表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生者達がいく異世界学園  作者: ルセイ
第一章 転生者達
9/31

9話 魔力測定2

「驚きました・・・まさか、魔力量カンストを見ることができるとは・・・文句なしの最上位クラス・・・じゃなかったら学園の方針がおかしくなりますね・・・」


試験官はかなり驚いている様子

驚愕しているのほうが正しいか

見たことがないと言うところから歴代の学園の生徒は魔力量カンストをしたことがないということか

入学生しか見たことがないなら無理もないけどね

最上位クラスに確定か

魔力量だけで判断しての話だが他のステータスも同じようなものだ

他の検査も同じようになるだろう

実際はどちらなのかは分からないがどうなんだろうな

とにかく、ここにいる必要はない、ミナスさんと合流する

ミナスさんはやっぱりそうですよね感を顔に出していた


「ミナスさん。やりましたよ」


「はい!素晴らしい結果でしたよ!旦那様!」


可愛い奥さんからの言葉で俺の顔は緩んで笑顔になる

やっぱり、大事な人から言われると嬉しいもんだな

親から褒められた時も同じ感じだ

でも、親に褒められた時よりも何だか嬉しい気持ちが溢れる

1番守りたい人だからか

そういうことか

どうしてこんなに笑顔になれるのか

それはミナスさんのおかげであることを

・・・遅すぎたな気づくのが

彼女と一緒なら今の自分が変わるだろう

人って誰かに影響されて変わることがあるからね

簡単に変わることはできないがそれは人それぞれ

変わる人がいれば変わらない人もいる

結果が悪くても変わらない人だっている

昔の俺がそうだったようにな

今は違う、彼女と一緒なら問題ないだろう


「ええ・・・ミナスさんが測り終わるまで待ちますよ」


「はい!旦那様との特訓で頑張りましたから!」


特訓とは何か

そう、俺はミナスさんに魔物の倒し方を教えていたんだ

最初は嫌だったけど自分の身を守るためには俺だけじゃできないかもしれないと言われてやることになった

必ず守りきれるわけではないのはなんか悲しいことだが彼女は俺を信頼している

だからこそ、自分を守るために他の人が犠牲にならないようにするために

自分で人を守るために強くなりたいとこと

そう言われたら俺でも止めることはできない

お義父さんでも止めることはできなかった

さて、どこまで行っているのか楽しみだ


「次の方、ミナス・オルトバルト」


「はい!行ってきます!」


そして、彼女は魔力測定をした

結果は


「・・・・・・2・・・2860・・・とんでもないですね・・・文句なしの最上位クラスになるでしょうね。とんでもない子・・・」


皆も驚愕していた

また光景を見るとはと思ったけど俺の時と比べて驚く顔が少ない

どうしてだ?

彼女の魔力量は普通の26倍なんだぞ?


「やりましたよ!旦那様!」


「すごいですよ。ミナスさん」


俺よりも成長早いね

ミナスさんは俺よりも才能がある

魔力量の増加がとんでもない数字に増加している

最初は100もなかったのに・・・数ヶ月でここまで成長するとは・・・

将来、俺でも止めることができない凄い人になりそう

これは冗談じゃないからね!


「次の測定に行きましょう。ミナスさん」


「はい!旦那様!」


俺達は次の測定の場所に向かった




「ほう?あの者達かなりの魔力量を持っているな。見たことがない数字だがあの地域に何か魔力量が多く生まれるようなことがあったとは思えないが・・・うむ、全くそう言う特殊な地域があるとは記憶していないな」


2人を見て呟いた金髪の男ーゼロ・エルドラ

エルドラ王国第一王子


「そうですね。アレほどの魔力量を持つなんて彼らは何者でしょうか」


輝く銀の髪の女性ー聖女アイナ

エルドラ王国の聖女

ゼロ王子の妻


「俺達と同じ"人間"かもな」


「!いやそれは・・・」


ゼロの言葉に驚愕して違うだろうと思ったアイナであったがゼロは続けて言う


「俺達が"転生者"であるように他に転生者がいてもおかしくない。あの女・・・ミナス・オルトバルトは違うかもしれないがあの男は俺達と同じ日本人だろうな」


「・・・その根拠は?」


どうしてそう思ったのか聞くと


「ふっ・・・転生した主人公が最強であるなんて展開はいくらでもあるからな。そう言う本を読んできた俺の知識から考えられること。他にも転生者がいるだろ。お前も同じ"少年漫画愛読者"・・・いや、異世界漫画を見てきた同志なら分かるだろう?」


周りの人が聞こえないように話すゼロに否定をしなかったアイナ

彼らはユアの正体が転生者であることを見破った


「そうなれば話しかける必要がありますね。私達と同じ"異世界漫画"を見てきた人間であることを」


何かおかしい方向性になっているが方針は決まった


「あの男に声をかけよう。何、問題ない。最上位に行けば会う機会なんていくらでもあるからな」


魔力測定の順番が回り、ゼロは魔力測定をする


「・・・816です。ゼロ王子様」


816

平均の5倍以上

最上位クラスに決定する瞬間であった


「・・・1024です。聖女様」


アイナは1024

軽く入学時の生徒の魔力量の7倍近く

同じく、最上位クラスに決定した瞬間であった


「さて、次の検査に行こうか。アイナ」


「ええ、分かりました」


2人は次の検査の場所へと向かったのだった

次回2月13日18時投稿予定

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ