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エルベレス@ダンジョン  作者: みっと
一幕 謎と、嘘
13/40

間章 夢


僕は、夜が嫌いだ。


僕は、寝るのも嫌いだ。


いや、違う。僕が嫌いなのは、夢だ。


この身体は、眠りを必要としない。

それでも昔は、僕も目を瞑って空想にふけることが多々あった。


そう、あの日までは。


目を瞑るたびに脳裏に浮かぶ、何十年も前の記憶。あの恐怖に満ちた目、鮮血の匂い、真っ赤に染まった床。


これは、僕の記憶だ。きっとこれは夢とは呼べない。


今でも覚えているのは、大切な人を守れなかった無力さと、無実の人をああも無惨に傷つけた “あいつ”への怒りだけ。

忘れない、あの後ろ姿。長い金髪、手に握られた大きな戦鎚に、2本の剣のクロスの紋章の鎧。

そして、深海を覗き込むような、あの、瑠璃色の瞳。


あと、それとは別の、血の記憶よりもさらに昔の…何もかもが存在しない、冷たい『無』の記憶。


だから僕は寝るのをやめた。


だから僕は、眠れない。


だけど、君は本当に幸せそうに寝る。そんな君の安らかな寝息を聞くたびに、僕は考えるんだ。


…君は一体、どんな夢を見ているんだろうか。


ってね。


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― 新着の感想 ―
New character, hmm. His pov regarding dreams is quite interesting, speaking of dreams, Mi. Recently …
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