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プロローグ 「死、そして転生」

ヒトラー転生記も書いていましたが、オリキャラじゃないのでどん詰まりになってしまいました。

まあでも、あちらもぼちぼち更新するつもりですので、よろしくお願いします。

 

 ーーーーーー天使の抱擁とでも言うべき優しい感触が俺を包んでいる・・・・・・。


 そしてこれがまた何よりも気持ち良いのだ・・・・・・。

 

 ああ、俺もう死んでも良いかもしれない。


 死んでも・・・・・・ん? 死? 死ぬの? 俺死ぬの?


 あれ、あれれ? そういや俺・・・・・・・・・・・・







  ◇◇◇






 「・・・・・・ここ、俺んちなんだよ。」


 

 俺はいつものように、朝っぱらから同性愛系エンターテインメントを視聴していた。

 そしてふと時計を見ると、急がないと学校に遅刻しそうな時間になっていた。


 朝飯も食わず、俺は学校に遅刻するのを防ぐため、猛ダッシュで家を出た。

 隣の家の巨乳美人人妻が犬の散歩をしていたが、俺はそれに目もくれず(だからといって俺は決してモーホーではない)、十数メートル先を歩いていたミニスカ少女が突風でパンチラをしていたが、すぐに追い越し、信号が赤になりかけていたが、それもごり押しで・・・・・・というわけにはいかないので、おとなしく待つことにした。


 ほんの少しだけ待った。信号はいまだ青にならないが、俺は走り出した。

 俺は理性的かつ善良な一般市民だ。原則として、法律やら交通ルールやらは守るつもりである。

 だが、それは特例の場合を除いてのことだ。今の俺は遅刻になるかならないかの瀬戸際に立っていて、そしてなにより、目の前で老婆がトラックに轢かれそうになっているのだ。

 

 何故よりによってこんな時にこんな事が起こる!?

 

 間に合えっ!!!


 俺は必死の思いで老婆を前に突き飛ばし、このまま自分もあちらへ・・・・・・と思ったのだが、そんなに上手く事は運ばず、結局、自分は犠牲となったのだ。


 


 まあそのような事があり、俺は今こうして世界最高の心地よさを味わっている訳なのだが・・・・・・・・・・・・


 誰かいないのだろうか? この空間に俺一人だけとはなんとも寂しい。しかも、なまじだだっ広いせいで、更に孤独感が駆り立てられるのだが・・・・・・。


 「どうもこんにちは」


 うお!? なんだこの声は? 女の子?


 俺が孤独感に苛まれていると、突然、頭の中で声が響いた。

 少し気持ち悪い。


 「驚かれていらっしゃるようですが、規定通りに話を進めさせて頂きます」


 規定? 一体何なんだ?


 「えー、まず・・・・・・本庄尊ほんじょうたけるさん、貴方は死にました。トラックに轢かれて。」


 あーやっぱり死んじゃってたのか。まあ、わかってたけど。


 「おや、死んだということに驚かないのですか?」


 今更なんだよなぁ・・・・・・っていうか規定はどこにいったんだよ、規定は。


 「いえ、こういうパターンのも一応ありますので、一応規定通りです。・・・・・・・・・・・・では次に、貴方は死ぬ時、一人の老婆を救いました。ですので、今から貴方の魂を別の世界の器に送る・・・・・・所謂転生を行うわけですが、貴方が異世界に転生した際、通常であれば記憶を消すのですが、今回は特別に、消しません。」


 ああそう、まあ、ありがちですな。


 「ありがち・・・・・・ですか。ああ、そういえば貴方方の世界には、異世界転生や転移をモチーフとした話がありましたね。予備知識はバッチリということですか。」


 ラノベの知識まであるのか・・・・・・はぇ~すっごい。


 「これでも一応は天界人ですからね。それで、記憶は残るのですが、なんと、今回はそれだけではありません。実は、もっと特典が付きます。」


 あっ・・・・・・ふ~ん。

 テンプレだなぁ。


 「詳しい説明は・・・・・・あちらに行けば分かるので要りませんね。はい! では転生五秒前、四、三」


 え、ちょっ、おまっ・・・・・・


 「一、はい!」


 カウントダウン終了と共に、俺の視界はブラックアウトした・・・・・・・・・・・・。



テストが近いので不定期になってしまいますが、どうかよろしくお願いいたします。

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