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女神をやめたら何をする?  作者: UReI
1章:元女神は人間として暮らし始める
14/26

14.セシル達は朝食を食べる?!

食堂に行くと…


「混んでるね」


「この時間はうちに泊まっている商人が行動を開始するので混むんですよ」


「私達もはやく行きましょう」


私達も昨日と同じようにカウンターに並んだ。昨日と同じおじさんが忙しそうにしている


「おはようございます」


「おう、おはよう」


「朝食お願いします」


「分かった。今用意するから待ってくれ」


おじさんは昨日よりも手際よく料理を作っていく


「朝食はメニュー1個しかないの?」


私がイリスちゃんに聞くと


「朝は忙しいのでメニューは1個にしてるんですよ」


この会話の間に私たちの人数分の朝食が出てきた。美味しそうなスープとパンだな。いい匂いがする。あれ?私の前のだけ小さい器に入ったスープと小さいパンがついてる


「おじさん、これは?」


私がそう言うと


「そこのスライムの分だよ。昨日の夜はサラダを食べてただろ。仲間外れにしたら可愛そうだと思ってな」


おじさんは手を止めずにそう言って私の方を向いて笑った


「ありがとうございます。良かったねリンちゃん」


『あ。。。り。。。が。。。と』


「俺も小さいの作ってて楽しかったからな。いいってことよ」


私達は後ろに他の人も待ってるから席を探しに行くことにした。少し探し回ると昨日と同じ席が空いていたからそこに座った。探している時にシーアちゃんが全く話さないのが気になった


席についてから、ご飯を食べる前にシーアちゃんに


「どうしたのシーアちゃん?さっきから黙りこくってるけど」


シーアちゃんは深刻そうな顔をして


「さっき、セシルさんがおじさんにお礼を言ったときに一緒にだれか言いましたっけ?」


「イリスちゃん言った?」


「私は言ってないですよ」


「私が聞いた声はイリスでもセシルさんのでもなかったです…」


「それってまさか!」


『あ。。。た。。。し』


可愛らしい舌っ足らずな女の子の声が聞こえてきた。方向からして……私の前にいて先にご飯を食べていたリンちゃん以外にありえない


「リンちゃん、いつの間に話せるようになったの?」


『さ。。。っ。。。き。。。。で。。。き。。。そ。。。う。。。だ。。。た。。。か。。。ら』


「そうなんだ。すごいね~」


私はリンちゃんを撫でてあげた。すると、リンちゃんは嬉しそうに体を揺らした。シーアちゃんとイリスちゃんは


「なんで、セリスさんは驚かないんですね」


「そうみたいね」


「どうして驚くの?」


「普通しゃべれないと思った従魔()が話したら驚きませんか?」


「ビックリはしたけど、誰でもいつでも成長するからね。全然不思議じゃないよ」


神やってた時も色々な経験をして成長するのを見てたし。神だって成長するんだから誰だって成長できるよね。私だって成長してきたし人間になったからもっと変われるかな?


イリスちゃんが


「凄いですね。それだけ達観してるなんて。私そんなこと考えたこともなかったです」


「イリスの言う通り私も考えたことないです。そうか、私達はいつでも変われるんだ」


「そうだよ。立ち止まらずに動き続けないと。リンちゃんだって『出来そうだから』ってだけで行動してるんだから」


「私は宿を継ぐつもりだけどもっと色々なことを知ってみたいな~」


「私も……」


イリスちゃんの考えは聞こえたけどシーアちゃんは頭の中で考えてるみたいで声に出していない


『あ。。た。。し。。も。。』


「リンちゃん、少しスムーズに話せるようになったね」


『う。。ん。。。あ。。た。。し。。リ。。ン。。で。。い。。い』


「そうなら、リンって呼ぶね」


『う。。ん』


「ところで声はどこから出してるの?」


「わ。。か。。ん。。な。。い」


「そっか」


私は朝食を食べ終わって、私の膝の上に来たリンを撫でながら、ご飯そっちのけで考えている2人を見た。2人とも真剣な表情で考えている。でも…


「2人とも、考えさせるようなことしてあれなんだけど、はやく食べないと冷めちゃうよ」


「は!」


「はやく食べて屋敷に戻らないと」


2人は急いで食べ始めた






2人が食べ終わってからそれぞれ行動を始めた。シーアちゃんは急いでお屋敷に戻って行った。私はイリスちゃんに


「冒険者ギルドってどこにあるの?身分証を作りに行こうと思うんだけど」


「それなら、うちから出て右に曲がって神殿の近くまで行くとありますよ。だいたい大勢の人がいますから分かると思いますよ。本当は案内したいんですけど仕事があるので」


「仕事頑張って。教えてくれてありがとう」


私はリンを抱いて外に出て神殿の方に進んで行った。神殿の方に行くにつれて、だんだんと冒険者っぽい服装の人が増えてきた。それに比例するように道具屋さんや武器屋が並んでいる。神殿がほとんど眼の前に来るぐらいのところで私は目的の場所に着いた


看板には大きく[冒険者ギルド]と書いてある


どんな所なんだろう?そんな思いを胸に抱え私は建物の中に入って行った




次回の投稿は2/12 17時です


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