11.セリシール+スライムちゃんは呼び方を考えてもらう
イリスちゃんに連れられて空いている席に行くと
「あ、シーヴィア」
「イリス。ここ来る?お客さんも一緒に」
「うん。セリシールさんは私の隣にどうぞ」
「ありがとう」
私は、4人がけの席に座っているシーヴィアと呼ばれた女の子の前に座ったイリスちゃんの隣に座った。スライムちゃんは私の前の席に座らずにテーブルの上に飛び乗った
「セリシールさん、この子は私の友人のシーヴィアです。一応、冒険者です」
「シーヴィアです。イリスと同い年で仲のいい人からはシーアと呼ばれてます。イリスの宿に泊まってるんですか?」
「そうだよ。私はセリシールで、ここからかなり遠い所から来たんだ」
「そうなんですか?私はこの街の近辺しか行ったことがないんですよ」
「冒険者なのに?」
「それは……」
「セリシールさん。実はこの子は領主の娘なんです。昔から良く抜け出して街に来ててその時に遊んでいたんです。そこから付き合いが始まって、たまにこうしてうちに夕飯を食べに来てるんです」
「領主の娘が向けだして、怒られないの?」
神になりたての子はよくお役目から抜け出してよく怒られてるのを見たな~神になるための修行退屈だから
「親には、話してますし。それにここのご飯ふつーに美味しいですから」
「そうなんだ」
その時、スライムちゃんが私に向かってぶつかってきた
「何?」
ポヨンポヨ
「ごめんごめん。サラダね。はい、どうぞ」
私は、サラダの入った器をスライムちゃんの目の前においてあげた
ポヨン♪
スライムちゃんは、おいしそうにサラダを食べ始めた。どうやって食べるかというと、体を一部伸ばして器用に野菜を吸い込んで体の中心で消化している。というか、口はないから体のどこからでも吸収できるみたいだね。それを見ながら私たちは食事を始めた。そこからは、イリスちゃんとシーアちゃんが出会ったときの話やそのあと起きたいろいろなことの話を食べながら聞かせてもらった。食事が終盤になったころ
「ずっと気になってたんですけど、この子は、『スクレ・スライム』ですね」
「ラモーさんにも、同じこと言われたけど、そんなに有名なの?」
「そりゃそうですよ。スクレ・スライムをテイムできる時点で冒険者のランクがかなり高いことを示しているんです。何せ、高位のテイマーがこぞって挑戦したけれど誰も成功しなかったって記録もありますし」
「そうなんだ。私がここにきて初めて会ったスライムがこの子だから全くわからないんだよね」
「セリシールさんは冒険者なんですか?」
「登録してないから、違うよ」
「セリシールさん確か身分証持ってませんよね?」
「そうなんだよ」
「身分証がないってどんなところから来たんですか?」
「さっきも言ったけど、かなり遠いところだよ。そうだ、私の名前長いし別の言い方考えてくれない?」
「セリシールさんの別の言い方ですか?」
自分では考えられないし。それに、神の時は裏方って呼ばれてたから名前なんてなかったし
「「うーん」」
イリスちゃんとシーアちゃんは真剣に悩んでくれている。スライムちゃんも悩んでる風の態度をしている。数分立った後にイリスちゃんが
「セリシールからセシルっていうのはどうですか?」
「いいね。それなら呼びやすいし。ねえ、スクレ・スライムさん」
ポヨン
「スライムちゃんも良いって。じゃこれから、仲良くなった人にはそう呼んでもらうよ。だから、二人もそう呼んでね」
「はーいセシルさん」
ポヨンポヨン
「何?スライムちゃんも名前ほしいの?」
ポヨン
「私にあるのに、自分にないのが嫌なの?」
ポヨンポヨン
「なら、三人で考えましょう」
そうして私たちはスライムちゃんの名前を考え始めた。考えること10分。シーアちゃんが
「きれいな金色…鐘の色…鐘の音…リンリン…」
と言うと、イリスちゃんが
「鐘の音からリンちゃんは?」
「「いいね」」
ポヨン
「良いて。それじゃあ、スライムちゃん改めリンちゃん」
私がそう言った瞬間スライムちゃんの体が光り輝いた
次回の投稿は2/1 16時です
名前って考えるの大変ですね…(-_-;)




