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転生者達がいく異世界学園  作者: ルセイ
学園始まり始まり1日目
31/31

31話 クラス戦闘 6ー4 無効試合

「一旦ここまでにしよう」


2人が衝突しようとした時、先生は言う


「・・・何?」


「・・・ここからだろう・・・いや、これ以上の戦闘は危険か」


キョウはは?と顔を出す

それに対してレンはこれ以上戦闘をした場合の危険性を理解してやめた


「これ以上の戦闘は学園どころか王都を破壊してしまうからね。流石に僕でもこれ以上のことはやらせることはできない。2人とも本気を出していないとは言え、やりすぎるよ」


今の戦闘は何もしなかった場合、間違いなく、国が滅んでいた

俺や先生が動いて止めないといけないほどの


「やりすぎるどころか死人が簡単に出てしまうだろ。やりすぎるってレベルじゃないだろ・・・」


国が滅ぶぞ


「お前らはやりすぎ。聖女と王子すらここまでやらないぞ」


「そうだな。済まない・・・やりすぎた」


「王子の方がやりかなんについては否定しないな」


「旦那様流石ですね」


「俺が異常な人間だと思われているについてさ。喧嘩売ってんの?」


2人は納得し、ミナスは赤くなり、は?と意味が分からんと感じに顔を出している王子

ここまでの戦闘は体験したくないものだ

全く・・・


「旦那様ならここまでのことできますか?」


「無理だろ」


勝てるけどここまでの魔法は使用したくない

やりたくないだけでできるが・・・


「少なくともここまでの異常性のある戦闘はしたくない」


蹂躙するだけでいいだろうとは思っている

やりたくないと言う気持ちが高いだけ

それはあくまで言い訳だが人を殺すほどの精神はこの世界には必要な力

日本と違って人の命なんて軽い

感性の問題だが・・・世界が違うだけで変わることは多いと言うこと

これが異世界ってわけだ


「そんな経験なんてこれからもないなんては思わないけど体験はしたくないね」


いつか来るだろうとは覚悟している

俺はミナスを守るためにこの力を使う

彼女を傷つける奴は殺す気でいく

そうじゃないと甘いと言われるのがこの世界だ

15年・・・転生して15年生きた俺の答えが日本では異常と言われるだろう結論

それは守るために使うものか私欲のために使うか


「さて、今日はここまでにしよう。明日からは別の戦闘をすると決めるよ。早めに決めたいけど今回のようなマッチは危険であることが分かったからね。3日間に分けてやることになる」


先生はそう言った

まあ、そうなるだろうとは思っている

今回の戦闘はあまりにもヤバいどころか国が滅ぶ可能性がある

王子と俺の結界なら問題はないと思うがそこまで戦闘をしたら学園どころか王は黙っていないだろうし

やれやれ・・・転生して強くなった

最強になったと思ったが思ったよりもこの世界はハードルが高い

キョウ、レン、ゼロを代表に普通の人間とは思えない力を持っているということがわかった

怖いものだ全く・・・


こうしてクラス戦闘は終わった

2人の攻撃の余波でほぼ全員が気絶したことによって今日の授業は終わってしまった

結局、一回しか戦闘をしなかったがまあ、その分ミナスと一緒にいる時間が増えるから俺からしたらこれ以上の問題が起きないように願うくらいのことを


「おい、俺が異常な人間だと思ってんかよ」


「そりゃそうだろ。なんだよあのロボ、どこで作ったんだ?」


「そんなもん王城で製作したに決まっているだろ。俺はこういう兵器には製作できる才能があるんだよ」


「兵器と言っている時点でやばいことをしているのだと自覚してくれよ。王子」


「ふっ魔王より化け物だと言われたお前には言われたくないな」


「お前の方が魔王だろ。世界に産業革命なんてやめろよ。産業革命になったらとんでもない死者を出すからな」


「地球であるまいし・・・そもそも、この世界は魔法があるからならんだろ。回復魔法とか水魔法も使える。水質については"歴史“を知っている俺達が対策しれば問題ない」


「日本みたいに少子高齢化社会になったらどうする?」


「数百年後の世界なんて想像する必要があるか?今を生きることを大切にするんだよ」


「はあ〜・・・そう言っているから政治家が今を生きるために未来を考えていないんだろうな」


やれやれ・・・どの世界も発想は同じか

人を助けるなんてなんでそんなことをしないといけないとか言って反論しても動かない

それ相応の態度を見せろと言うだろう

なら、最初からやるなと文句を言いたいところだ

日本人って我慢強いからな

一揆が全然起きないどころかないんじゃないのか?と言われるくらいに我慢強いからって好き放題する上の人間の考えはわからん



とある裏道では


「・・・・・・今の余波はなんだ?」


「知らんがな。手を出せば間違いなく、我々が死ぬと断言はできる」


「くだらぬものだな。ふふっ・・・」


とある集まりをしているようだった


「やれやれだぁ・・・我々の計画が失敗するかと思ったわぁ・・・っでどこまで進んでいる?」


「そうですね・・・あと3日経てば完了かと」


3日

この時間の間に何かをしようと企んでいた

王都に潜む何かが動く残りの時間


「ふむ・・・どうされたもんで?」


また1人と増える


「エルドラ王国を滅ぼすまでの残り3日・・・我々が動く残りの時間・・・さて、どんな恐怖が人間どもが怯えるのか・・・」


「・・・・・・」



満月の日まで残り3日

3日後、王都に大事件が起きる

転生者達が体験する初めての事件が起きようとしていた

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