。


おーいたいた。一応奴が後ろ向いてから作戦開始だな。


ピューーーッ


【レベルが上がりました】

【レベルが上がりました】


んーー、2アップか。どんどん上がりづらくなってくのはゲームと一緒だな。

剣を拾って部屋まで戻る。次のがどれくらいの時間で沸くのか要チェックだ。



「大体10分ってとこかな?待ち時間は軽く修行でもしてっか」


それから飽きるまでずっと聖水作戦を繰り返した。




名前 :コテツ・クロダ

性別 :男

種族 :人間

年齢 :11歳

職業 :なし

レベル:23


HP :215

MP :130


筋力 :102

知力 :58

体力 :93

素早さ:187

器用さ:157

精神力:144

運  :50


【スキル】

剣術Lv1 棒術Lv2 体術Lv3

隠密Lv1 算術Lv3 料理Lv1 




うん飽きた。完全に飽きたわ。レベルも上がらなくなってきたし、あの攻撃じゃたぶんスキルも上がらん。てかそろそろガチで行けるような気がするんだよね。

もうオッケーでしょ!ピューピューするために修行してたわけではないのだよ。


「師匠!見ててくれ!!一子相伝の我が拳法が悪を滅ぼすのだ!」


いや、やっぱり剣で倒そう。いっぱいあるし二刀流だな!



師匠の教えではその辺に落ちてる物全てが武器だ。

木の枝を折って振り回す特訓、じいさんが持ってる杖を借りて振り回す特訓、傘を振り回したり突いたりする特訓、工事現場の鉄骨は重くて持てなかった。とにかく色々やった。


しかし剣なんか持ったの初めてなんだよなー。もちろん槍だって持ったことなんかない。

ちょっと練習しないといきなり実戦は不味いな。二刀流だし。

よし!明日の朝、剣の練習してから悪魔退治だ!







「ハッ!ホッ!ハッ!」


うーむ、二刀流ムズイな。適当に振ってたら剣と剣ぶつかるし、適当にブンブン振り回すなら剣1本のほうが絶対やりやすい。宮本武蔵はどうやって二刀流やってたんだろ?

あ!そうだ。アイツは刀じゃん!こんなゴツイの2本だと武蔵も出来ないんじゃねの?

んーーー、スケが剣振ってきたら左のでこう防ぐだろ?で、すかさず右のでこうザクッと。ふむ。左手のは盾か。でも片手で斬るより両手でやったほうが強いと思うんだが・・・・・・ダメだな二刀流。

けど折れたら困るから、そうだ二本差しだ!武蔵は腰に2本差してたはず。

・・・どうやって腰に差すんだよ?


コテツが着ているのはTシャツと短パンのみだ。正確にはパンツと靴と靴下もだ。


紐とかで括り付けるのか?剣で紐切れそうだぞ。あ、そうだ!鞘ねーじゃん!

スケルトン野郎、鞘くらい持って歩けや、ボケが!


ま、いいや。2本持って歩いて、戦う時は1本近くに置いといて壊れたときの予備にしよう。

とりあえず剣1本で特訓だ!


・・・・・


なかなか熱い修行だったな。いつもより多くやっちまったぜ。

聖水で乾いたのどを潤す。

ふー、やっぱうめえ・・・だがお前の力にはもう頼らん。

黒田一刀流の創始者である我が剛剣があれば悪魔など一刀両断だ。

一刀両断って格好いいな。これ刀じゃないけど。

細かいことは気にすんな!師匠も細かいこと気にする奴はハゲるって言ってたし。

そういや師匠ハゲかかってたな?細かいこと気にしたんだろう。


「さーて、そろそろ行くかね!!!」


頑丈そうな剣を2本選ぶ。どれも変わらんな。

適当に選んでスケルトンが見える所までダッシュする。


足元に剣を1本そっと置き、奴をじっと観察。

最初は剣を受けてみるか?んでこう、ザクッと・・・そうそう一刀両断だ。

精神統一。呼吸を整えひっひっふー。おし準備オッケー!


シュタタタタタタタタタ


スケルトンが剣を振り降ろす。それを剣で弾く。

そして軽くジャンプして剣を頭に叩きつける。


ゴシャアアアア!!


「お?結構簡単にいったぞ?」


スケルトンはグシャグシャに潰れ、動かなくなった。

なんて根性のない野郎だ。あ、紫色の石発見!

手に取ってみる。


ほう、なんかキレイだな・・・。うむ。これはいい物だ。

戦利品って奴だな!持って帰ろう。他には例の如く剣が落ちている。

2本持ってきた意味なかったな。全然楽勝だし、むしろ剣1本増えたし。



とりあえず剣3本と戦利品の石を持って部屋に帰還した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ