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銃撃の彼方に  作者: 東武瑛
9/13

奴は悪人か

カラン。

金盥に銃弾が落ちた。

ロンが李の傷口に消毒する。

「ありがとう」李は礼を言った。

「お前達、いったい何なんだ」ロンが李に聞いた。

「私は李英風と言います。あの男は宣教師ではなく重罪人で私は捕らえるために追ってます」李は答えた。

「ふうん、よくわからないが奴は悪人か。でも結構良いこと言っていたぞ」

「どんな?」李は聞いた。

「世の中を良くするため私は教えを広めているとか」

「そうですか」

「まず貧富の差を無くさなければならない、とか」

李は返答に窮した。

「とにかく今日はウチで休んでいけ」ロンが言った。

「ありがとうございます」李は礼を言った。

ロンは立ち上がり、食事の支度を始めた。

日は西に傾いていた。

「奴は本当に悪人なのか」

李は窓の外の日を見ながら、ふと疑問に思った。

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