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思い付いた話

一つ

作者: 雨森しと

星が…欲しい

昔、星が大好きな少年がいました。いつも夜空を見上げては、あの綺麗な星を手に入れたいと思っていました。

ある日、少年は神様に頼みました。

「あの夜空に輝く綺麗な星を一つ、ください」

神様は一つくらいなら、と少年に星を一つあげました。

少年の手の中にきらきら輝く星が一つ。

「ありがとうございます、神様」

少年は神様に感謝しました。

次の日、少年は友人に星を見せてあげました。綺麗でしょ。

それを羨ましく思った友人は、その日の夜、神様に頼みました。

「俺にも一つ、星をください」

神様は一つくらいなら、と友人に星を一つあげました。

友人の手の中にきらきら輝く星が一つ。

次の日、友人は妹に星を見せてあげました。綺麗でしょ。

そうしてそうして。

皆の手の中にきらきら輝く星が一つ。

あんなに綺麗だった星空は真っ暗になりました。

「あ、流れ星」

わぁ寒い

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― 新着の感想 ―
[良い点] 星を手に入れた『皆』は幸せなのでしょうか?不幸せなのでしょうか? 面白かったです。自分も星が欲しいです。わぁ寒い
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