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19/184

19 勝利

「ハアハアハア、ふーーー・・・」

「ハアッハアッハァー・・」


「やったな!」

「やったぞー!」


2人でニヤニヤしながら、ハイタッチをする。


さすがに強敵だった。ほぼ生身ってのがキツかった。少しくらい重くても鎧とか着た方がいいのかもしれん。


「アニキ、やられたとこは平気か?」

「おう!泉スゲーわ。ビショビショになったけどな」


わははは、と2人で笑い合う。


「そこに入り口があるな。またコイツ復活してもやっかいだから入ってみんべ」

「おー!」


中に入ってみる。そこそこの大きさの部屋があった。


「お?宝箱じゃねえか?これ」

「ボス倒したからな!開けてみていいか?」

「おう、開けてみ」


中には鞄が入っていた。手に取ってみる。


「何これ。鞄?あ、そうだ、鑑定!」


[マジックバッグ(大)]

:生物以外何でも入るバッグ。かなりの物が入れられる。評価A

:登録者以外は使用不可


「おおお!!!アニキこれ凄いぞ!何でも入るバッグだ!あ、でも登録者がーとか書いてるな」

「ほう?デカイのも入るのか?」

「入るみたいだぞ」

「おい!外のドラゴンどうよ?あれ放っとく手はねえべ」

「おー試してみるー」


ん?こんなんどうやって入れる?ドラゴンをペチペチ触りながら考える。


「なんか合言葉みたいのはねーのか?」

「うーん・・・、ドラゴン入れー。お!入った!」

「おお、消えたぞ。すげえな!こんなデケーの入るとは」

「うーむ、しかも重くなってないぞ」

「へー、どれ、俺の剣も入るか試してみっか。ちょっと貸してくれ」

「あいよ」

「よし、剣入れ!・・・ん?入らねーな?」

「ん?なんでだ?ちょっとバッグ貸して」

「剣入れ!あ、オレのは入った。どういうことだろ?鑑定!」


[マジックバッグ(大)]

:生物以外何でも入るバッグ。かなりの物が入れられる。評価A

:登録者以外は使用不可

:登録者:コテツ・クロダ


「ぬあ!アニキごめん!登録者がオレになってた」

「あーそういうことか。まあ別にいいぞ、どうせ俺の荷物なんて剣くらいだ。コテツのほうが入れたいものいっぱいあるだろ」

「わかったー、次また手に入ったらアニキにあげる」

「おう、まあ気にすんな」


さすがはアニキ、器がでっかい。


「よーし、中もうちょい調べてみんべ」

「出口とか無いのかな?」

「あーどうなろな?あればいいんだが」


少し奥に行ってみる。お?何か見覚えのあるものが・・・!?






時が止まった。






「ガチャだ!!!!!」






************************************************************






「あ、あ、あ、ああ、アアアニキー!金貸してくれ!100円!100円貸してくれ!」

「なんだ?100円?何をそんなに慌てて、とりあえず落ち着け」

「ガチャだ!アニキ、ガチャがあるんだ。緊急で100円必要なのだ」

「あったかな?100円、ん?ガチャってこれだよな?魔石ガチャとか書いてんぞ。この上の奴って説明書だろ。ちょっと読んでみ」



【魔石ガチャ】

レジェンドガチャ=魔石(大)専用ガチャ

デラックスガチャ=魔石(中)1個、もしくは魔石(小)10個

ノーマルガチャ =魔石(小)1個


【各種属性ガチャ】

火=火の魔石(中)1個、もしくは火の魔石(小)10個

水=水の魔石(中)1個、もしくは水の魔石(小)10個

風=風の魔石(中)1個、もしくは風の魔石(小)10個

土=土の魔石(中)1個、もしくは土の魔石(小)10個

闇=闇の魔石(中)1個、もしくは闇の魔石(小)10個


【カプセルの色によりレア度が変化】

青<緑<赤<銀<金<虹


【レベル制限あり】

必要レベル:40


制作者:女神シャルロット



「アニキ、魔石って何だ?」

「俺が知るわけねえ。あーでもコテツ、石いっぱい集めてたよな?アレじゃねえか?」

「取ってくる!!!」


うおおおおおお!ダッシュだ!まさかあの石がこんな重要な物だったとは!


「ハアッ!ハアッ!取ってきたぞ!」

「お、おう。超速かったな」


さーてどれからいこうかなー?うーむ・・・。


「アニキやべえ、興奮で手が震えてきた」

「そこまでのもんなのか?」

「よし決めた!デラックス行く!」


ゴブさんの石だけ大きいけど、これが(中)っぽい気がする。あー(小)10個でもいいって書いてるな。まあでもゴブさんのでいいや。いっけー!


「えーと、ここに入れるのかな?」


四角いボックスの所にゴブさんの石を投入すると、ガチャレバーが光った。よし、準備完了だ!

精神を極限まで集中する。落ち着け俺。

よし、ここだ!

魂を込めてレバーを回す。高ぶるな!仏の心だ。


ガチャコン! キュピン!


「出た、銀だ!しかも何かいい音鳴った!」

「お?良いのか?それ」

「わからんけど、なかなか当たりのハズ。よし、開けてみる!」


中にカードが入っていた。【服】と書いてある。え?服?

ポフッ!とカードがカプセルごと服に変化した。


「うわっとっとっと、なんかオレにはサイズ大きいような気がするなー?これ」


服を広げてみる。うーん、やっぱ大きいな。アニキこれいるかな?

アニキのほうを見ると、凍り付いたように固まっている。ん?なんだ?



「と、と、とととと、とっ特攻服じゃねえか!!!!!」


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