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女神をやめたら何をする?  作者: UReI
0章:女神辞めます
2/26

2.女神はお別れパーティーを楽しんだようです

焼き神牛ローストビーフが焼き上がるころ


ピンポーン


「いらっしゃい、神託ちゃん」


「お邪魔します、先輩」


まず、神託神ちゃんが来ました。その後直ぐに


「入るよ、裏方」


「はいはい、いらっしゃい農業神」


私の友人の農業神がきた


そして、パーティーが始まる頃には、友人の農業神、魔法神、後輩の神託神、冒険神、川神が来ました。ちなみに、全員女性ですよ


6人で色々と持ち寄ったので、テーブルの上に料理を並べると一気に、華やかになりました。そして、農業神が音頭をとってくれました


「えーと、では裏方が神を辞めるお別れパーティーをよう。さてと、お酒は…」


「私が持ってきてます」


冒険神ちゃんが、収納袋アイテムバックから透明な瓶に入ったお酒を7本出してくれた


「これ、鍛冶神と剣術神からのプレゼントです」


お酒を見ていた、魔法神が


「それは…なかなか手に入らない幻の酒『七色の雫』じゃん」


神託ちゃんが


「それって、酒神と果実神が協力して作ったってやつですね」


「そうよ、創造神様ですら入手が困難なのになんでアイツらが持ってんのよ。今度、ぶっ飛ばしてやる」


魔法神は、やっぱりお酒のことになると性格が変わるな


「だめだよ魔法神。あなたは本当にお酒のことになると我を失うんだから。私がいなくなったらどうするの?」


「うぅ、ごめん」


魔法神は少し項垂れた


「ちなみに、このお酒の入手方法は…」


冒険神ちゃんによると、お酒は鍛冶神と剣術神が酒神に頼みに行ったら、特注で作ってくれたとの事です


川神ちゃんが


「そう言えば、水神様が『酒神が最近忙しそうにしているって』言ったました」


「そうなのね…だから、私がこの間手伝いに行った時に、『大丈夫』っていったのね」


少し寂しい気もするけれど、後輩が育って行くなら嬉しいわね


「取り敢えず、冷めないうちに食べましょう」


「「「「「はーい」」」」」


みんなでわいわい、食べ始めた




~2時間後~


「みんな寝ちゃいましたね」


「そうね」


今、起きているのは私と神託ちゃんだけです。他の4人は、自分たちが持ってきたお酒を飲んで酔いつぶれています。普段飲まない農業神は直ぐに、寝てしまいました


「先輩」


「何?」


神託ちゃんは、私が最初に手助けした後輩で、それ以来ずっと仲良くしている子なので、会えなくなるのが少し悲しいですね


「先輩…行かないでください…」


「それが、ずっと言いたかったのね」


「はい。先輩と離れ離れになるなんて嫌です。まだまだ、一緒にいたいです」


「ごめんね。でも、これはもう決めてしまったことだから……」


そう言って、私は神託ちゃんにハグをした


「分かってまず。先輩はいつも他人を優先して自分は二の次にしますから。だから、先輩が自分の気持ちを優先してくれてうれしいです。でも、しばらくこのままでいいですか?」


「いいわよ」


しばらく、2人で抱き合っていると神託ちゃんが急に離れて


「そうだ、先輩。下に行った時の名前って決めたんですか?」


「そう言えば決めてなかったはね。どうしよう」


「そこで、私たち5人で名前を考えてきました。これです」


神託ちゃんが取り出したのは、封筒だった


「開けてみてください」


封筒の中に、1枚の紙が入っていたそこには


=======

セリシール

=======


と書かれていた


「これは下の世界では誰も使っていない名前だそうです。どうですか?ってあれ先輩?泣いてます?」


私は感動のあまりいつの間にか泣いてしまっていた


「ありがとね。考えてくれて」


「喜んでもらえて良かったです」


私はこの夜のことを一生忘れないだろう

次回の投稿は1/6 13時です


良ければ評価よろしくお願いします


0章はあと1話です

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