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妖精は薔薇の褥で踊る  作者: うさぎのたまご
二章 薔薇は雨降る夜に狂い咲く
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選ばれたもの

「ぅ、んー」


 馬車の振動に合わせてガタガタと揺れる景色、前世も合わせて初めて見る光景にフェルニアは唸っていた。


 外には辛うじて衣服と呼べるものを着た人や、泥水を啜る人、身体を丸めて道に座り込む人、皆総じて虚ろな目や荒んだ目をしており、生気と言うか……生きる気力が感じられない。


 あまり見ていて楽しいものではなく、フェルニアは車内にあったカーテンをゆっくりと閉じた。


***


――あの後、あぁ、アルが自分の足を舐めた時、奴隷市場にフェルニアが行きたいと言ってから1ヶ月が経った今日、生まれて初めて馬車に乗って移動し、そこに向かっているのだが、最初は普通だった景色が次第に微妙なものになっていった。


今ならレオンがカーテンを閉めようとした理由も分かる。


 小さく目を伏せると、隣に座っているアルの顔を見る。

 本当は、連れて来たくなんてなかった。


 今から行くところはアルトレルがいたところと大分質は違うが同じ奴隷を売る所なのだ。アルだって見たいものではないはず、そしてそれ以上に自分がアルを外に出したくなかった。


 本当なら逃げられないように両手両足をリボンで拘束し、大きな箱の中に閉じ込め、自分以外の誰にも触らせずに見せたくないほどだ。……もちろんアルが望まないと分かっているからそんなことはしないが、時たまあの檻を再利用しようかと考えるときもある。


 今回連れてきたのはひとえにアルが珍しく粘ってきたからだ。


 ……この間アルがあんなことをしたのにはちゃんとした理由があった。

何故かは知らないが、自分に奴隷市場に行ってほしくなかったようなのだ。最終的にはアルも連れて行くことで収まったが、今までにないくらい頑張っていた。


 何度かフェルニアが面白がって奥に入れたため、噎せそうになり、涙目になりながらそれでも足を離さず一生懸命、行かないでと繰り返すアルトレルに心が動かなかったわけではない。『何でもするから』という言葉も大変魅力的だった。が、それとこれとは話が別だ。


 無理だと言って立ち上がろうとしたが、アルが足を離してくれずに困った。それどころか無理だというたびに一生懸命になる。


 可愛かったのでアルがやりたいならいいかな、とそれを続けていたのだが、ここで疑問が浮上した。


 それは……楽しいのだろうか?

 確かに、フェルニアがアルトレルの指を口に含むのはとても楽しいし、好きだ。


 でもそれは自分がアルのことを好きであるのが前提として、知らない人のなんか触りたくもない。ましてや足は言うまでもなく。


 じっと見ていてもアルが何を考えているのか分からなくて、アルトレルがフェルニアの足を舐めて楽しいかも全く分からない。というか楽しそうじゃなく苦しそうだ。


 どうしていいか分からずに固まっていると、レオンが来て助けてくれた。それからのことはちょっとぼんやりとだが、確かレオンが足を軽くふいて靴を履かせた後に……ええと『兄さま、姉さまが欲しいのは、耳と尻尾があって全身が毛におおわれている犬という名の動物です。人じゃないです。……そうですよね。姉さま』とか言っていた気がする。


 ちょっと笑顔に力が入っていたような気がしないでもないが、それを聞いてアルトレルも少し落ち着いたので良かったと思う。


 そして、そこまで来てようやくフェルニアは『犬』と言うのが何か別のものに誤解されていたのだと分かり、ちょっと怖くなった。


 父様が渋り、アルトレルがあそこまでしてやめてほしいという生物はいったい何なのだろうか? ……もしかしたら耳も尻尾もない全身ヌルヌルの生き物でもこの世界では犬と呼ぶのかもしれない。


 そんなもの……曲がりなりにも乙女ゲームの世界なのにあってもいいのだろうか?


 今まで、特に食文化やそういうものに奇抜な発想を感じたことはないのだが、まだ全部を知っているわけではないし、出来れば知りたくもないなと思ってしまう。


 ……。


 そういえば、この世界は人物や背景が同じなだけで、ゲームの中身は自分がいなかったらこうなった『未来』で、フェルニアが生まれた今どうなってもおかしくないらしい。


 一人一人の意思もちゃんと存在し、規定通りのイベントが起こらない場合も、また想定しないイベントが起こることもあるのだとか、しかも持っている知識が十分じゃない。……実際、エリクセルが何の呪いにかけられているか、アルトレルがどうしてこの大陸にやってきたかなどは全く分からないのだ。


 しかも常時『記憶』しておかなくてはならない。


 好きな時に引っ張り出せるとかではなく記憶、だ。つまり忘れたら何の意味もない。


 しかもいろんなことを思い出すときに脳に負担がかかるせいか、偶にひどく痛む。その時何をやっていたか忘れた時もあって、副作用といえばしょうがないのかもしれないが、もう少しどうにかならないものだろうか。


 そしてそこまでして思い出したものは、いつもくだらないものばかりだ。


 前世で印象に残ったものがぼんやりと浮かぶだけで、何の実用性もない。食べ物や文字などは最初から思い出せたのだが、自分が何をどうしたのかが全然分からない。どこに住んでいたのかも家族がどうだったのかも何も……偶に思い浮かぶ光景も白い部屋ばかりで、自分を拘束する男がどんな顔をしていたのかも分からない。


 まぁ、分からなくて良かったのかもしれないが、似たような顔を見つけた時に吐くかもしれない。


 そうっとアルトレルの顔の輪郭を掌でなぞり、気持ち悪い記憶を振り払おうとぎゅっと抱き付いて、胸の所に顔を擦りつける。


「……ぁ」


 耳元に顔をよせてふぅーと息を吹きかけると、ぞくりとしたのか小さく震え、腰に回されていた手に力がこもる。


 こつりと額を合わせると幸せな気分になって口元が緩んだ。


 実はさっきからフェルニアはアルの膝の上にのせてもらっていて、腰の所を腕で固定してもらい、向き合っている形だ。最初はこんな体制ではなかったのだが、乗って暫くするとガタガタ揺れる馬車に擦られて身体のあちこちが痛くなってしまった。それで少しでも揺れを軽減しようとアルの膝によじ登ったのだが、流石に足が痺れて辛いだろうと腕を外して隣に座る。


 そしてレオンから聞いた話なのだが、普通、公爵家が使う馬車はよほどのことがない限り揺れないらしい。今回は奴隷市場という評判があまりよくない所に行くので、身分を子爵と偽っていると、だから馬車もそれに合わせているらしい。

が、もうちょっとどうにかならないかと思えなくもない。


中にはクッションがいっぱい置いてあるのだが、揺れを緩和させるのにも限界があるし、ましてや3時間くらいは揺られているため、関節というか骨にすごく響く。


……痛い。


「姉さま?」


 向かい側に座っていたレオンが不思議そうな顔をしたが、気分を紛らわせようと気にせずにもう一度カーテンを開けると、外には籠を持った女の人が小さい子供を足蹴にして何か怒鳴っていた。


『役立たず』『一つも売れない』『帰ってくるな』


 部屋から出られないため、暇をつぶそうと覚えた読唇術だ。


 これで窓から見えるメイドたちの口の動きを読んでいたのだが、大体はどこぞのメイドと下働きがくっついたとか、誰それが解雇されたとかそういう話ばっかりで少しも面白くなかった。当人のことを知っていれば面白いのかもしれない話も、中の人物が分からなければ自分にとってはただの意味の解らない文字の羅列にしか聞こえない。


 そんなこともあって、最近は全然活用してなかったので、部分的にしか読み取れなくて苛立つ。眉をよせると、あぁと納得したようにレオンが頷いた。


「気になるんですか」


 少し暗めのどこか遠いものを思い出すような声に振り向き、微笑というには仄暗いそれに違和感を覚えると「子供はある意味親の奴隷ですから」と返されて言葉に詰まった。


 レオンの身体の傷と軽すぎる体重、何をされていたかは一目瞭然だが、その痛みまで理解することはできない。


 かといって同情するというのも出来そうになかった。

 多分レオンはそういうのを嫌う。


 飢えも、実の母に叩かれ、罵倒される痛みも体験したこと無い自分が、辛かったね。大丈夫だよ。と言っても全く心に響かないばかりか、下手すれば煩わしいだけだ。


裕福な人間に貧しい人の気持ちが分からないように、また、痛みを知らない人間が他者の痛みを理解できるはずもない。


 フェルニアが考え込んだのが分かったのか、レオンははっとしたように首を振って、取り繕うような笑みを浮かべた。


「すみません。つまらない話を……」

「つまらなくなんかないよ」


 だが、自分が今まで生きてきたことすらつまらないと否定するレオンの言葉を思わず遮り、きょとんとしたレオンの顔を見て少し後悔したが、白い頬がぽぅっと赤くなって小さくはにかむと安堵した。


「ありがとう、ございます」


 本当に嬉しかったみたいで目元がふにゃんとなっているのは、少し可愛いかもしれない。


 それにフェルニアはアルの毛先を弄んでいた手をとめると、軽く頬を撫でて手を離し、もう一度窓の外へと目を向けた。

 ――……馬車が止まったのは、それから数分後のことだ。



****************************




「……」


 揺られ続けていたせいで若干プルプルする足に力を込めて立ち上がると、馬車の外で待っているレオンの手に自分の手を重ね、下りるのに躊躇った。


 何故なら馬車を下りるときには普通、小さな階段みたいなのを地面に置いて、それを利用して下りるものなのだと聞いていたのだが、なぜか置いてない。乗る時は父様が抱き上げてのせてくれたので必要なかったのだが……。


 レオンとアル、二人ともひらりと普通どころか美しいともいえる所作で下りて行ったので、自分も下りるぐらいはできると思ったのだが、予想以上に地面が遠く、靴の踵が少し高いために足を捻りそうで怖い。


 少し迷ってレオンの手を握ってない方をアルトレルに伸ばして、手招きするとかがんで首に手を回す。


「アル」


 意図を察したアルトレルが抱き上げて地面に下ろしてくれて、ほっと息を吐いた。


 暫くというか、帰りも乗らなくてはいけないのだが、あまり乗りたいものではない。


 いっそのこと帰りは父様の転移魔法で屋敷につけないかとも思ったが、広範囲の移動はいろいろ制約がつくし、魔力を大幅に失うそうなので使ってくれないと思う。


 ふわふわと地に足がついていないような、どこか違和感が付きまとう足取りで2、3歩進むとよろけてアルに支えられた。


 お礼を言おうと横を向いたが、ぱっと手を離されて首を傾げる。


「ぁ……あ」


 口を開けたり閉じたり、落ち着きなく視線を彷徨わせるその顔はどこか青い。


「わる、い」


 わるい。とは不用意に触ったからだろうか。


 どちらかというとアルが支えなかったらフェルニアは転んだので、そちらの方が謝らないといけない気がするのだが……、寧ろ今は自分がアルにお礼を言うべき場面のはずだ。


 気にしない時は気にしないのに、時たま発作のように怯えるアルの様子も最近では慣れたもので、いつものように頭を撫でて悪くないよと言おうとしたが、その前に父様が近づいてきて言葉を飲み込んだ。


「フェルニア?」


 アルの耳元あたりに添えた手を見て、すぐに顔を赤くしてふいっと逸らす。


 確か父様は女性経験が豊富という設定だったのだが、これくらいで赤くなるなど大丈夫なのだろうか。


 ……そういえば馬車の中でも赤くなったり青くなったりして、最終的には馬車でなく自分一人、馬で移動することにしていたな……。あの時は馬車酔いで気分が悪くなっただけかと思ったが、実際はそういう事情があったからなのかもしれない。


 不安そうな顔をするアルトレルに小さく微笑み、頬に手をあて、そのまま肩をなぞって手首まで撫でるように下ろす。冷えて微かに震えていた手をぎゅっと握るとアルトレルの身体にこもっていた力が少し抜けた。


「はい」

「えっと。案内人を紹介するからこちらに来てくれないかな」


 困ったように首を傾げなら言う。

 そんな言いかたしなくても、一言「来い」と言えばいいものを……。


「……分かりました」


 ぼんやりとそう思いながらアルの手を引いて父様の元に近づく。

 連れられて行った先にはレオンと一人の男の人、琥珀色の腰まである長い髪の毛が印象的だ。


 その人は商人らしく……と言えばいいのか、フェルニアの全身を舐めるように見てくる。特に髪と顔、目が合うと生理的嫌悪を感じてしまいそうで、直前でとっさに視線を案内人からアルの方へと移した。


 こういう視線の人は嫌いだ。

 あの時のことを思い出す。


 視界の隅に映ったレオンも品定めされた後なのか、冷ややかに、不愉快そうに案内人を見ている。


「吸血鬼、ですか?」


 だけどその仕草で気が付いたのだろう。

 フェルニアを見ていた目がアルトレルにぴたりと固定され、戸惑ったような声を出す。


 まぁ、ここでは子爵……大まかに分けて五階級の貴族の中では第四位、けして高い地位の者ではないことになっているので無理もないだろう。


 ちなみにこの国の身分を上から説明すると、一番上が国王、次に王妃、王太子、王族、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵、商人、騎士、平民、奴隷、亜種族と言うことになっている。


 だからと言って、身分が高ければ権力も強いわけではない。実際、今の王は皇太后の実家、王にとっては叔父にあたるブライアント侯爵の言いなりになっている。


 細かく説明すると公爵の地位は王と血のつながりがあるものしか貰えず、大体は一代か二代で取り潰しになるし、更に高い確率で兄弟であるものが王座に座る時に排除されるので数が極めて少なく、特権も多い。


 つまり貴族の中では一番くらいが高い。


 侯爵は多くが何代も続いた古い家系で、こちらも公爵ほどではないが数が少なく、貴族の頂点と言っても過言ではない。平たくいうと公爵よりも地位は下だが、社交界を取り仕切っているのは彼ら侯爵家。


 そして伯爵、ここまでが高位の貴族と認識され、王宮の舞踏会に出ることが出来る。


 子爵や男爵は大体が小金持ちか爵位をお金で買った人たちで、もう既に没落しているものも多く、王宮には年に二回の大きなものに義務として呼ばれるだけ、騎士や高官として出入りすることはできるが、舞踏会などのものにはよっぽどのことがない限り出られない。


 理由は王太子の花嫁選びが原因となっている。王太子に嫁ぐには最低限の教養と魔力の高さ、それなりの容姿が求められるからだ。それをかなえ備える女性は、伯爵家以下では普通考えられない。


 まず教養、ダンスや礼儀作法はともかくとして5ヶ国もの言語を覚えなければいけない必要性があるのは伯爵まで、魔力もこの国では魔力の強い女性が結婚相手――つまるところ後継ぎを生むのにふさわしいとされるため、家柄が高ければ高い程、魔力が高い。


 よく物語で貧乏男爵家のお嬢様や平民が王子様と結婚する、などあるが、化粧品は高いし、お風呂だって平民は水浴びだ。生まれた時綺麗でも肌はがさがさになると思うし、仕事もしているので日に焼けて白いはずもない。ストレスで老化……容姿が衰えるのだって早い。


 正直……かなり厳しいと思う。


 肌とかが荒れていると他国のものに経済力を疑われかねないし、取りあえず化粧品を使っていれば、平均基準まではいくだろうという考え。

ということで伯爵家以上しか普通の王宮の舞踏会には呼ばれない。勿論中には例外もあるが……。


 ちなみにこの爵位、子爵までは平民でもお金があれば買えるし、特定の条件を満たせば伯爵家も買える。お金を払わなくても功績を立てれば賜ることも出来る。


なので、貴族の身分の次は商人となっているが、儲かっている所はすでに爵位を買っているので、残りは特に儲かっていない小さな商会ぐらいだ。

 値段は……分からない。


金貨何百枚とかあったが、金貨一枚がどのくらいあの価値か分からないので、安いのか高いのかよく分からない。まぁ、安かったら誰にでも変えるし、小さな商会も買えるので、多分高いとは思うが。


 ……後でレオンに訊いてみよう。


 そんなことを思いながら正面を向いていたアルの顔をぐいっとこっちに向かせる。


 慣れているのか、奴隷商人に凝視されてもアルトレルは眉ひとつ動かさなかったが、逆にそれが気に障る。


過去にアルをこんな目で見た人がいるのだ。


時間でも戻さない限りどうにもできないし、酷く理不尽だという自覚もある。アルが相手を見ていないだけまだいいが、見つめ合っていたりしたらちょっと相手の目を抉り取りたくなるかもしれない。


「……失礼、子爵、家のかたですよね」


 眉を寄せて聞く男、その目には明らかな疑いが滲んでいて、どうしたものかと思っていると、父様が近づいて何かジャラリと音のしたものを渡した。 

「そうだよ。……これ以上の詮索は控えてもらえるかな」


 こちらに背中を向けているので、何を渡したかは分からないが、渡したものが見える位置にいるレオンが別段なんの反応もしなかったので、おかしなものではないのだろう。


 効果はあったらしく、案内人は黙りこむ。


 そのまま二三、言葉を交わすと彼はにっこりと笑った。


「はい。分かりました」

「行っておいで」


 父様は別行動をするらしく、そのまま近くにいた男の人と行ってしまう。


「姉さま」


 いつまでも動かないフェルニアを不思議に思ったのかレオンが歩いてきた。

「どうかしましたか?」


 きょとりと首を傾げるその仕草は、どこまでも幼く可愛い。


「……うんん。何でもないよ」

 だから、


 ……さっきの音、お金がこすれ合う音に聞こえたのはきっと気のせいだ。





貴族身分の制度はこんな感じかなぁといくつかの資料を参考にしたものです。大体はあっていると思いますが、全部正しくはありません。

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